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夏が大好きなので、「SUMMER DROP」という王道の夏曲を作っていただきました
── その盛り上がりを引き継いで10曲目に来るのが、今回MV(ミュージックビデオ)を撮影した「SUMMER DROP」です。 石原 アルバムのリリースが8月ですし、私自身、夏が大好きなので、1曲は夏曲を入れたいとスタッフさんにお願いしてでき上がりました。夏の日差しの強さと、外で遊ぶ楽しさを感じていただける曲です。
── アップテンポで明るくて、王道の夏曲という感があります。この曲のタイトルと3曲目の「Water Front」が合体して、アルバムタイトルになっているのかなと思いました。 石原 それもあるんですけど、「Water Drop」というのは「ひとしずく」という意味で、しずくが水面に落ちて波紋が広がっていくように、アルバムの収録曲の1つひとつが世界に広がって、たくさんの人に届いていくことを願って名づけました。夏らしい涼しさもあって、このタイトルがいいかなと思って決めました。
── アルバムの曲が集まってきた段階で決めたタイトルだったんですか? 石原 いえ、制作の一番最初のタイミングで決めて、そこから曲作りに入っていきました。
── ということは、アルバムタイトルを決めた後で、「Water Front」と「SUMMER DROP」の2曲が生まれたんですね。 石原 はい。「SUMMER DROP」は、夏に飛び込もうという意味合いのタイトルで、歌詞も、せっかくの夏なんだから、勇気を出して恋に飛び込んじゃおう! という内容になっています。
── MVも、まさにそういう映像になっていました。 石原 どうやって夏感を出していこうかというところから作り始めたMVでした。こんなに明るい曲でMVを撮るのは初めてだったので、とにかくポップな映像を目指しました。ダンスもかわいい振り付けにしていただいて、撮っているときはグリーンバックだったんですけど、CGも派手派手で、夏感満載のMVになりました。ダンサーさんと一緒にバレーボールをしているシーンがあるんですけど、実際にスタジオでプレイして楽しかったです。
── ダンサーさんを含めて笑顔だらけのMVでしたし、石原さんのアクティブな衣装も新鮮でした。 石原 ああいう服もスタイリングも大好きなんですけど、アーティスト活動で着るタイミングが今までなかったので、やっと着られたと思ってうれしかったです。
── そして、最後の曲となるのが、渡辺翔さんの作詞・作曲、白戸佑輔さんの編曲による「Page Flip」です。これも爽やかな青春ナンバーでした。 石原 1stアルバム「Sunny Spot」はしっとりした曲で終わっていったんですけど、今回はそれとは違うテンション感でエンディングにふさわしい曲を作りたいなと思いました。
── 渡辺翔さんには、どんなふうに曲のイメージをお伝えしたんですか? 石原 疾走感があってエンディングにふさわしくて、でもバンドサウンドになりすぎない感じがいいなと思って、渡辺さんにお願いしました。曲調もイメージ通りだったんですけど、歌詞が、これは私が自分で書いたのかな? と思うくらい、私自身の気持ちにぴったり合っていて、等身大の曲になりました。
── ということは、石原さん自身の気持ちのまま、楽しく歌えたということですね? 石原 はい。レコーディングには渡辺さんと白戸さんのお2人が来てくださって、主に白戸さんがディレクションしてくださったんですけど、渡辺さんにもところどころ、「こんなふうに歌ってみて」という指示をいただいて。アルバムの新曲の中で一番、いろいろな歌い方を楽しく実験しながら録っていった曲になりました。
── 現場の楽しさが、そのまま曲になっているような、そんな印象があります。 石原 渡辺さんと白戸さんが仲よしで、2人のトークを聞いているのが面白くて。ちゃんと時間をかけて録ったんですけど、体感的には1時間で終わってしまったくらい、楽しいレコーディングでした。