「機動戦士Zガンダム」といえば、ジェリドの愛機「バイアラン」! 400円の低価格キットを組んで、君もジェリドになろう!【80年代B級アニメプラモ博物誌】第7回

2021年01月23日 12:000
「機動戦士Zガンダム」といえば、ジェリドの愛機「バイアラン」! 400円の低価格キットを組んで、君もジェリドになろう!【80年代B級アニメプラモ博物誌】第7回

前回は「特装機兵ドルバック」のパワードアーマーなどに手を伸ばしてしまったので、今回はロボプラモの代名詞であるガンプラ! ガンプラを取り上げれば、この連載の認知度も広がるはず……広がるよね? だってガンプラだよ!?
でも、やっぱり連載タイトルは“B級プラモ”だからね。「機動戦士Zガンダム」のジェリド・メサの愛機「バイアラン」を選びました(1/144では発売されず、1/220という低価格帯でのみキット化)。
で、ついでだからバイアランの初登場回を見直してみたら、第36話「永遠のフォウ」。……え? フォウ・ムラサメが死ぬような重要エピソードに出てくるの?

▲ 説明書には機体解説のページがあり、ジェリドの立ち姿もカラーで刷られている。この男も何度かモビルスーツを乗り換えてはいるが、あまり「ジェリドの搭乗機はぜんぶ集めよう!」という気持ちにはなれないところが面白い

第36話では、カミーユがキリマンジャロのティターンズ基地に潜入してフォウと再会して一緒にコーラを飲んだりしてイイ感じになるのに、ジェリド(負傷して松葉杖をついている)に見とがめられてしまう。その結果、フォウの乗ったサイコガンダムの操縦席をジェリドの手違いでバイアランが刺し貫いてしまうのだから、やっぱり「Zガンダム」の不条理さはすごい。初代「ガンダム」の比ではない。
そのシーンの前にジェリドは雪山で、カミーユに崖下へ投げ落とされるんだよね。松葉杖ついてるのに、もう容赦なく。で、怒ったジェリド(崖から落とされたぐらいでは死なない男)が「モビルスーツだろう? 動けばいいんだ。動きさえすれば」と投げやりなセリフとともに無理やり乗り込んだのが、まだ整備中だったバイアラン。
あげく、うっかりフォウをビームサーベルで刺し殺してしまうんだから、「バイアラン、かっこいいよね!」とは素直に喜べない気もするが……とにかくキットの中身を見てみよう。

▲ ランナーを見て最初に「?」と思うのは胴体のパーツだ。両肩にエンジンユニットが付いていて、肩幅が広いのがバイアランの特徴ではあるが、エンジンユニットは可動しないの? この部分から動いたほうがダイナミックなポーズをとれそうだけど……

▲ では大雑把なパーツ分割のキットなのか? というと、バーニアノズルや排熱フィン的なディテールは別パーツ化されたうえ、内側にまでモールドが入っている。意外と気合いの入ったキットのようだ

▲ そして、ポリキャップ付き! 1/220シリーズは廉価版のようなスナップフィットもあるけど、キュベレイやメッサーラはポリキャップで関節可動する接着剤必須のキットなのです。バイアランは、かなり優遇されているように見える

バイアランの設定全長は23.1メートル。極端に大きなわけではないが、1/144 ガンダムMk-IIが500円だったので、脇役メカを低価格に抑えるには1/220という新スケールを設定するよりなかったのだろう。

▲ 組み立て説明図の塗装指示。ランナー×3枚、ポリキャップで構成されていることがわかる。パーツ点数は約50個、ポリキャップはほかのキットとの兼用らしい

1/220スケールで最初に発売されたのは「メッサーラ」(400円)。1985年9月のことだ。11月に「アッシマー」(300円)、12月に「ガンダムMk-II」、「リック・ディアス」、「Zガンダム」(各300円)が発売されたので、モビルアーマーとモビルスーツを300~400円で揃えられるのが1/220シリーズの売りであったことがわかる。
ただし、1/144でも発売されているモビルスーツたちはスナップフィットで可動個所も乏しいのに、1/220のみ発売の可変モビルアーマーやキュベレイ、このバイアランはポリキャップ使用でやたら凝っている。その仕様のチグハグさこそが、80年代ロボプラモの面白さでもあるんだけどね。では、ジェリドがフォウを殺した運命の機体、バイアランを組み立ててみようか!

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機動戦士Zガンダム

機動戦士Zガンダム

放送日: 1985年3月2日~1986年2月22日   制作会社: サンライズ
キャスト: 飛田展男、池田秀一、松岡ミユキ、岡本麻弥、鈴置洋孝、井上和彦、島津冴子、藤代佳代子、郷里大輔、榊原良子、小杉十郎太
(C) 創通・サンライズ

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