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私が楽曲について感じたことは、全部、希世乃さんが言葉にしてくれました(東山)
── ぽかぽかイオンは今回が1stシングルですが、ユニット自体は、非公式な形でずっと前からあったんですよね。 東山 5年くらい前、アニメ系の情報番組で私と希世乃さんがMCを担当させていただいた回があって、フリートークの中で出てきたのが「ぽかぽかイオン」というユニット名だったんです。太陽みたいに明るくて、マイナスイオンのように癒やされるユニットで、私が「ぽかぽか」担当、希世乃さんが「イオン」担当なんて話をしていました。
安野 奈央ちゃんと一緒にいるときの空気感が見事に表されたユニット名だと、私は思ってました。もちろんそのときは、一緒に音楽活動をするなんて思ってなくて、ただ奈央ちゃんと私が揃ったら「ぽかぽかイオン」という、それだけのことだったんですね。でも、2人で「ぽかぽかイオン」なんだと意識すると、だんだん自分の中にある奈央ちゃんと似ている部分がわかってきて。
東山 私もそうでした。もともと、希世乃さんとはあうんの呼吸だと感じていたのですが、さらに合うようになっていったんです。
── そして今回、命名からかなり時間が経って、1stシングルがリリースされることになりました。 東山 思い返せば2021年には、1stシングルに至るまでの道すじがゆるゆるとできていたんですよね。まず、希世乃さんの「echoes」(アニメ「ARIA The CREPUSCOLO」エンディングテーマ)に、私がBuddy's Vocalとして参加させていただいて、TVアニメ「異世界食堂2」のオープニングとエンディングをそれぞれが担当することになって。そして、挿入歌の「僕の宝物」をぽかぽかイオンとして歌わせていただいて。
── 「僕の宝物」は、「異世界食堂2」第11話「コーヒーフロート」に使われた曲で、今回のシングルにも収録されています。この曲が、ぽかぽかイオンにとっての最初の曲となったわけですね。 東山 そうですね。それで、「わーい、ぽかぽかイオンの曲ができた」と喜んでいたら、CDデビューのお話をいただいたんです。
安野 私たちが聞いたときにはすでにタイアップが決まっていて、「スローループ」のオープニングテーマを、ぽかぽかイオンとして歌ってくださいということでした。
── 「やじるし→」の前に「僕の宝物」があったということで、まずはこの曲について、お話を聞かせてください。椿山日南子さんの作詞・作曲・編曲で、「異世界食堂2」では砂の国の王子シャリーフが帝国の皇女アーデルハイドにプロポーズするという名場面で使われました。 東山 そうなんです。感動的なシーンでした。
安野 オンエアを見ていて、鳥肌が立ちました。「僕の宝物」はあのシーンに使うことを前提に作られた曲で、バックのオケからも結婚式を連想させられますね。
東山 歌詞はシャリーフとアーデルハイドのことを描きつつ、ぽかぽかイオンのユニット誕生にも重ね合わせることができるんじゃないかと思いました。曲調的にも前向きな気持ちになれる王道のポップスで、ぽかぽかイオンの始まりの曲として、とても素敵な楽曲をいただけたと思いました。
安野 「僕の宝物」の収録が終わった後、とてもいい曲だったんですけど、次の曲ではもう少し濃密に、奈央ちゃんとからみ合いたいと思って、プロデューサーさんにそうお伝えしたんです。そうしたら、「やじるし→」ではグンと楽曲の難易度が上がって、もしかして私のせいかなと(笑)。
東山 私の思いも一緒で、希世乃さんが全部、言葉にして、スタッフさんに伝えてくださったんです。2人が見たいと思っている光景は同じなんだなと思いました。私の思いも一緒で、希世乃さんが全部、言葉にして、プロデューサーさんに伝えてくださったんです。2人が見たいと思っている光景は同じなんだなと思いました。日頃の私の感じを知っている方からすると意外だと思われるかもしれないですが、ぽかぽかイオンはどちらかというと希世乃さんが発言してくださって、素敵なアイデアを出してくださって、私は以下同文です、ということのほうが多いんです。