アイドル活動7年間の集大成! めめたんプロデュースのLuce Twinkle Wink☆「錦織めぐみバースデーライブ」レポート!

2018年07月15日 12:000
アイドル活動7年間の集大成! めめたんプロデュースのLuce Twinkle Wink☆「錦織めぐみバースデーライブ」レポート!

パワフルな生歌と研ぎ澄まされたダンスで高い評価を得ている「Luce Twinkle Wink☆」(通称、ルーチェ)。
「Animelo Summer Live 2017 -THE CARD-」「ANIMAX MUSIX 2017 YOKOHAMA」「アニメ・フェスティバル・アジア(AFA) シンガポール」「NBCUniversal ANIME×MUSIC FESTIVAL~25th ANNIVERSARY~」、そして「NBCUniversal ANIME×MUSIC FESTIVAL~AFTER PARTY~」と数々の大舞台を経て、アニソン・アニメファンにも次々と「ウィンカー」(=ファンの通称)が誕生している。
そのいっぽう、彼女たちは「つくるーちぇ公演」をこなし、7月7日、8日には「アイドル横丁夏まつり!!~2018~」への出演など精力的にライブを積み上げている。そんな中、7月1日にはメンバーのひとり、錦織めぐみさん(通称、めめたん)のバースデーライブが開催された。昨年は東京キネマ倶楽部での公演だったが、今年は会場をスケールアップ、内容に関してもルーチェが駆け上る道を照らすかのような勢いと希望に満ちたライブとなった。


考えて考えてめちゃくちゃ考え抜きました

暗闇の中から聞こえるオープニングSE。それはルーチェにとってのoverture。「L!、U!、C!、E!」と叫ぶウィンカー、「もっともっともっともっとっ!」とあおる宇佐美幸乃さんの影ナレ、そして響き渡る「Luce Twinkle Wink☆、Set Up!」。ステージ下が準備万端で身構えていると、「You! You! You! You are a star!」の歌声が流れ、5人がタオルを手に走り込んできた。1曲目からタオル曲を投入する、熱いライブの始まりだ。
メンバーもすでにTシャツを着ての登場。これは誕生日ライブのために作成された漫画家・喜久田ゆいさんデザインのもの。2曲目にも「Precious☆Summer」と、「オイ!」曲を連投、この日の主役である錦織さんが作詞を手がけた曲ということで会場からのコールもクラップも熱が入る。そして3曲目は「go to Romance>>>>>」。ルーチェはイントロから指先を揃えた美しいシンクロを見せ、ファンは裏打ちのクラップで後押しする。

 

要所要所で錦織さんのソロが光る楽曲を並べながらも、ルーチェの高い実力を存分に味わわせる3曲でもあった。
まず、板山紗織さんのダンスは、ここまで来たかというほどのキレを見せていた。ダンスにおいて重要な、最短距離でポジションに持っていく四肢の動き、そして美しきストップ。元々、体幹のバランスはすぐれていたが、「止める」ことの美を感じさせる振り付けはルーチェのダンスをさらに際立たせる。深沢紗希さんは、表情に筆舌に尽くしがたい妖艶さを宿していて、つい目線を奪われてしまう。天性の顔立ちを本人が熟知したうえでの振る舞いなのかはわからないが、彼女の笑みは愛らしいルーチェにあって「女優」を感じさせる。
もっとも現代アイドルとしての素養を感じるのが桧垣果穂さんであり、普段の天然な性格から一転してのストイックな表情は王道そのもの。激しいダンスの方向性とあいまって彼女の汗は最高に熱い。そして宇佐美さんのパワフルなボーカル。その声の中に感じる太い芯は彼女の強い意志の賜物だろうか。その歌声はすでにルーチェの大きな武器ではあるが、今後も迎えるだろう数万人レベルのホールに立ち続けていくための不可欠要素にほかならない(その意味では彼女のMC力も切り札になるはずだが)。
そんな心強いメンバーたちと同じステージに立つとき、ある種ナンバー2スタイルなのが錦織さんではないだろうか。強い想いで伸ばしてきた歌唱力にダンス、グループ外活動も多いマルチな活躍を見せる、そんな彼女が心血を注いだバースデーライブがいかなる結果を見せるのか。毎年の楽しみではあるが、特に先月の4周年記念ライブ(「つくるーちぇ金曜定期公演」)で新曲の作詞曲と衣装デザインを錦織さんが手がけたと聞いて、胸を高まらせていたウィンカーは多かったはずだ。彼女のプロデュース力が支配するバースデーライブはいかなるものか、大いなる期待を抱きながら迎えた公演だった。

 

 

公演内容に話を戻せば、最初のMCで5人が挨拶と自己紹介を済ませると、宇佐美さんは「めめたんっ、お誕生日ー」と会場を導き「おめでとーっ!」の声を引き出す。錦織さんも「ありがとー♪ 今の、ボイスレコーダーで録ってひとりで部屋聞きたいやつ」とコメント。その後、今の気持ちと今日の意気込みは?と振られると、「楽しみにして来てくれていた方ばっかり……かな?(深沢「そりゃそうでしょーっ」) 私もこの日のためにたくさん準備して、メンバーもすごいたくさん振り付けを覚えてくれたり」「今日は集大成を見せたいと思います。楽しんでいきましょー」との言葉をかける。

 

ここで次の曲に行く前に、ルーチェらしい軽妙なかけあいが挟まれた。深沢さんが「半年くらいぶりのバースデーライブだからね」と言葉をつなぐと、宇佐美さんが「ルーチェさぁ、合同生誕祭が2回だからさ、年に3回しか生誕祭ないんだよね」(ここで錦織さんが「バラけてよ、もうちょっとさ」)「3月、4月らへんに変えようかな」と(会場笑)。そこからルーチェの中でもスタイリッシュな楽曲を集めたターンへとなだれ込む。手刀で大きく×字を切る振り付けが脳裏に焼き付く「ラブ×タイムソルジャー」。錦織さんが、出会いをきっかけに成長を遂げる女の子の姿を歌詞に描いた「Let me cry」。昨年のバースデーライブではまだ存在しなかった「Twinkle“5”stars!!」と続ける。次々と流れてくる曲を眺めているだけでも、錦織さんがどのような思い入れで選んだのか、思いを巡らさせられる、楽しい時間だ。

 

歌い終わった5人がステージを去ると、錦織さん単独の影ナレが始まった。ルーチェは「お着換え中」との説明に、次は新衣装での再登場だろうと想像がふくららむが、錦織さんから今回のライブについての思いがこぼれだしてくる。

「実は今回どんなことやろうかなー、どんなふうにバースデーライブを楽しんでもらおうかなーってすっごい考えました。考えて考えてめちゃくちゃ考え抜きました。でもね、やりたいことがたくさんあってワクワクして、その半面、自分にはできないこともたくさんあるんだなって感じました」「Tシャツから新曲制作、新衣装のデザイン案を出したりと、今年も新しいことにたーーーーくさん挑戦させてもらいました。そしてたくさんの方に協力してもらいました」と。

 

アイドル7年間の集大成曲

昨年は黒須克彦さん作・編曲の「Let me cry」を発表しているが、前述のように今年もその燃える伝統を踏襲することはわかっていた。

「今日はこの新しい曲にすべてをかけていると言っても過言ではありません。次に披露するのは、私が作詞・作曲に携わり、斎藤優輝さんに作編曲をお願いした新曲になります」

との言葉を聞き、フロアに集まった人々もギアを一段上げる心づもりだったと思う。ただこの後、この日、この会場で、もっとも空気が張りつめた時間が訪れる。錦織さんが「突然ですが」と口にしたからである。先ほどまでそこかしこで交わされていた雑談も今はない。集まったウィンカーたちは「お知らせがあります」という言葉が続くのではないかという恐怖に耐えていたのではないか。だが、錦織さんから発せられた言葉は

「夢がひとつかなうと少し寂しい気持ちになります。憧れている場所に手が届くのはうれしいことであり、時に心にぽっかり穴が空いちゃうことって皆さんはありませんか。夢がかなうその先に、もうひとつ、またもうひとつ、って夢を作って追いかけ続けることが自分を好きになるひとつの近道なのかもしれないなと私は思っています」

だった。

そして「今回の新曲は」と続けた言葉で会場の緊張感がすっと氷解する。「聴く人みなさんによって感じ方がひとつひとつ異なるように作りました。私がアイドルを7年間やって来て、感じたことをたくさん詰めこんだ集大成の曲となっています」

 

影ナレが終わり、数分が経った後の暗闇の中に5人が戻って来た。宇佐美さんの声が響く。

「聴いてください、『夢のその先』」

暗がりから一転、横1列に並んだ5人が前方に歩いていく姿をスポットライトが後ろから照らす。錦織さん発案の演出を受け、新曲が歌始まりでスタートする。宇佐美さんから桧垣さん、深沢さん、板山さんと1小節ずつ歌っていき、最後は錦織さん。その後もソロをつなげて5人でのサビへと流れる楽曲だった。

振り付けは、錦織さんが1週間前に完成させたというが、サビの後半、ステップで5人が揃って下がった後で逆再生のように前へと戻るところは、失敗や挫折からもすぐさま立ち直ろうとする強い意志を喚起させた。その直後、サビの最後「描いた未来へ 先をめざせ」で5人がそれぞれ違う方向を指さすポーズ、すぐさまそろって前方の空中へ手のひらを伸ばす型、どちらもこれまでのルーチェでも見られた振り付けで、全員が同じ方向を向かずとも同じ場所を目指す団結感の象徴にも見て取れた。

楽曲自体は、アニソンでは定番だがルーチェには珍しいストリングスを多用。フロアとウィンカーに徹底して盛り上がれる曲を差し出してきたこれまでと方向性が異なっており、今まで以上に聴かせて見せるルーチェを目指した錦織さんの思いが見え隠れする。落ちサビでは錦織さん→宇佐美さんと移りながら主旋律を歌い上げるが、下支えとなるハモを板山さんに託し、落ちサビの締めという要所に宇佐美さんを抜擢している。全体を見ても、歌詞の意味を考えて深沢さんと桧垣さんにふさわしい場所を歌わせているように、ルーチェを輝かせようという錦織さんの意識が漂っていた。

ステージで、レッスンで、仲間を見続けるからこそ生まれるプロデュース力に感嘆させられた。歌い終わったMCでもその「落ちサビ後からはドヤ笑顔で歌って」と錦織さんからオーダーされた話を宇佐美さんが教えてくれる。

 

またMCで5人は、錦織さんが「私が描いた絵がそのまま目の前にあると思うと感激」と興奮を見せた新衣装を、たっぷりとウィンカーたちに紹介。特に会場が湧いたのは、深沢さんが左太ももにつけたガーターベルト(錦織さんも右太ももに装着)を見せつけた瞬間。対抗して宇佐美さんが板山さんを引き寄せ「そんなこと言ったら私たち、肩出てるもんね」、桧垣さんが「私、パフスリーブだもんね」とそれぞれに主張、新衣装を気に入っている様子が伝わってきた。

 

そして生誕祭ならではのソロコーナーへ。久しぶりのソロ曲で緊張していたと後で話していたが、「MIRAI」(GARNiDELiA)で小悪魔風味のかっこよさを届け、そこからの「秘密の扉から会いに来て」(田村ゆかり)でかわいさを振りまき、「めぐみに会いたいそれだけで僕らはここまでやってきた!」観衆を十二分に堪能させた。と思えば、間髪入れずに4人が合流し、「meteor bell」に。ソロから、メンバー全員の名前が歌詞に入った曲へのつなぎ方は、実に心憎い。

 

ソロを終えた錦織さんをたたえる(たたえた板山さんは錦織さんから飴をゲット)MCを挟み、最後のブロックへ。それを聞かされた会場は当然「えーっ!」の声。ここで深沢さんは

「やだやだって言ったってしょうがないじゃん」

と返すと錦織さんが

「次(ライブ終了後、所属レーベルであるArc Jewelのレーベルメイトたちが出演する『Jewel Beat!!2018 Early Summer Dreams☆ in 新宿BLAZE』が開催予定)の準備あるんだから。余ってる力あるんだったら『Jewel Beat!!』行きなさい(笑)」

と突き放す。

この2人の「ツン」な距離感のMCが絶妙と思いつつ、気持ちはラストスパートにたかぶる。ステージ上の5人と同じく右回り・左回りと回りたい「1st Love Story」。多種多様なクラップに気持ちが入る「恋のprologue*」、深沢さんと桧垣さんが歌詞を担当し、まさにルーチェ(Luce=光)を表す「ヒカリ」。コールとクラップ満載でメンバーと心が通じ合わせる曲群で会場は熱いひとつの塊となった。

 

ステージから去った5人を「アンコール!」からの「めーめたんっ!」コールで引き戻すと、この日2度目の「夢のその先」を浴びる。2回目ということでウィンカーもしっかりコールに気持ちを乗せてきたが、歌唱後に錦織さんから「(サビの)指さしを一緒にやりたくて」「振りコピできる場所がたくさんありますので、みんなで踊ってオイオイする曲になればいいな」「いいコール待ってるね♪」というオーダーも入ったので、今後の公演でのさらなる仕上がりも楽しみである。

残すは1曲。だが、その前に誕生日セレモニーを開催。生誕祭では欠かせない、ファンからの贈り物がメンバーの手によって次々と紹介される。錦織さんの愛猫「むぎ」の分身(人形)が入った花籠に、歴代衣装などを手描きしたアルバム、そして轟焦凍(「僕のヒーローアカデミア」のキャラクター)の人形が立つバースデーケーキ。気合の入ったプレゼントに錦織さんも驚きと爆笑の連続。会場と一緒に「めめたーん/お誕生日おめでとうーっ」「最強/おちびーっ」で記念撮影を終えると、錦織さんから今日の感想が述べられる。

 

「実は不安過ぎて、昨日泣いてたんですよ。プレッシャーに弱くて本番に強いタイプなんで(笑)」「メンバーとみんながいてくれたからホントに楽しいバースデーライブ2018になりました」「アイドルしててよかったって心から思いました」「ありがとうございます!」

 そこまで話すと「でも……、まだポンポンしてなくない?」と錦織さんが手を頭につけた途端、会場は興奮の渦が巻き起こる。

「恋色♡思考回路!」

と錦織さんがコールすると、ルーチェのオレモー曲に突入。ウィンカーがイントロからオイオイ!と圧するも、今日も宇佐美さんが踊りながら「もっともっと!」とウィンカーをあおる。すると会場はさらに声を張り上げてのMIXで応え、Bメロでも手が腫れるほどにクラップする。振り付けも歌詞も表情もかわいいメジャーデビューシングルが、2年半の時を経て、圧倒的なパフォーマンスで心を震わせる楽曲へと育て上げられた。メンバー全員の進化に成長の理由を感じつつ、会場を後にした。

 

 

(取材・文/清水耕司)

  

【セットリスト】

1. You are a star!

2. Precious☆Summer

3. go to Romance>>>>>

4. ラブ×タイムソルジャー ~未来と君を行き交う戦士

5. Let me cry

6. Twinkle“5”stars!!

7. 夢のその先

8. MIRAI

9. 秘密の扉から会いに来て

10. meteor bell

11. 1st Love Story

12. 恋のprologue*

13. ヒカリ

En1. 夢のその先

En2. 恋色・思考回路

画像一覧

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