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「痛みの物語」は次のステージへ
──放送がスタートして、4か月目に入ろうとしています。この先の見どころをご紹介ください。
宇田:第11話で、最初の中ボス的位置づけだった「ダークホース」という敵キャラが倒されて、「始まりの魔神」もちょっとだけ登場しました。それもあって、ここからはまた少し、流れが変わっていきます。敵の先鋒として、女性のボーンファイターのリーベルト(ダークパンサー)も活躍します。
鷲尾:ここからは、敵方の陣容がだんだんハッキリしてきますね。戦っている相手も、どういう策略でもって、どういう意志で向かってきているのかが、次第に明らかになってきますよ。それに対して、翔悟たちはどういうリアクションをとるのか? 徹底抗戦することになるのか、それとも別の感情をもって当たっていくのか?……というのが、ここから先の流れになります。
宇田:そういう意味では、いよいよ本題に入っていく……ということです。
──今言える、作品のテーマとは?
宇田:作品の柱にうたっている、「この世には『勝ち』と『負け』しかないのか」は、ひとつのテーマですね。そしてもうひとつ、「人は魔神(かみ)を超える事が出来るのか」もまた、この作品の中の大きな柱です。どちらも結構テーマに直結していますよ。
鷲尾:研究所などの組織も登場していますが、基本的には、翔悟たち5人たちにすべては預けられているんです。彼らがどう思って、何に立ち向かってどう解決するのか。それこそが、作品のテーマに一番近いところです。最終的には主人公の翔悟に集約されるんですが、彼の感じ方が、この作品を体現することになります。オープニングに登場している魔神たちも召還(ディセント)されてきて、アクションシーンの派手さも、これからどんどん出てきますよ。どうぞお楽しみに!
→「マジンボーン」はダークヒーロー物だった!宇田監督×鷲尾Pインタビュー 前編
(取材・文/矢野真弓)
■プロフィール
宇田鋼之介
アニメーション監督、演出家。代表作は『ONE PIECE』『虹色ほたる』『銀河へキックオフ‼』『ラブ★コン』など。90年代『美少女戦士セーラームーン』シリーズ(演出)を務めたことでも知られる。
鷲尾天
東映アニメーション所属のプロデューサー。代表作は『プリキュア』シリーズ(2004-2008)『トリコ』『空中ブランコ』など。『プリキュア』生みの親としても知られる。
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