猫耳装着で甘々モード!? 「Luce Twinkle Wink☆」ニューシングル「Symphony」発売記念インタビュー(前編)

2018年10月23日 19:000

※本コンテンツはアキバ総研が制作した独自コンテンツです。また本コンテンツでは掲載するECサイト等から購入実績などに基づいて手数料をいただくことがあります。

アイドルとアニソンの架け橋的存在を目指すアイドル「Luce Twinkle Wink☆」(以下、ルーチェ)が 2018年10月24日、ニューシングル「Symphony」をリリースする。

「Symphony」は「ネコぱらOVA 仔ネコの日の約束」の主題歌で、音楽配信サイト各社で先行フル配信中。シングル初回限定盤Aはカップリングとして宇佐美幸乃さん作詞の「Strawberry feels」を収録し、特典Blu-rayには2018年1月20日に川崎クラブチッタで開催された「Luce Twinkle Wink☆ 1st LIVE TOUR -LLTW☆-~t*u*n*i*n*g~」のライブ映像前半を収録。初回限定盤Bはカップリングに錦織めぐみさん作詞・作曲の「夢のその先」を収録し、特典Blu-rayに同ライブの映像後半を収録。シングル初回限定盤を両方購入するとライブ映像をまるっと見ることができる面白い構成だ。

 

今回アキバ総研ではメンバー5人へのインタビューを実施。前編ではシングル「Symphony」中心、後編は特典映像収録された「Luce Twinkle Wink☆ 1st LIVE TOUR -LLTW☆-~t*u*n*i*n*g~」中心にたっぷり語ってもらった。

 



猫耳装着で巡ったリリースイベント

──このところ、連日「Symphony」のリリースイベントが続いています。手応えや反応はいかがですか。

 

深沢紗希(以下、深沢) 日に日に皆さんのコールやクラップが進化しているのを感じます。今回のリリースイベントは、いろいろな土地のショッピングモールでもやっているんです。

 

──イベント風景の写真の背景に、ショッピングモールのエスカレーターが入っていたりするのをよく見ます。そういう環境ならではのことってありますか?

 

桧垣果穂(以下、桧垣) 今回衣装が猫耳じゃないですか。それもあってか、いつもより小さい子が寄ってきてくれるんですよね。

 

錦織めぐみ(以下、錦織) そうそう、わーって寄ってきてくれる。

 

桧垣 そういう会場では子供は握手無料とかもやってるんです。だから親子連れの方が来てくれたりするのが嬉しいですね。

 

宇佐美幸乃(以下、宇佐美) 衣装を見て、すれ違いながら「かわいい!」とか言ってくれる人がいるのも嬉しいです。

 

──ショッピングモールのライブだと、普段コールが入るところがクラップになったりするのが面白いですね。

 

宇佐美 ショッピングモールだとコールができないところもあるので。

 

桧垣 コールができないとなっても、かわりにクラップを工夫したりして楽しんでくれるのはいいなって思いますね。

 

──定期ライブなども含めて、「Symphony」を歌って印象的だったことってありますか?

 

宇佐美 皆さんと一緒に育っていく楽曲だな、という感覚がすごくありますね。MCの時に盛り上がるポイントをレクチャーしたりしていて、どんどん盛り上がりや一体感が増していくんです。あとは曲中に猫ウェーブというのがあって、ルーチェでウェーブをやるのは初めてなので、それも新鮮ですね。

 

──初披露は8月17日にAKIBAカルチャーズ劇場で行われた金曜定期公演でした。その日の思い出があれば教えてください。

 

板山紗織(以下、板山) 先にアーティスト写真が公開されていたのですが、ファンの人が事前にすごく気にしていたのは、ライブにも(「Symphony」衣装の)猫耳で来るのかなということでした(笑)。ルーチェのダンスはすごく激しいので、あの耳をつけて踊れるのかなって。だから本番ステージに上がって、「猫耳ついてる!」って驚いている人がいたのが面白かったです。

 

宇佐美 アーティスト写真の耳はもさもさしているんですが、ライブ用の耳は軽量化して、ピンでしっかり留めています。

 

桧垣 しっぽは残念ながら、ステージの時ははずしています。

 

──「Symphony」の披露前には、メンバー同士でインタビューをするようなお遊びの映像が流れていました。

 

深沢 あれはジャケット撮影の時、スタッフさんになんか撮っといて~と言われてふわーっと始まったんですよ。

 

桧垣 監督はマネージャーさんです(笑)。

 

宇佐美 でも、カメラが回ってない時の5人もいつもあんな感じだよね。

 

板山 よくスタッフさんに「それは動画撮ってる時にやってよ」って言われます(笑)。

 

桧垣 会場の空気も新曲披露来るぞって緊張してたのが、あの映像でちょっとほぐれた感じがあって。

 

板山 私たちも着替えながら、会場のわははって笑い声を聞いてました。

 



メンバー自身が収録楽曲を解説!

──お披露目ライブも素晴らしい盛り上がりでした。続いて「Symphony」の楽曲の印象や、収録エピソードを教えてください。

 

宇佐美 ルーチェの曲の中でも特に音域が高い曲ですね。それが猫ちゃんがにゃーにゃーってたわむれているみたいなイメージで、かわいいなと思います。私的には高くかわいい声で、でも自分らしく歌うというのがなかなか難しい曲でした。

 

板山 今までのキレよく踊る楽曲に比べると、ダンスもがっつり甘めな感じですね。ルーチェのダンスって、強そうって言われることが多いんです(笑)。だから今回はかわいく見えるように気をつけて、ソロのダンスではどう自分らしさを見せるかを考えました。

 

深沢 聴いた瞬間から、これはライブで盛り上がるぞ!と思いました。すごく明るい曲調だし、ここはお客さんのこういう反応が来るだろうな、ということがイメージしやすかったです。

 

宇佐美 最初は甘々なイメージ強めで踊っていたんですが、ダンスの先生とルーチェらしいパキッとした動きの芯は大事にしたいねって話して、それからは甘いけど元気でポップな感じに少しずつ変えています。

 

錦織 衣装の感じ的に動きの激しさが伝わりにくいので、意識的に激しく動いてもいいのかなと思いました。

 

宇佐美 だから初披露の時に「Symphony」のステージを見た人が今のダンスを見ると、だいぶ印象が違うと思います。

 

桧垣 「Symphony」は最初、恋の歌なのかなと思ったんですが、「頬に触れて」「名前を呼ぶ」とか、猫っぽい要素が多い曲なのかなと思うようになりました。だから自分が猫にはなれないんですけど、ファンの方にかわいがってもらっているイメージで妄想しながら歌いました。

 

板山 ルーチェは以前猫の手をつけて歌う企画のライブがあったぐらいで、けっこう猫っぽい楽曲が多いんです。

 

──「Symphony」のカップリング曲「Strawberry feels」は宇佐美さんが作詞、そして板山さんが振付を担当された楽曲です。まず、どんなイメージで作詞したのでしょうか。

 

宇佐美 作詞を担当させていただくのはアルバム「LLTW☆」にも収録させていただいた「Password」に続いて2作目でした。前回はかっこいい戦い、これぞアニソンという感じを目指したので、今回はめちゃくちゃアイドル寄りな感じの曲にしたいなと思ったんです。だから自分が好きな少女漫画をモチーフに、アイドルっぽい詞を書きたいなと思って「Strawberry feels」の作詞をしました。曲を聴き終えて少女漫画を1本読み終わったような感覚になってもらえたらなと思ったんです。女子高生ぐらいの女の子と、年上の憧れの男の人をイメージしてます。

 

桧垣 めっちゃかわいい歌詞なので、私は歌う前にいつも深呼吸をしています(笑)。かわいいスイッチを入れる切り替えを大事にしてます。

 

錦織 大事大事、切り替え大事。

 

板山 台詞が多い曲なので、歌うたびに結構感じが変わる曲だと思います。私は「いやいや」とか「ぷんぷん」とかの台詞があるんですが、その日の気分で怒っているように言ってみたり、落ちこんで言ってみたりしているのもポイントだと思います。

 

錦織 私は「妹みたい」「大好きだよ」とかのフレーズをいただいてるんです。実は私はかわいい曲は「かわいくできないよ!」という感じで少し苦手だったんですが、幸乃ちゃんに「めめ(錦織)に大好きだよを言ってほしかった」って言われたのがすごく嬉しくて、よし、私もスイッチ入れるぞ!と思ってがんばってかわいく歌いました。

 

──「Symphony」初披露の日(2018年1月6日に開催された「宇佐美・板山バースデーライブ~うさいーまじっく ~」)は、「Strawberry feels」で会場に驚きの気配が漂ったんですが、結構レア曲だった?

 

宇佐美 そうですね。意外と披露させていただく機会がなくて、「Symphony」を歌うようになってから、曲調も合う「Strawberry feels」を歌うことがぐっと増えました。レコーディングの時にはディレクションで、台詞は話しかけているように、とにかくかわいく! と言われました。

 

錦織 難しかったよね。

 

宇佐美 ルーチェの曲で私的には一番かわいく歌った楽曲だと思います。自分では結構ブリッコで歌っているつもりが、まだ足りない、まだまだ足りないとなって結構苦労しました(笑)。

 

──「Strawberry feels」の振付のポイントがあれば教えてください。

 

板山 この曲は動きに弾けてる感じが欲しいと思って、ジャンプをたくさんいれました。あとはファンの人と一緒にできる振付がほしかったので、サビの終わりをみんなと一緒に踊れるようにしていて、そこが楽しみです。

 

宇佐美 結構、運動量がある曲だよね。

 

板山 そうなんです。客席からはそうは見えないと思うんですが、結構ダンスは大変です。

宇佐美 だからセットリストの後半にあると、おぉ…となりますね。

 

桧垣 ジャンプが多いし腕も上げてるので、結構いろんな筋肉を使います。でもキツそうには見せずにかわいく見せるのがポイントです(笑)。

 



めめたん作詞の「夢のその先」に込められた思いとは

──「夢のその先」は錦織さんが作詞ということで、どんなイメージで作りましたか。

 

錦織 私が齋藤優輝さんの曲が大好きで、あ、ルーチェってストリングス曲がないなと思ってお願いして作っていただいた曲です。ルーチェのこと、5人の結束力について考えながら作詞しました。最初は、並んだ5人が背後からライトを浴びてシルエットしか見えない、歌い出しの絵がイメージとしてあったんです。アイドルの苦悩と、それを上回る楽しさ。5人でファンのみんなと味わってきた楽しさや嬉しさ、共有してきたなにかを込めました。夢がかなったその先で、また新しい夢が見つかるといいな、そういう気持ちを込めて作詞しました。

 

──この前はライブの1曲目に歌っていましたね。

 

錦織 そうですね、一発目が多いかもしれない。オープニングじゃないですけど、5人が並んで壮大に始まるイメージなので、それがライブの幕開けにふさわしい感じになっていたらいいなと思います。新しいはじまりをイメージして作った曲なので、セットリストの最初にあるとその日はるんるんです。

 

深沢 「夢のその先」は歌詞に普段使わない漢字が多いので、レコーディングの時は歌詞カードがふりがなの書きこみだらけになりました(笑)。

 

板山 振付もめめたんがしてくれたんですが、「不条理を蹴散らせ」ってところで1回後ろに下がってみんなで前に出るんですね。いろいろ苦しいこととかがあっても、みんなで一緒に前に進む気持ちがこもっているようで、好きだなと思いました。

 

錦織 振付の先生、作詞家さんがどういう気持ちと目線でルーチェを見ているのか、その立場になってみたくて今回振付もやらせてもらったんです。でも振付がなかなか思いつかなかったので、サビの振付は動画のカメラを回して、一発撮りで即興で踊りました。だからそのあと最初にしたことは、自分がその時どう踊っていたかの動画の分析でした(笑)。

 

板山 私が振付を考えたらぜんぜん違う感じになると思うので、めめたんらしさがすごくある振付だと思いました。私は順番に考えて考えて振付を作るタイプなので、すごいな、面白いなと思いました。

 

──今回は「Symphony」がフルサイズで先行配信されました。

 

桧垣 ゲーム「ネコぱら」って海外でも人気なんです。だからYouTubeにアップされた動画に英語のコメントがたくさんついてびっくりしました。配信だとそういう海外のファンの方にも聴いてもらえるのが嬉しいと思います。

 

宇佐美 PVの再生数もすごいよね!

 

錦織 ツイッターでも英語の感想があって、「うむ、わからん」と思いながら見ています。でもルーチェを知らない人が「ネコぱら」きっかけで特典会に来てくれたりして、すごいな、嬉しいなと思いました。

 

板山 フルサイズで配信されてるから、ライブに来る時の予習にもいいと思います。

 

──「Symphony」のライブに向けた予習ポイントやお約束などがあれば教えてください。

錦織 まずはクラップ。

 

宇佐美 後半の「ぽんぽんぽぽぽんぽぽぽぽんぽぽん」というところで、リズムに合わせてクラップをしてもらってます。

 

深沢 タイミングは全部幸乃ちゃんが指示してくれるので、なんとなくで大丈夫です!

宇佐美 あとは猫手でウェーブをする猫ウェーブがあります。

 

錦織 下手から上手までをわーーって猫ウェーブします!

 

板山 ライブの時、幸乃ちゃんからはみんなが考えるかわいい角度でウェーブしてくださいって指示がありました(笑)。

 

深沢 今はまだウェーブの時にファンの人がちょっと恥ずかしがってるので、もっと振り切ってウェーブやってくれると嬉しいです(笑)。

後編に続く

 

(取材・文/中里キリ)

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