【犬も歩けばアニメに当たる。】暗殺者は中学生!?　サツバツ触手学園コメディ「暗殺教室」の楽しみ方

2015年01月24日 11:000

犬も歩けばアニメに当たる。

企画記事

アニメコラム

主人公格の潮田渚は、ただの語り手にあらず！

生徒たちの中でも特異な存在なのが、水色の髪をした主人公格の潮田渚。情報収集が得意で温厚な、とても暗殺には向いていないと思える小柄な少年だが、第1話で見せたように、意外な度胸と行動力を秘めている。彼が暗殺の才能を開花させていくのは、渚自身にとって、また殺せんせーにとって、いいことなのか悪いことなのか？　まだ先になるだろうが、渚が活躍を見せるエピソードは、ストーリー上かなり重要なエピソードになるので見逃せない。

そもそも殺せんせーはなぜ、地球を破壊する前にE組の担任を買って出たのか？　「生まれも育ちも地球」と自称する殺せんせーの正体ともども、ストーリーの底を流れる謎となっている。

「殺せるといいですねえ」と生徒にほくそ笑む無敵の殺せんせーは、子どもたちにとって最高の教育者だ。生徒たちは暗殺技術を学びながら、普通の勉強も通常の試験もこなし、次第に明るくたくましく人として成長し、クラスの結束も次第に強くなっていく。

重要人物である殺せんせーをねらう暗殺者は、E組の生徒たちだけではない。学校の外からも、次から次へと暗殺者たちがやってくる。先をこされたら、生徒たちが政府からもらえるはずの成功報酬100億円はパーだ。外部の暗殺者に対し、E組の生徒たちがどう対応するのかも見ものだ。

殺し屋であるイリーナ・イェラビッチ、通称“ビッチ先生”など、マンガらしい突飛でユニークなキャラクターも次々登場する。生徒たちが成長するほど、戦いづらい強敵が現れるのもお約束だ。3年E組暗殺教室の日常と小さな事件を楽しみながら、生徒たちを見守ろう。あとはそう、貴重なイケメン枠の烏間先生もお忘れなく。

（文／やまゆー）