三本脚メカはイデオンだけじゃない! アオシマ製1/144ディラノスは「魔境伝説アクロバンチ」におけるシャア専用ザクである!?【80年代B級アニメプラモ博物誌第18回】

2022年01月30日 11:000
三本脚メカはイデオンだけじゃない! アオシマ製1/144ディラノスは「魔境伝説アクロバンチ」におけるシャア専用ザクである!?【80年代B級アニメプラモ博物誌第18回】

さて、今回とりあげるのは、「魔境伝説アクロバンチ」の敵ロボ「ディラノス」。以前に、ペンネームで総監督を担当していた四辻たかおさんにインタビューしたこともありました(https://akiba-souken.com/article/47766/)。
「アクロバンチ」放送の1982年5月といえば、前年秋スタートの「太陽の牙ダグラム」が快調にプラモを売っていた時期。「戦闘メカ ザブングル」も2月に放送スタートしてたけど、プラモデルの発売は7月なんですね。その4か月ほど後の1982年11月、この「アクロバンチ」の1/144 ディラノスが発売されました。同じ月には、大型サイズの1/100ディラノスも発売されている。翌月には、クリアメカ (内部メカを再現したモデル)として1/100ディラノスが発売。要するに、この三本脚の敵ロボは、計3種類も発売されていたのです。えらい力の入れようだ。

▲ 組み立て説明書裏面の「塗装設定資料」の下半分に刷られたカタログより。シリーズは1/144、1/100、1/72の3スケールで展開されていたことがわかる。そして、主役のアクロバンチと同格に1/100でも発売されていたのは、このディラノスのみ

大サイズと小サイズ、そして内部メカの再現モデルが発売されていたのだから、「機動戦士ガンダム」でいうとシャア専用ザクのような扱いだったことがわかる。まあ、「アクロバンチ」の敵メカ描写って「ワカメ影とハイライトの入った止め絵で、動きはスライド」「ビーム発射→ドロドロっと溶けるような凝った爆発エフェクト」がメインで、どのメカでも同じ印象だけど……でも、プラモデルとして新しい魅力が見つかるかもしれないよ? とにかく、箱を開けてみましょう!

▲ ちょっとだけバリ(樹脂が金型からはみ出した余剰部分)があるけど、ゆるやかなラインで外装がモールドされ、その隙間に、適度な間隔をあけて細かなパイプや関節軸が配置されている。かなり手慣れた印象を受ける

「伝説巨神イデオン」(1980年)に始まるアオシマの300円ライン「アニメスケール」は、箱だけガンプラを真似たように思われがちだが、大きな外装パーツとその間に散りばめられた関節パーツ、それらの疎と密のバランスが「ガンプラっぽい」。このランナー配置、なかなかよく研究してるなあ、と思うわけです。
……でも、「アクロバンチ」だよね。「アクロバンチ」って女性キャラの服が破れてオッパイが丸出しになったり、80年代中盤のOVAに繋がるようなハイティーン向けの描写が多かったよね……アニメ雑誌で特集していたせいか、エッチなシーンばかり記憶に残ってます。戦闘シーンにはそれほど作画枚数を使ってなかったように思うのだが、1982年のアオシマは、「アクロバンチ」の敵メカをどうプラモ化していたのか? 組む! とにかく組むのが、この連載です!

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魔境伝説アクロバンチ

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放送日: 1982年5月5日~1982年12月24日   制作会社: 国際映画社
キャスト: 柴田秀勝、若本規夫、野島昭生、三輪勝恵、杉山佳寿子、中原茂、倉川きよみ、加藤精三、大木民夫、麦人、大林隆介、弥永和子、玄田哲章、戸谷公次、塩沢兼人、森功至、広瀬正志、加藤正之、石森達幸、窪田等
(C) 国際映画社・つぼたしげお

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