頭のデカい悪役ロボは好きですか? 「機甲戦記ドラグナー」の1/144ゲバイ(バンダイ)なら、頭デカいよ!【80年代B級アニメプラモ博物誌第23回】

2022年06月18日 11:000

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ついに「機甲戦記ドラグナー」(1987年)のキットが、この連載にやってきた! 当時から気に入っていた「1/144ゲバイ」をオークションで落札した頃は、まだ再販セットなんて影も形もなかったんだよね。で、いざ今年4月に「ドラグナー」の再販セットが発売されてみたら、このゲバイは入ってないじゃないか! なので、華々しく当連載に登場ですよ。

▲ 説明図には「ガンダムセンチュリー」的な、ミリタリー&サイエンス系のくどい解説が続く。とはいえ、右上の「ダイン」(赤いヤツ)と並んだ正面図にはクールな雰囲気がある。組み立て説明図の正面図とも異なり、機体解説ページ用に描き起こしたみたいよ

1987年当時は、頭のデカい非人間的なメカとして、「ドラウ」というのも好きだった(今年の再販セットに入ってるよね)。でも、今回のゲバイは、なんといっても成型色がいい。ダークイエローだから、ミリタリックなんだよね。

▲ 腰の装甲版と銃。この時期になると、銃はペラペラに薄い一体成型が多くなる。「蒼き流星SPTレイズナー」(1985年)のように、金属製の重たい銃を標準化していたシリーズの反動なのか、とにかく「影絵かよ」と思うほど、銃は薄く成型されている

▲ そのいっぽう、400円という低価格帯なのにポリキャップとシールが完備。あと、手首の彫られたランナーの左上のタグを見てよ! 箱にも刷られていない「ゲバイ」のスカしたロゴ! うーん、やっぱり80年代プラモはいいね!

「ドラグナー」という番組は、番組企画当初は主人公ロボすら、円盤形の頭をした異色メカだったんだよね。結局はオーソドックスなフォルムに落ち着いたけど、煎餅みたいな頭の「D-3」や商品化されなかった「D-1」のオプションパーツに、初期コンセプトの片鱗が残っているよね。マンネリ化させず、常に新しいアイデアを投入しつづけた大河原邦男さんに敬意を表しつつ、ゲバイを素組みするとしますか!

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関連作品

機甲戦記ドラグナー

機甲戦記ドラグナー

放送日: 1987年2月7日~1988年1月30日   制作会社: サンライズ
キャスト: 菊池正美、大塚芳忠、堀内賢雄、藤井佳代子、平松晶子、勝生真沙子、小杉十郎太、島香裕、島田敏、竹村拓、カシワクラツトム、飯塚昭三、加藤治、島津冴子、郷里大輔、笹岡繁蔵
(C) 創通・サンライズ

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