シリアスなTVアニメ「シュタインズ・ゲート ゼロ」エンディングテーマと、コミカルなキャラのギャップが見どころ!? 5月17日放送「アニ☆ステ」登場のZweiインタビュー!

2018年05月17日 14:000

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TOKYO MX1にて毎週木曜22時より放送中の、アニソン専門ランキング音楽番組「アニ☆ステ」5月17日放送回のスタジオLIVEに、Ayumu(Vo)さん、Megu(Ba)さんによるユニット・Zweiが出演する。


Zweiは現在大好評放送中のTVアニメ「シュタインズ・ゲート ゼロ」のエンディングテーマ「LAST GAME」を担当。ドラマチックかつシリアスなサウンドと歌声で、毎回ドラマを彩っている。

今回、スタジオLIVE収録直後のZweiに直撃! 収録の感想や楽曲についてのお話をたっぷりとうかがってきた。

 

──「アニ☆ステ」収録、お疲れ様でした。収録はいかがでしたか?

 

Megu(Ba) 「アニ☆ステ」の収録は2回目で、前回は軽快な曲(「Eternity」)を弾かせていただいたんですけど、今回はバラードということで、また違ったZweiの一面を表現できたかな、と思っています。

 

──歌の収録を拝見しましたが、何回かリテイクするなど、歌うのに苦労されていた印象です。

 

Ayumu(Vo) 私自身、感情が入り過ぎちゃう人間でもあるので、「LAST GAME」はまだちょっと暴走気味なんですよね。ものすごく好きな曲だから、気持ちが先に行っちゃってるのかもしれない。この曲にクラクラしない日がないんですよね。「LAST GAME」は自分自身も暴走してしまうくらい素晴らしい曲なんだな、っていうのが改めてわかりました。

 

ステージングに関しても、楽曲のイメージとしては微動だにしないほうが格好いいと思うのであまり動いていないんですけど。いっぽうで、(感情が入りすぎて)動けない部分もあるんですよね。動いたら、倒れてしまうんじゃないかって。だから、みなさんもぜひカラオケとかで歌ってみて、その感じを味わってみてほしいです(笑)。

 

Megu 実際、私も初めて「LAST GAME」を聞いた時は、感動して涙が止まらなかったんです。でも、表現者としてはその感情をステージ上で出し過ぎてしまうわけにもいかない。ある意味入り込みやすい楽曲だと感じていて、私たちがどう表現するかをすごく考えた楽曲でもあります。演奏する側としても感情のコントロールが難しいので、なるべく演奏中に泣かないようにしています(笑)。

 

──「LAST GAME」はアニメ「シュタインズ・ゲート ゼロ」のEDテーマとなっています。

 

Megu 「シュタインズ・ゲート ゼロ」はすごく混沌とした世界の中で、主人公の岡部倫太郎が「みんなを助けたい」という思いで、自分を犠牲にしながらほんのわずかな光や夢に向かっていく、ドラマチックな作品です。世界線がどんどん変わっていくようなSF的な部分もあります。「LAST GAME」は、そういった混沌とした部分を表してると思いました。

 

数か所ある日本語詞でも「歪んだ空」とか、すごいインパクトで頭に入ってくる。本当に「(岡部倫太郎にとって)歪んだ空なんだろうな」って思いますし、曲自体も灰色なんだけど、その中に希望がある。すごく切ないバラード曲だな、って。

 

Ayumu 生きている中で、どうしても変えられない……けど、変えないといけないことってありますよね。そうなった時に、ほんの1%の希望を諦めるのは簡単なわけで。いっぽうで、「その1%の希望に賭ける」っていうのは、外側からは簡単に言えるけど、実際に当事者である岡部倫太郎の気持ちになった時に、「本当にあなただったらできますか?」という問いかけも入っているのかなって。悲劇を回避するために、あなたにもできることがあるはずでしょ? ということを問いかけている楽曲だと思います。

 

「シュタインズ・ゲート ゼロ」は“岡部倫太郎が牧瀬紅莉栖を救えなかった世界”なので、「LAST GAME」は歌う時にもその辛い気持ちが入り過ぎちゃって、もう大変(苦笑)。

 

Megu ゲームもずっとやってて、大好きだもんね。

 

Ayumu すごい入り込んじゃって……。日常でも、いちいち「あ!今、世界線が分岐した!!」とかうるさい(笑)。

 

Megu そういう好きな作品の曲を歌えるっていうのは、本当に嬉しいです。

 

──Zweiは「シュタインズ・ゲート ゼロ」だけでなく、「ロボティクス・ノーツ」や「OCCULTIC;NINE」にも楽曲を提供しています。Zweiにとって、これらの作品が属する「科学アドベンチャーシリーズ」とはどんな存在ですか?

 

Megu 科学アドベンチャーシリーズは、作品が違っても全部続いているひとつの作品だと思ってます。私たちZweiも、科学アドベンチャーシリーズという大きな作品の中の1キャラクターとして存在しているのかな、って。だから、音楽や歌詞を通じて、(作品にとっての)新たな答えが見えてほしい。(科学アドベンチャーシリーズの生みの親である)志倉(千代丸)さんは、そういった作品に関する歌詞をしれっと入れてたりしますし。

 

志倉さんが次に何を考えているのかも気になりますし、これからの科学アドベンチャーシリーズにも関わることができたら嬉しいと思ってます。

 

Ayumu 志倉さんに聞いたんですけど、「LAST GAME」というタイトルには「最後の賭け」という意味合いがあるらしいんです。だから、“ラスト”って言っているけど、「LAST GAME」は今後も続いていく中でのひとつの場面のことを歌ってるんだろうなって。

 

本当に科学アドベンチャーシリーズが大好きで、「オカルティック・ナイン」もすごく好きなんです。最近、ゲーム版にもハマりはじめたんですよ。いや〜、志倉さん、いいよ!

 

Megu 今さら(笑)。

 

Ayumu 志倉さんの考える世界がまだまだあると思うので、ひとつでも多く実現してほしいし、その世界を盛り立てていけるひとりでありたい、と思っています。

 

 

──ちなみに、今回の「アニ☆ステ」では、楽曲の雰囲気から一転、アイキャッチの収録はかなりコミカルな感じでしたね。

 

Ayumu (収録の前日である)昨日、お風呂に入りながら、40分くらいずっと何をやろうか考えてました(笑)。

 

Megu 前回もアイキャッチの部分を結構前に出していただいたんで、今回はそのプレッシャーがね……。Zweiのもうひとつの顔として、(コミカルな一面にも)命を賭けてるらしくて(笑)。

 

Ayumu アニステの“二”っていうのは、Zweiの“2”でもあるんですよ!(※Zweiはドイツ語で“2”を表す)だから、ちょうどいいと思って。

 

本当はもっとアクロバチックな感じでいこうと思ってたんですけど、衣装が黒いスーツなので破れたり汚れたりしたらイヤだったので、今回収録した感じになりました。

 

Megu そこから「LAST GAME」を歌うっていう、ギャップがすごいよね(笑)。

 

Ayumu 「アニ☆ステ」さんがカットしてなければ、見られるはずです!

 

──オンエアに注目ですね(笑)。本日はありがとうございました!

 

(インタビュー取材・撮影/須賀原みち)

 

 

【番組情報】

■アニ☆ステ


・放送時間:TOKYO MX1 毎週木曜 19:58~、札幌テレビ 毎週土曜 26:30~、J:COMテレビ 毎週木曜 22:00~/毎週日曜 23:30~

・MC:古坂大魔王、リョウガ

 

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(C) 2018 MAGES./KADOKAWA/未来ガジェット研究所

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(C) Project OC9/Chiyo st.inc. (C) 2013 志倉千代丸/オーバーラップ/Chiyo St Inc, All rights reserved.

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