きっかけはHEROMANのフィギュアから。「ベイマックス」コンセプト・デザインのコヤマシゲト インタビュー!

アキバ総研 | 2015年01月01日 00:00
きっかけはHEROMANのフィギュアから。「ベイマックス」コンセプト・デザインのコヤマシゲト インタビュー!

映画『ベイマックス』(12/20公開)は、東京とサンフランシスコを融合したかのような架空都市“サンフランソウキョウ”が舞台の、ディズニー・アニメーション作品。

ひとりぼっちの天才少年“ヒロ”が、亡き兄が人々の心と体を守るために作ったケア・ロボットのベイマックスとともに、失ってしまったかけがえのない絆を取り戻し、危険を冒して兄の死の真相を探っていくという、勇気を描いている。

日本文化がリスペクトされた世界観の中、白くて丸い空気の詰まったボディでヨチヨチ歩きという、ベイマックスのロボット・デザインのコンセプトを担当された、コヤマシゲトさんに、お話をうかがいました。

 




――今回のコンセプト・デザインの話は、『HEROMAN』(2010年)がきっかけだったとうかがいましたが?

ええ、正確には『HEROMAN』のフィギュア(バンダイ製「ROBOT魂」)だったんです。ドン・ホール監督たち、メイン・スタッフが来日取材しているとき、秋葉原で『HEROMAN』のROBOT魂を見つけたらしく、たまたま、食事会でドン監督と会う機会があって、「秋葉原で面白いロボットのオモチャを見つけたよ」と『HEROMAN』のROBOT魂を見せられたんです。「そのロボットをデザインしたのは僕ですよ」と言ったら、「面白い巡り合わせだね!」とドン監督も驚いて。「じゃあ、何かあったら手伝ってくれない?」「ええ、もちろんですよ」と、そんな話をして別れました。そうしたら後日、本当にディズニー・スタジオから連絡が来て「ぜひやりましょう」という話になったんです。

 ――『HEROMAN』の後ですから、3~4年前ですか?

アニメの放送後ですから、2011年だったと思います。リーマンショックの影響などがあって、『HEROMAN』は北米では放送されなかったんです。当然、ソフトも発売されていなかったので、北米では『HEROMAN』を知っている人も少なくて。ですから、ドン監督は何の先入観もなく、「面白いオモチャが売っているな」と、デザインだけをみて手に取ってくれたわけです。アメリカ人の感覚からすると、顔もついてるし、相当に変なタイプのロボットに見えたんでしょうね。



――当時、『ベイマックス』の企画は動いていたんですよね?

“Big Hero 6”(『ベイマックス』の原題)という企画が動いているらしい、とやんわりとは聞いていました。

 
――では、ドン監督たちは新作の資料集めのために来日していたのですか?

そう、日本の風景の写真を撮ったり、画集やフィギュアを買う目的で来日していたんです。成田亨さんの展覧会に行ったり、とにかく日本の特撮やアニメ、そして街並みを徹底的にリサーチしていましたね。

 
――日本人スタッフをスカウトしに来ていたわけではないんですね?

 

そういうことではなかったんだろうと思います。物語の舞台となる“サンフランソウキョウ”のコンセプト・アーティストとして、イラストレーターの上杉忠弘さんが参加されていますが、日本人だからという理由で起用されたわけではないでしょう。上杉さんは海外のアニメーション(『コララインとボタンの魔女』)にも関わられていますし、大変素晴らしいイラストを描かれる方なので、その実力が買われたんだと思います。

 
――ディズニーでは、『ファイアボール』で福地仁さんが主役ロボットをデザインされていますよね。


福地さんと柳瀬(敬之)さんの素晴らしいお仕事でした。ただ、『ファイアボール』の場合はディズニー・ジャパンの制作ですからスタジオもスタッフも国内で、『ベイマックス』は本国のウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの制作なので、だいぶ制作方法が違うのではないかな、と思います。とはいえ、僕としてはピクサーやニコロデオンといったスタジオにも友人たちがいて、アメリカの制作スタイルもある程度は把握していたので、それほど違和感なく参加できました。

――コヤマさんとしては、「いつかディズニー作品に参加してやろう」という野心はあったんですか?

アメコミやカートゥーンが好きなので、漠然と「海外作品にも参加してみたいな」と思ってはいました。だけど、そんなにギラギラやりたがったとしても、そう簡単にやらせてもらえそうもないので……(笑)、今回は「たまたま知り合った友達の企画を手伝う」みたいな素直な感覚でした。

BIG HERO 6 - Concept Art by Shigeto Koyama. (c)2014 Disney. All Rights Reserved.

画像一覧

  • きっかけはHEROMANのフィギュアから。「ベイマックス」コンセプト・デザインのコヤマシゲト インタビュー!

  • きっかけはHEROMANのフィギュアから。「ベイマックス」コンセプト・デザインのコヤマシゲト インタビュー!

  • きっかけはHEROMANのフィギュアから。「ベイマックス」コンセプト・デザインのコヤマシゲト インタビュー!

  • きっかけはHEROMANのフィギュアから。「ベイマックス」コンセプト・デザインのコヤマシゲト インタビュー!

  • きっかけはHEROMANのフィギュアから。「ベイマックス」コンセプト・デザインのコヤマシゲト インタビュー!

  • きっかけはHEROMANのフィギュアから。「ベイマックス」コンセプト・デザインのコヤマシゲト インタビュー!

  • きっかけはHEROMANのフィギュアから。「ベイマックス」コンセプト・デザインのコヤマシゲト インタビュー!

  • きっかけはHEROMANのフィギュアから。「ベイマックス」コンセプト・デザインのコヤマシゲト インタビュー!

  • きっかけはHEROMANのフィギュアから。「ベイマックス」コンセプト・デザインのコヤマシゲト インタビュー!

  • きっかけはHEROMANのフィギュアから。「ベイマックス」コンセプト・デザインのコヤマシゲト インタビュー!

  • きっかけはHEROMANのフィギュアから。「ベイマックス」コンセプト・デザインのコヤマシゲト インタビュー!

  • きっかけはHEROMANのフィギュアから。「ベイマックス」コンセプト・デザインのコヤマシゲト インタビュー!

  • きっかけはHEROMANのフィギュアから。「ベイマックス」コンセプト・デザインのコヤマシゲト インタビュー!

  • きっかけはHEROMANのフィギュアから。「ベイマックス」コンセプト・デザインのコヤマシゲト インタビュー!

  • きっかけはHEROMANのフィギュアから。「ベイマックス」コンセプト・デザインのコヤマシゲト インタビュー!

  • きっかけはHEROMANのフィギュアから。「ベイマックス」コンセプト・デザインのコヤマシゲト インタビュー!

  • きっかけはHEROMANのフィギュアから。「ベイマックス」コンセプト・デザインのコヤマシゲト インタビュー!

  • きっかけはHEROMANのフィギュアから。「ベイマックス」コンセプト・デザインのコヤマシゲト インタビュー!

関連作品

ベイマックス

ベイマックス

上映開始日: 2014年12月20日   制作会社: ウォルト・ディズニー
(C) 2014 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

ガンダム Gのレコンギスタ

ガンダム Gのレコンギスタ

放送日: 2014年10月3日~2015年3月27日   制作会社: サンライズ
キャスト: 石井マーク、嶋村侑、寿美菜子、逢坂良太、佐藤拓也、高垣彩陽、福井裕佳梨、井荻翼
(C) 創通・サンライズ

キャプテン・アース

キャプテン・アース

放送日: 2014年4月6日~2014年9月21日   制作会社: ボンズ
キャスト: 入野自由、神谷浩史、茅野愛衣、日高里菜、小山力也、鈴村健一、坂本真綾、工藤晴香、内山昂輝、山本希望、潘めぐみ、豊永利行
(C) BONES/キャプテン・アース製作委員会・MBS

キルラキル

キルラキル

放送日: 2013年10月4日~2014年3月28日   制作会社: トリガー
キャスト: 小清水亜美、柚木涼香、洲崎綾、三木眞一郎、檜山修之、吉野裕行、稲田徹、新谷真弓、関俊彦
(C) TRIGGER・中島かずき/キルラキル製作委員会

HEROMAN

HEROMAN

放送日: 2010年4月1日~2010年9月23日   制作会社: ボンズ
キャスト: 小松未可子、木村良平、小幡真裕、チョー、保村真、石塚運昇
(C) B・P・W/ヒーローマン製作委員会・テレビ東京

交響詩篇エウレカセブン

交響詩篇エウレカセブン

放送日: 2005年4月17日~2006年4月2日   制作会社: ボンズ
キャスト: 三瓶由布子、名塚佳織、藤原啓治、山口太郎、根谷美智子、宮野真守、水沢史絵、志村知幸、チョー、松本保典、大木民夫、石森達幸、中村彰男、浅野まゆみ、辻谷耕史、小清水亜美、山崎樹範
(C) 2005 BONES/Project EUREKA・MBS

トップをねらえ2! 第1巻

トップをねらえ2! 第1巻

発売日: 2004年11月26日   制作会社: GAINAX
キャスト: 福井裕佳梨、坂本真綾、沢城みゆき、岩田光央、山崎たくみ、小林沙苗、松岡由貴、梅津秀行
(C) 2003 GAINAX/TOP2委員会

関連ニュース

特集・キャンペーン≫特集・キャンペーン一覧へ
  • ニンテンドー3DS「モンスターハンター ストーリーズ」プレゼント!
  • 秋アニメレビューキャンペーン
  • 2017 冬アニメ
  • 2017 春アニメ
  • 2016 夏アニメ
  • 2016 秋アニメ
  • 神アニメ(2015)