「機動戦艦ナデシコ」はアニソン界へのパスポートだった! 6月7日放送「アニ☆ステ」登場の松澤由美インタビュー!

2018年06月07日 12:000

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TOKYO MX1にて毎週木曜22時より放送中の、アニソン専門ランキング音楽番組「アニ☆ステ」。その6月7日放送回のスタジオLIVEに、「機動戦艦ナデシコ」「聖闘士星矢~冥王ハーデス十二宮編~」主題歌などで知られるシンガー・松澤由美さんが出演する。


デビュー20周年を記念するアルバム「永遠のSEED」を、2018年5月30日にリリースしたばかりの松澤さんが「アニ☆ステ」に登場! 記念すべきデビュー曲「YOU GET TO BURNING」をライブ披露する。思い出の1曲を歌い上げた松澤さんに、今回の収録の感想をうかがってきた。

 

 

──早速ですが、本日の「アニ☆ステ」収録はいかがでしたか?

 

松澤由美(以下、松澤) スタッフのみなさんが静かに待っている中で歌ったので、ドキドキしました! 実は、風邪をひいてしまって、ガラガラ声だったんですけど、なんとか歌えたかなって。教訓、「風邪をひかないように」(笑)。

 

──今回、歌われた「YOU GET TO BURNING」はもはや説明不要ともいえる名曲ですが、改めて、本曲についてご説明ください。

 

松澤 この曲はアニメ「機動戦艦ナデシコ」の主題歌で、「オープニングが始まる!」といった感じの元気になれる1曲です。

 

私は、普段どちらかというとバラードやミディアム調の曲を歌わせていただくことが多いんですけど、このデビュー曲「YOU GET TO BURNING」はテンポ感がありますよね。

 

「機動戦艦ナデシコ」は新しく始まるアニメということもあって、積極的に新しい人を使っていこうという勢いのある作品だったんです。そういった作品の持っている初々しさと勢いのある曲だと思います。

 

──まさか、20年も歌い継ぐ楽曲になるとは、その当時思っていなかったのでは?

 

松澤 当時は何も考えないで歌ってましたね(笑)。今となっては、この「機動戦艦ナデシコ」の「YOU GET TO BURNING」が、私にとってのアニソン界へのパスポートになってます。こうやって今でも番組で歌わせてもらえたり、海外に行って歌う機会もあったりして。私の代表曲で、大切な楽曲になっています。

 

先日も、iTunesストアで「90年代の神アニソン・ベスト」みたいな特集に、「残酷な天使のテーゼ」や松本梨香さんの曲に並んで、「YOU GET TO BURNING」も入っていて、嬉しかったですね。

 

──20年歌ってきて、歌い方に変化などはありましたか?

 

松澤 私の原点なので、何かを思いっきり変えようというよりは、素直な気持ちで歌っている気がします。

 

──「YOU GET TO BURNING」、そして「機動戦艦ナデシコ」が“アニソン界へのパスポート”ということでしたが、松澤さんにとって「機動戦艦ナデシコ」はどういった作品ですか?

 

松澤 当時はアフレコ現場にも毎週行っていて、「アニメってこうやって作られるんだ」とか、実際にテレビで見て「うわっ! すごい!」と思ったり、すごく思い出深い作品ですね。

 

それと、80年代のアニメと比べると、90年代以降のアニメはテンポ感がすごくあると感じました。そんなふうに斬新に進化していって、アニメが盛り上がった時代でもありました。コミカルな部分も面白かったですしね。

 

──5月30日にはデビュー20周年を記念したアルバム「永遠のSEED」がリリースされました。リード曲である「永遠のSEED」は「YOU GET TO BURNING」を作曲した大森俊之さんが手がけています。

 

松澤 私の原点である「YOU GET TO BURNING」を書いてくださった大森先生に、20周年アルバムの新曲を書いてもらいたいと考えて、直接ご挨拶に行ってお願いしました。

 

「永遠のSEED」は、「YOU GET TO BURNING」のアンサーソングというか。ここからまた新たに歌っていくという気持ちを込めて、楽曲のキーワードを大森先生にお渡しして、書いてもらったミディアムテンポの楽曲になっています。

 

デビューしてからいろいろな経験をして、みなさんの日常でもあるような大変な思いもあったけど、自分の情熱だったり信じてるものがあれば、また深く歌うことに入っていけるんじゃないかな、と思って。いろんな経験が土に還って、「永遠のSEED」という種になって咲くというイメージで歌っています。

 

多分、「YOU GET TO BURNING」を聞いてくださった方だったら、「なるほどね!」と感じる作りになっていると思います。

 

──最後に、20年活動を続けてこられる中で、アニソンを取り巻く状況はどのように変わったと思いますか?

 

松澤 だいぶ……下手したら180°くらい変わったのかもしれないな、とは思います。

 

私のデビュー当時、アニソンというのは作品のファンであったり、特定の人が聞くものだったように感じます。私はアニソンじゃない楽曲も歌っていますが、いわゆる“おしゃれミュージック”を歌う時に呼ばれる番組と、「YOU GET TO BURNING」を歌う時に呼んでもらえる番組が違っていたりしたんです。

 

でも、今はみなさん「アニソンを歌いたい」とか「アニソン歌手になりたい」と言うように、昔あったジャンルの垣根を越えて、アニソンがひとつの花形になっているように思います。それだけみんながアニソンを聞くようになって、ポピュラーな存在になったのかなって。それはすごく嬉しいことですね。

 

──放送も楽しみにしています。本日はありがとうございました!

 

(取材・文・写真/須賀原みち)

 

【番組情報】

■アニ☆ステ

・放送時間:TOKYO MX1 毎週木曜 19:58~、札幌テレビ 毎週土曜 26:30~、J:COMテレビ 毎週木曜 22:00~/毎週日曜 23:30~

 

・MC:古坂大魔王、リョウガ

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(C) ジーベック/ナデシコ製作委員会・テレビ東京

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(C) ジーベック/1998 NADESICO製作委員会

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