新作アニメ16本を一挙に発表！ アニメ大好き女優・内田理央も興奮の「Netflixアニメフェスティバル2020～君とみるアニメの未来～」第1部「Netflixアニメラインナップ発表会」レポート！

ここから紹介する後半8タイトルは、アニメ大国である日本ならではのエッジの効いた作品が並ぶ。

【B The Beginning Succession】

第42回アヌシー国際アニメーション映画祭入選作品、

中澤一登×Production I.Gが贈るクライムサスペンス「B: The Beginning」のセカンドシーズン。

ギルバートと決別し、王国に潜む闇の存在を暴いたキース。みずからの過去と対峙し、捜し求めていたユナを取り戻した黒羽。事件から数か月。明らかとなった王国の秘密により騒然となった世界も落ち着きを取り戻していた。

RISに戻り独自に捜査を行うキースと、ユナとともに平穏な日常を送る黒羽のもとに、かつてファウラブランカ研究所で黒羽と死に別れたはずの霧雨が現れる……。

・公開：2021年春 Netflixにて全世界独占配信（シーズン1：全世界独占配信中）

・スタッフ

原作：中澤一登、Production I.G

総監督：中澤一登

監督：川崎逸朗

シリーズ構成：石田勝也、中澤一登

キャラクターデザイン：中澤一登、矢野茜、草間英興

アニメーション制作：Production I.G

・キャスト

黒羽：梶裕貴

キース・風間・フリック：平田広明

星名リリィ：瀬戸麻沙美

ユナ：佐藤聡美

【範馬刃牙】

「刃牙」シリーズ第3部「範馬刃牙」がいよいよNetflixオリジナルアニメシリーズとして制作決定ッッ！

「バキ」大擂台賽編の第12話にて、範馬刃牙が“地上最強の生物”の名を持つ父・範馬勇次郎に挑戦状を叩きつけ、対する勇次郎も刃牙の成長を認め、みずからの対戦相手としてふさわしいとこれを受諾。物語は遂に因縁の2人が全身全霊で激突する展開へと突入。原作で“史上最強の親子喧嘩”を描き切った「刃牙」シリーズのクライマックス「範馬刃牙」が待望のアニメ化！ アニメで描かれる苛烈さを増す激闘、最強の決戦をお楽しみに！

なお今回の発表に合わせて、板垣恵介先生による描きおろしイラストが紹介された。

・公開：2021年 Netflixにて全世界独占配信 （「バキ」最凶死刑囚編、大擂台賽編：全世界独占配信中）

・スタッフ　＊大擂台賽編

原作：板垣恵介（秋田書店「週刊少年チャンピオン」連載）

監督：平野俊貴

シリーズ構成：浦畑達彦

キャラクターデザイン：鈴木藤雄、石川晋吾

アニメーション制作：トムス・エンタテインメント

・キャスト

範馬刃牙：島﨑信長

範馬勇次郎：大塚明夫

松本梢江：雨宮天

ナレーション：古谷徹

他

【テルマエロマエ　ノヴァエ】

ヤマザキマリさん原作の人気コミックの再アニメ化が決定した。

現代日本にタイムスリップした古代ローマ人の浴場設計技師・ルシウスが、日本の風呂文化にカルチャーショックを覚えたり、現代日本人と交流をすることで風呂文化の魅力を再認識するという大ヒットコミックで、2012年以来の再アニメ化となる。

今回は原作をベースにしつつ、ヤマザキさんによる描きおろし新作ストーリーも盛り込んだ新たな内容となるそうだ。

【天空侵犯】

「亜人」の三浦追儺さんと、「ボックス！」の大羽隆廣さんがタッグを組んだ、狂気のグロ死(デス)ゲーム漫画をアニメ化。

女子高生・本城遊理が迷い込んだその世界は、無数の高層ビルが吊り橋で繋がる明らかな“異常空間”だった。何も知らずに逃げ惑う人々を、容赦なく殺戮する謎の“仮面”。この地獄のような世界で生き残るには仮面に殺されるか、殺すかの二択しかない。遊理はこの理不尽な世界をブチ壊すため、生き抜くことを決意するがはたして──？

地上に降りることができない高層ビルを舞台に、圧倒的高所と圧倒的絶望感で描かれる予測不能の凶騒サバイバル！

【公開】

2021年2月 Netflixにて全世界独占配信

・スタッフ

原作：三浦追儺

漫画：大羽隆廣（講談社 週刊少年マガジン編集部・DeNA「マンガボックス」連載）

監督：たかたまさひろ

シリーズ構成：待田堂子

キャラクターデザイン・総作画監督：植田羊一

音楽：tatsuo、酒井陽一

アニメーション制作：ゼロジー

・キャスト

本城遊理：白石晴香

二瀬真由子：青木志貴

新崎九遠：関根明良

本城理火：榎木淳弥

スナイパー仮面：梅原裕一郎

【リラックマと遊園地】

ストップモーションアニメーションで作られる「リラックマ」新シリーズで、脚本を手がけるのは、劇団ヨーロッパ企画の上田誠さんと角田貴志さん。制作・プロデュースはドワーフ。監督は同スタジオの小林雅仁さんが務める。

「リラックマとカオルさん」で初登場したカオルさん（声：多部未華子）はもちろん、リラックマ、コリラックマ、キイロイトリが遊びにでかけた閉園間近の遊園地で巻き起こる事件とそれをめぐる人々との出会いのアクティブな1日を描くノンストップな8話だて、各話約10分のシリーズとなる。

・公開：制作決定 （「リラックマとカオルさん」：全世界独占配信中）

・スタッフ

監督：小林雅仁（ドワーフ）

脚本：角田貴志・上田誠（ヨーロッパ企画）

プロデュース：（株）ティー・ワイ・オー　ドワーフ

製作・著作：サンエックス（株）

・キャスト：多部未華子（カオルさん）

【岸辺露伴は動かない】

OVA作品として話題を呼んだ4作品がNetflixで独占配信決定。

「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」に登場する漫画家・岸辺露伴が、漫画のネタ集めのために訪れた先で見聞きした奇妙な見聞録集。エピソード#16「懺悔室」、エピソード#02「六壁坂」、エピソード#05「富豪村」、エピソード#09「ザ・ラン」からなるスピンオフ4作品。

・公開：2021年春 Netflixにて全世界独占配信（「ジョジョの奇妙な冒険」アニメーションシリーズ 全エピソード好評配信中）

・スタッフ

原作：荒木飛呂彦（集英社ジャンプ コミックス刊）

監督：加藤敏幸

キャラクターデザイン：石本峻一

アニメーション制作：david production

・キャスト

岸辺露伴：櫻井孝宏

【極主夫道】

おおのこうすけ原作、累計260万部突破のアットホーム任侠コメディ「極主夫道」がアニメとなって登場。

裏社会に数々の伝説を残した最凶ヤクザ、不死身の龍。そんな彼がヤクザから足を洗い選んだ道は─専業主夫だった！

主演を務めるのは、アニメや洋画吹替えや舞台、ナレーションなどさまざまな分野で活躍する津田健次郎さん。監督は、「のだめカンタービレ」や「美少女戦士セーラームーンEternal」など数々の話題作を手がける今千秋さんが手がける。

津田健次郎さん

・公開：2021年春 Netflixにて全世界独占配信

・スタッフ

原作：おおのこうすけ

監督：今千秋

シリーズ構成：山川進

アニメーション制作：J.C.STAFF

・キャスト

龍：津田健次郎

【スプリガン】

かつてこの地球には、すぐれた文明が存在した。

現代では到底及びもつかない知識や科学力を持っていたという超古代人の遺産が、今もなお世界の各所で人知れず眠っているという。高速の通信網が世界中を覆い尽くし、衛星のレンズが全ての秘密を暴き立てようとしている今、不可思議な“力”を持つその遺産の発掘・研究に大国の軍部が介入し、その争奪戦を開始した。

そんな中、超古代文明の何者かがプレートに綴った「我々の遺産を悪しき者より守れ」というメッセージを誠実に受け止め、超古代文明を封印する事を目的に活動する組織があった。

その組織の特殊工作員を「スプリガン」と呼ぶ。1990年代に一世を風靡した伝説的コミックを、2D作画と3DCGを駆使して鮮烈に映像化！

30年の時を超えて新生する、過激なアクションと古代ロマンに満ち溢れた王道冒険活劇を体感せよ!!

・公開：2021年 Netflixにて全世界独占配信

・スタッフ

原作：たかしげ宙・皆川亮二「スプリガン」（小学館「少年サンデーコミックス」刊）

監督：小林 寛

シリーズ構成・脚本：瀬古浩司

キャラクターデザイン：半田修平

アニメーション制作：david production

およそ1時間30分にわたって、怒涛の新作ラッシュをあびた内田さんは「来年が楽しみ。生きるのが楽しい！」とアニメファンとしての喜びをかみしめていた。

第1部終盤は、「トップクリエイターがみる、アニメの未来」というテーマでトークセッションが行われた。

登壇したのは、ヤマザキマリさん（漫画家）、田中修一郎さん（アニメ・プロデューサー / david production）、櫻井大樹（Netflix アニメ チーフ・プロデューサー）。原作者、制作スタジオ、Netflixのプロデューサーとそれぞれの立場から、アニメを語るという非常に聞きごたえのあるセッションとなった。

印象的だったのが、「Netflixを通じて今後のアニメ制作がどう変わっていくか」について、世界を舞台に活躍するヤマザキさんは「多くの世界の人に作品が届けられると、『これでいいんだ』と妥協できなくなる。異なる価値観にも取り組まないといけないから、作品作りに責任感が生まれる。いっぽう視聴者側も想像力を要求されるだろう」「アニメを通じて、分断されていた地球を、共有観念、良識でつなぐことができるもしれない」と、アニメがよりグローバルスタンダードを意識したものになると予測。

いっぽうで田中さんは「あまりにも世界中で見られているということを意識すると、制作側が見えないところに球を投げないといけなくなる。現在は作品作りについて模索中だが、まずは、ターゲットは日本というつもりで作りたい」と、日本のアニメファンを意識した作品作りを強調した場面だ。

この意見を受けて、桜井さんは「世界に新しいチャンスがあると思う人はそこに向かっていいし、まずは日本のアニメファンに。というのも重要な考え方です」と両者の方向性を尊重。文化、意見の多様性を受け入れた作品提供を行うNetflixとしてのスタンスを示した。

また、「アニメの未来は○○だ」というテーマに対して、桜井さんは「いずれドラマや映画と変わらない扱いを受けるのでは」とコメント。ただ、「アニメだから」と話題になる現状は、まだアニメが特殊な立ち位置にあるということだと指摘。いずれ「アニメ」というカテゴリーで語られることもなくなるかもしれないとも語り、さらなるアニメ作品の普及への意欲を新たにした。

Ⓒ2021 たかしげ宙、皆川亮二・小学館／スプリガン Project

©おおのこうすけ／新潮社

©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・岸辺露伴は動かない製作委員会

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©三浦追儺・大羽隆廣・講談社／天空侵犯製作委員会

©板垣恵介(秋田書店)／範馬刃牙製作委員会

© Kazuto Nakazawa / Production I.G

©2020 TOHO CO., LTD.

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