【インタビュー】内田真礼、ファンへの想いを伝える10thシングル「ノーシナリオ」をリリース!
7月の横アリに向けて、体力作りを始めました
── カップリングの「Love for All Stars」はZAQさんの作詞・作曲です。
内田 はい、こちらも私からZAQさんにお願いして書き下ろしていただきました。「大きな会場でみんながひとつになれる曲」というのがコンセプトで、ZAQさんがゴスペル風の楽曲に仕上げてくださいました。
── この曲もファンに向けての想いが表現されていて、楽曲のテーマは「ノーシナリオ」と同じですね。
内田 はい。今回のシングルは同じテーマを、違うタイプの2曲で表現したものになりました。どちらも、夏の横浜アリーナでのワンマンライブを見据えての楽曲です。
── 「Love for All Stars」は出だしにクラップ(拍手)の音が入っていて、ライブを感じさせます。
内田 このクラップはバースデーイベントのときに、会場にいたみんなと録ったんです。だから、ホールの広がりが感じられる音になっていて。
── お客さんは、新曲に使われることを知っていたんですか?
内田 はい。これから作る曲に使うから、みんなで録ろうって言って。音楽がない中で拍手の音だけを録ったので、リズムを合わせるのが大変でしたが、みんなのおかげで絆の曲ができ上がりました。
── 歌詞の印象はいかがですか?
内田 「ノーシナリオ」と同じように、私のパーソナルな部分とライブで歌っている部分の両方が表現されているんですが、渡辺翔さんとZAQさんの作家性が出て、また違った世界観がある歌詞になりました。
── 同じテーマで2人のクリエーターが楽曲を作ると、こんなふうに共通点がありつつ、世界観が枝分かれしていくんだなと、納得しました。
内田 聴き比べると面白いですよね。「Love for All Stars」はみんなで一緒に歌える曲になっていて、横アリのような広い会場で実現できたら楽しいだろうなと思いました。それから、「Love for All Stars」のハーモニーも私が全部歌っているんですが、ハモリの線がすごく多くて。
── 声がいくつも重なってますよね。それが、曲にさらなる広がりを出していて、心地よかったです。タイトルの「Love for All Stars」は、ファンへのストレートな愛の表明だなと思いました。
内田 2ndアルバム「Magic Hour」のときにZAQさんが書いてくださった「Step to Next Star!!」に「まだ弱くて小さな光は だれよりも輝くチャンスを待つ」という歌詞があるんですけど、そのときからZAQさんは、私とファンのみんなの両方を「星(Star)」とう言葉で表現してくださっていたんです。「Step to Next Star!!」をライブで歌うと、みんなのペンライトが星に思えて、すごくきれいで。「Love for All Stars」も同じ風景が見られる曲になるんだなと思うと、すごくうれしいです。
── ゴスペル風の楽曲というのは、内田さんには珍しいタイプですよね。
内田 こういう曲も歌わせていただけるようになったんだなと思って、歌い手としての広がりを感じました。
── 今回は、横浜アリーナのワンマンライブを意識したシングルということで、横アリに向けての気持ちを聞かせてください。
内田 体力作りのために、運動を始めました。意外と時間がないぞって思っています。
── 体力は大事ですよね。ファンとしては、4月22日にZeppツアーのBlu-ray & DVDがリリースされるので、それを見て復習しつつ、7月を迎える準備ができそうです。ご本人としては、どんなライブ映像になっていると思いますか?
内田 パッケージ化されるのは12月16日の追加公演(Zepp Tokyo)で、私自身は5公演でZeppツアーはいったん完結して、もう1回、楽しむチャンスをもらえたというとらえ方をしていたライブでした。各地を回る度にバージョンアップしていったものを踏まえたうえですごく自由にできたので、今までになく熱い気持ちになったんですね。だから、映像でどんな姿が映っているのか、ちょっと不安なんです(笑)。
── 自分自身、盛り上がり過ぎちゃって(笑)。
内田 あの日にしか出せないテンションになっていたので、どんな顔をしてるんだろう? と思っていますが、それはそれで楽しかったライブの思い出なので、ぜひご覧になっていただきたいです。
── 最後に、今、一番興味があることは何ですか?
内田 キャンプです。まだちょっと時期が早いんですけど、キャンプがやりたいんですよ。今年やりたいことのひとつです。
── ほかにも、今年やりたいことがあるんですか?
内田 いろいろなアーティストさんのライブを見に行きたいなと思っています。自分の頭を柔軟にするためにも、ライブを観客として楽しむということをしたいなと。
── 2020年も、やりたいことがたくさんという感じですね。
内田 キャンプ、ライブということで、私、とにかく外に出かけたいのかな? って思いました(笑)。
内田真礼プロフィール
12月27日生まれ、東京都出身。
2010年に声優としてデビュー。2014年4月に1stシングル「創傷イノセンス」で、アーティスト・デビューを果たす。2019年は、自身初のライブハウスツアー、UCHIDA MAAYA Zepp Tour 2019 「we are here」を成功に導く。それを経て、2020年7月7日、横浜アリーナでのワンマンライブが決定した。
CDデータ
■10thシングル「ノーシナリオ」〈収録曲〉
01. ノーシナリオ
02. Love for All Stars
03. ノーシナリオ(Instrumental)
04. Love for All Stars(Instrumental)
〈DVD収録内容〉
「ノーシナリオ」ミュージックビデオ&メイキング
■UCHIDA MAAYA Zepp Tour 2019「we are here」
レーベル:ポニーキャニオン/2020年4月22日発売
Blu-ray 7,800円(税別)
DVD 6,800円(税別)
〈収録内容〉
2019年12月16日(月) 会場:Zepp Tokyo
M-01. 波乗りキャリーオン
M-02. Smiling Spiral
M-03. Girl is fun
M-04. Flag Ship
M-05. Applause
M-06. キミ行きEXPRESS
M-07. 鼓動エスカレーション
M-08. ギミー!レボリューション
M-09. TickTack…Bomb
M-10. 5:00AM
M-11. あの人に会いたい
M-12. からっぽカプセル
M-13. モラトリアムダンスフロア
M-14. ロマンティックダンサー
M-15. セツナ Ring a Bell
M-16. 共鳴レゾンデートル
M-17. Seasons Come, Seasons Go
※上記の本編17曲に加え、アンコール4曲を収録予定!
〈映像特典〉
Documentary of Zepp Tour 2019「we are here」
(取材・文/鈴木隆詩)
画像一覧
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