「1番大事なのは翔悟の主人公らしさ。」 TVアニメ「マジンボーン」、制作プロデューサー・鷲尾天×竜神翔悟役・KENN対談レポート(前編)

アキバ総研 | 2014年05月26日 00:00
「1番大事なのは翔悟の主人公らしさ。」  TVアニメ「マジンボーン」、制作プロデューサー・鷲尾天×竜神翔悟役・KENN対談レポート(前編)

放送中のTVアニメ「マジンボーン」より、主人公・竜神翔悟を演じるKENNさんと制作プロデューサー・鷲尾天さんに作品について語ってもらったので、その様子をお伝えしよう。




「マジンボーン」は、TVアニメ×マンガ×データカードダスというメディアミックスプロジェクトとして、最強ジャンプでの杉田尚さんによるマンガ連載とバンダイのデジタルキッズカードマシン「データカードダス マジンボーン」と連動しながら、4月からテレビ東京系6局ネットで放送中の男児向けオリジナルアニメ。空手が得意な高校1年生の主人公・竜神翔悟と仲間たちが「ボーンカード」を使って「ボーンファイター」に変身し、カードを狙う敵と戦っていくというストーリーで、オトナっぽいキャラクターデザインやCGによる迫力のバトルシーンにより、小学生男児のみならず、20代~30代の男女からも人気となっている。ちなみに、現在投票受付中の2014春アニメ実力ランキングでは、暫定1位。スタッフやキャストは作品詳細にて。

 

以下、主人公・竜神翔悟を演じるKENNさんと制作プロデューサー・鷲尾天さんによる”ぶっちゃけ対談”の様子。


 

●主人公は等身大の高校生!


鷲尾:高校生の役は結構難しくて、男の子役であっても女性の声優さんにお願いする場合もあるギリギリの年齢なんですよね。今回の『マジンボーン』でも、男性がやるのか女性がやるのかそこから話がありました。でもKENNさんの声を聞いたときに「あ、この人だ!」と思いまして。高校生としてリアルな日常芝居が多いので、男性の声のほうがいいんじゃないのかなぁって思いましたね。


KENN:最初にいただいた資料に、このキャラはこう、というような極端なキャラクター付けをしたいわけではなくて、怒ったり悲しんだり、自信があるときもあれば自信がないときもある。そういう人間らしい作品を作っていきたいというコンセプトが書いてあったんです。それを見て、自由にやってみようと思いました。そのときそのときでベクトルが違えば、話し合って変えていけばいいことなので、あまり考えすぎずにやっていこうと今は思っています。


鷲尾:これは監督も言っているんですけど、16歳の高校一年生になったばっかりってこういう感じだよねっていうのが驚くほどぶれてないんです。キャラクターが役者さんのほうに寄りすぎたり、反対に最初に作ったキャラクターに固執して役者さんに無理やり合わせてもらうということがないんですよ。オリジナル作品だから先が読めない、どういうキャラクターか原作を読んで理解することもできない状況の中で、みんなが「うん、こういう感じだよね」って違和感がないって珍しいんですよ。これはKENNさんが高校生っぽいっていうことなのかな?(笑)


KENN:心は中学生です!!(笑)


鷲尾:シナリオってだいたいのお話の流れは決まっているんですけど、細かい台詞などは監督がちょこちょこと修正していたりするんですよ。今どきの高校生らしい台詞回しとか雰囲気に合わせて。


KENN:アニメーションってキャラクターによってはあえて特徴的な言葉遣いをする場合もありますし、かといって今どき過ぎてもちょっと浮いてしまうっていう部分もあると思うんです。そこら辺がいつも絶妙だなって思いながら演じせていただいています。


鷲尾:そうですね。ベースはファンタジーなので、あんまりリアルに追求し過ぎると、実写ドラマのようになって違和感が出ちゃうんですね。だからそのバランスをとるのは本当に難しいことだと思います。それを監督はアフレコで役者さんの芝居を見ながら、自分の中に取り込んでいって、この人達だったらこうなるだろうっていう微調整をしている。長いTVシリーズではそういった積み重ねが大事なんだなと思いますね。


KENN:お芝居をしている時、自分が自然に言った会話のスピードで、ピッタリ枠が収まるのってすごく嬉しいことなんです。長く一緒にやらせていただいていると、絵を描いて台詞のタイミングを決めてくださっている方が、僕らの呼吸や言い回し、さらにスピードやタイミングをだんだん理解してくださって、それを反映してくださる。僕らも決められた時間の中でどう表現するか、お互いがお互いを思い合いながらやっていく感じが、すごく好きなんですよ。見えないチームワークみたいなモノがありますよね。


鷲尾:ありますね。スタッフのほうにも、喋る間とかタイミングとか、空気感が伝わっていくんですよ。ちょっと今、早口で喋ってるなとか、これじゃ間に合わない、尺が足りないんだっていうことを、本当に微妙な差なんですけど感じるんです。スタッフとのやりとりが長くなればなるほどそういうことが刷り込まれていって、どんどん自然になっていくんです。




●第1話から“新鮮”でした


KENN:凄くリアルで、翔悟が1話の一番最後でボーンを着装しちゃって「俺、どどどどうすればいいんだ!? うわぁー!」っていう状態のまま終わる新鮮さ。そこでまず、台本を読んだ時にしびれましたね。そこで終わらすんだ! って。1話で戦わないの!? やられたまま!? 逃げ腰のまま!? っていう感じでした。他にも、もし僕自身が翔悟のようになったらこうするだろうなって思っていたことをそのままやったかと思いきや、突っ込むところはギャグっぽく突っ込んだりとか。そのバランスもすごく楽しめましたね。


鷲尾:高校生らしい翔梧の周りに、ちょっと不思議な人達がいるっていうギャップが楽しいんだよね。


KENN:個性豊かですねぇ、思いっきり。


鷲尾:だってもし日常に、いきなりジャグリングのピン飛ばしちゃったブラジル人が来て「ゴメンヨー!」とか言ってきたら、これ驚きますよね普通ね!(笑) ちょっと怖いから関わるのやめとこうとかって思いますよね?(笑) これが3人もいきなり来るわけですよ。しかも自分の家に現れたり、自分の父親と将棋でも指しててご覧なさいよ! まぁ驚きますよ。


KENN:振り回されますよねぇ。


鷲尾:きみらそれちょっと変だから! という感じを、視聴者と共有してほしいなと思ったんですよ。視聴者は翔悟を通して物語を見ていくので、そこに違和感を持ってほしかったんです。しかも隣の幼馴染の家がボーン! って爆発した後に、なんか変な奴が鎧を着てガシャガシャ現れて、言葉が通じなかったら…これは尋常じゃないことが起きてる! って思いますよね。


KENN:思いますね。


鷲尾:そんな中、1番大事なのは翔悟の主人公らしさ。犬の桃太郎を助ける時に抱えて走って行くところが一番主人公らしいところなんですよ。相手の鎌の上にガンッって足を乗っけてかばっているところは、彼がこのファンタジーの中に巻き込まれてる一番肝心な由縁で、それができる人間だからこそ、この物語を引っ張っていけるということなんです。


KENN:深~い!


鷲尾:あれで逃げる人だったら、それは普通の人なんです。物語の主人公じゃない。正しいんだけどね(笑)

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放送日: 2014年4月1日~2015年3月31日   制作会社: 東映アニメーション
キャスト: KENN、立花慎之介、吉野裕行、安元洋貴、三瓶由布子、折笠富美子
(C) BANDAI・東映アニメーション・テレビ東京

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