さあ、大河原メカの時間だ! 「太陽の牙ダグラム」のコレクターズシリーズ“ビッグフット”(童友社)を、昭和の心で組み立てろ!【80年代B級アニメプラモ博物誌第26回】

2022年09月23日 11:000

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秋といえば、まずサンマ。そして、何と言っても「太陽の牙ダグラム」でしょう! 「ダグラム」のプラモデルでしょう! 「ダグラム」のプラモデルとくれば、童友社でしょう!!
やや強引に話題が展開しているが、「ダグラムのプラモ=童友社」……決して間違いではないんだぞ! この記事(https://akiba-souken.com/article/51772/)を読んで!!
ただ、この記事で取り上げられているのは、旧・日東科学のキットであり、童友社から「コレクターズシリーズ」と銘打たれて復刻された今回のピッグフットは、タカラの発売していた「ビギナーズコレクション」なんだよね……実は、2年前にもブッシュマンを取り上げてるよ(https://akiba-souken.com/article/47293/)。ほらね? やっぱり日本の秋は「ダグラム」プラモ、童友社の復刻版プラモなんだよ。

▲ 童友社版のお楽しみは、名場面シールが付いてくること。これはタカラ時代になかったオマケのはずだが、「おっ! 名場面シールが付いてる! シールが付いてるなんてお得だな!」と、箱からの情報だけで買う人いるんだろうか……?

でも、「前回のブッシュマンの名場面シールは、たしかクリンでしたよね」と、話のネタにはなるんだ。以下、担当編集氏との会話。
「ダグラムってさ、ヒロインがちょっとね……」
「頬のこけたヒロインばかり……デイジーでしたっけ?」
「あと、女戦士がいたでしょ、キャナリー。でもね、もうひとり、頬のこけてないかわいいキャラも出てたんですよ。たしか、リタっていう名前で」
「おっ、そのリタですよ!」

▲ これ、ヤラセじゃなくてリタの話をしていたら、本当にリタのシールが出たんだよ! やっぱりかわいいな、リタは。袋の「できるだけ集めてみよう」という言葉が謙虚でいいよね、「コンプリートしよう」じゃないんだね

「でも、リタって死んじゃうんでしたよね。ほら、シールの裏にも書いてある」
そうだっけ? あ、本当だ……。っていうかねえ、せっかくヒロイン不足の「ダグラム」に、おっぱいもバンバンにでかい、ヘソまで出して踊ってくれる明るい女の子が登場したのに、殺すことないだろう……しかも、声が私の大好きな川浪葉子さん(「装甲騎兵ボトムズ」のココナ役)。いや、リタが死んでココナとしてよみがえったと思えば、それほど悲しくもないのか?
おっと。ヒロインの話になると、つい歯止めがきかなくなってしまう。正気に戻って、ビッグフットのランナー群へ視線を転じてみよう。

▲ やっぱり、この寸胴のボディが前後に分かれていて、足の付け根がスカート状に広がっていると、「……お、大河原先生ッ! 感謝ッ!!」と心の奥底から元気が出てきます。腕は一体成型でヒジは動かないけど、でも、この思いきりのよさが快感なんだよね

▲ 頭部は透明キャノピーすらなく、豪快な左右分割……と思いきや、華奢なアンテナのパーツも見える。そればかりか、細長いランナー2枚に、ミサイルポッドなどのちまちました細かいパーツが彫ってあり、これ結構お得なキットなのでは?

ひさびさのビギナーズコレクション、ぼんやりと「関節も曲がらないし、手足を胴体でサンドイッチして終わりだったよね」などと勝手に思い込んでいたので、この繊細なパーツ類には驚かされるというか、正直ちょっと面倒なような……。でも、今回はこの面倒くさい小パーツ群が、最後にいい仕事をしてくれた。まず何はともあれ、ニッパーを握って組み立ててみなくては始まらない!

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関連作品

太陽の牙ダグラム

太陽の牙ダグラム

放送日: 1981年10月23日~1983年3月25日   制作会社: サンライズ
キャスト: 井上和彦、田中亮一、銀河万丈、山田栄子、梨羽侑里、緒方賢一、鈴木清信、千葉繁、小宮山清、宮内幸平、仁内達之、蟹江栄司、屋良有作、高島雅羅、川浪葉子、山内雅人
(C) サンライズ

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