【インタビュー】竹達彩奈が新曲「Dear Dear」を配信リリース。ミト(クラムボン)のプロデュースで等身大の楽曲に

2021年01月19日 12:000

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2019年2月リリースの「Innocent Notes」以来となる、竹達彩奈の新曲「Dear Dear」が完成! 彼女にとっては初のデジタルシングルで、クラムボンのミトがサウンドプロデュースを担当。等身大の自分をテーマにした、落ち着きのあるフェミニンな楽曲となった。また、カップリングとして、2020年8月に開催されたスペシャルトーク&ライブ「flower moon」で披露された新曲「フラワームーン」を、ライブ音源で収録。コロナ禍の中でも精力的に活動するあやちに注目だ。

なんだか大人になったなあって、しみじみ思うんです


── 新曲「Dear Dear」はクラムボンのミトさんが作詞・作曲を始め、サウンドプロデュース全般を担当されています。ミトさんはアニメソングの分野でも活躍されている方で、竹達さんとも関わりが深いですね。

竹達 ミトさんと初めてお会いしたのは、2ndシングル「♪の国のアリス」(2012年9月リリース)のバンド収録のときで、私は楽器のレコーディングにおじゃまさせていただいた立場だったので、ご挨拶だけさせていただいたんです。初めて楽曲提供していただいたのは、3rdアルバム「Lyrical Concerto」の「AWARENESS」(作曲・編曲)で、作品のキャラクターソングでもご一緒させていただいたり、クラムボンのライブにご招待していただいたりと、ずっとご縁が続いていて、今回に至りました。

── ミトさんの作る楽曲について、どのような印象がありますか?

竹達 人柄もそうなんですけど、楽曲もパワーがあって説得力にあふれていると思います。私にとって今回のシングルは、30代を迎えての最初の楽曲で、新たなスタートを切るという思いがあったので、ミトさんにサウンドプロデュースしていただけて、すごくうれしいです。

── 楽曲制作にあたって、ミトさんとはどのようなお話をされたんですか?

竹達 等身大の自分を表現したいです、というお話を最初にさせていただきました。今までの私の楽曲は、作り込まれた世界観の中でかわいらしさを表現する曲が多かったんですけど、今回は自分自身を改めて見つめて、飾らない私を表現できたらいいなと思ったんです。


── 竹達さんの中で、いろいろと心境の変化があったということですね。

竹達 大人の年齢になって、以前よりは周りのことを気にしすぎないようになったかなと思います。前は人の反応や評価がどうしても気になってしまって、みんなに求められる自分を表現しなきゃというところでがんばっていたような気がするんです。でも、20代後半になったころに、ある意味開き直ったというか(笑)。自分自身を見つめ直す時間を持てたこともあって、自分のペースで自分のやりたいことをやっていこうという気持ちになっていきました。もちろん、かわいいものは今でも大好きですし、フリルやレースのふわふわ甘々な世界観も大好きなんですけど、大人っぽいものにも魅力を感じるようになって。年齢と経験を重ねるごとに趣味趣向も変わっていくんだなって実感しました。

── 趣味趣向というところでは、どんなふうに変わったんですか?

竹達 根底にある好きなものはずっと変わらないんですけど、たとえばファッションでも、昔は絶対にロングスカートって履かなかったんですよね。私は背が低いのでバランスが取りづらいし、そもそもサイズが合わないことが多くて履かないでいたんですけど、最近はすごく好きになって。どうやったらバランスよく見えるかなと自分なりに工夫して、ロングスカートを合わせてみるのが楽しくなってきました。革のブーツなんかも履くようになって、なんだか大人になったなあってしみじみ思ったりするんです(笑)。コスメに関しても興味があるものが変わったり、お料理やアクセサリー作りをするようになったりと、いろいろな変化がありました。

── アクセサリーを手作りしているんですか?

竹達 はい、レジン(樹脂)の中にビーズを入れたりして固めて、鎖でつないだりしてアクセサリーを自作しています。自分が出演した作品やキャラクターのイメージで作ることが多いんですけど、それを生放送やイベントでお披露目すると、ファンの方が喜んでくださるので張り合いがあって。特に女の子に「かわいいですね」って言ってもらえるのがうれしくて、インスタやツイッターにも写真をアップしています。

── そういういろいろな変化があった中で、アーティストとしても、作り込んだ世界観ではなく、等身大の自分を表現してみようという思いに至ったんですね。

竹達 そうですね。今の自分の中から生まれる、自然なものを出せたらいいなと思いました。

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