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「みのりんご」こと、声優・歌手の鈴木みのりが、ニューシングル「ダメハダメ」をリリース! TVアニメ「手品先輩」のエンディングテーマで、ちょっとエッチな手品コメディという作品の世界観に寄り添った、楽しくて面白い楽曲になった。×が描かれた旗を剣で真っ二つにしているジャケットのイメージは、なんと「リボンの騎士」。いつも楽しそうに、ファンの想像を超えていくみのりんご。新たな挑戦が詰まったニューシングルに注目だ!
「ダメハダメ」は、いつも以上にお芝居の要素盛り盛りで歌いました
── ニューシングル「ダメハダメ」は、鈴木さんらしい明るく楽しい曲になりましたね。鈴木 わちゃわちゃした曲です! 「手品先輩」はちょっとエッチで、にぎやかなコメディだったので、爽やかな楽曲よりも、楽しくて若干のセクシーも含まれている楽曲がいいなと思って。「ダメハダメ」は仮歌の段階で、「ダメ?ダメ!」という歌詞が入っていて、チラリズムみたいな感じが面白かったんです(笑)。それに、1回聴いただけで、忘れられないメロディを持っていたので、この曲に決めさせていただきました。
── 作曲は浅利進吾さんです。そして、アレンジを北川勝利さんが担当されています。 鈴木 面白さを追求するアレンジを北川さんにお願いするのは初めてだったので、どんなふうになるんだろう? と楽しみにしていたら、予想以上にぶっ飛んだアレンジになっていました。ベートーベンの「運命」を使ったり、最後の最後に銅鑼がバーンと鳴るというのは、仮歌の段階ではなかったことで、全部北川さんのアイデアなんです。キャッチーな要素がどんどん足されていって、より変わった曲になりました。
── 北川さんの遊び心が出ましたね。 鈴木 「みのりんごだから、これくらいやってもいいよね」って思ってくださったんじゃないかなって。
── 作詞はacane_madder(アカネマダー)さんです。 鈴木 「手品先輩」の世界観を大切にすることを第一に書いてくださったんですけど、acane_madderさんとは直接お目にかかってお話しする機会が多かったので、私自身のことも歌詞に入れてくださったんだと思っています。「どん底・Don‘t cry・Don‘t mind」とか、「いつも迷って泣いて悩んで泣いて だけどやっぱり最後は笑いたい」というあたりが特にそうで、acaneさんの愛を感じました。
── ボーカルは一節ごとに表情がコロコロ変わって、楽曲の面白さがさらにアップしたんじゃないかと思います。 鈴木 今までの曲も、お芝居するイメージでいろいろなニュアンスを入れてきましたが、今回はその成分が盛り盛りです。acaneさんもボーカル録りに立ち会ってくださって、「こんなふうに歌ったほうが、みのりんごのかわいさがより引き立つよ」って、実際に歌いながらディレクションしてくださいました。acaneさんと北川さんとディレクターの福田さんは仲良しで、楽しそうに笑ってましたね。私は、お芝居の要素をたくさん入れたので、体力的に大変だったんですけど(笑)。
── ずっと「ダメ?ダメ!」と相手をじらしている曲なんですけど、最後にセリフで、「いいよ」って言うんですよね。そこが特にかわいくて。 鈴木 「いいよ」というセリフは、北川さんと福田さんが、「最後に何か入れたいよね」って話し合って、けっこうギリギリのタイミングで決まったんです。私は、福田さんたちのディレクションに従って、セリフを言いました。
── どんなディレクションだったのでしょう? 鈴木 「ダメ?ダメ!」と歌っているときは、相手をじっと見つめているんですけど、そこから目をそらして、モジモジして、うつむいたまま「いいよ」という感じで、と。
── かわいさ全開です(笑)。 鈴木 それで少し間があって、銅鑼がバーンと鳴るんです。すると、私も顔を上げてニコッとしているというイメージがありました。
── 銅鑼の音は、ハッピーエンドの象徴みたいな感じなのでしょうか? 鈴木 どうなんでしょうね(笑)。
── 鈴木さんと言えば、面白いミュージックビデオ(MV)がおなじみになっていますが、今回も意表を突いていました。 鈴木 トランプマンさんと共演させていただきました! 撮影現場では、実際に手品を披露しながら、いろいろ教えてくださって、とても紳士的な方でした。母が、YouTubeにアップされたMVを祖父や祖母に見せたら、私のことよりも先に、トランプマンさんが出演していることに驚いていたそうです。
── ある年代以上の人は、絶対に驚くと思います(笑)。 鈴木 そうみたいですね。ファンのみなさんの反応を見ると、驚いている方と、きょとんとしている方がいて、幅広い年齢層の方が私の曲を聴いてくださっているんだなと、改めて感じました。
── 鈴木さんの衣装はレトロで、ビルの屋上にセッティングされたベッドルームもかわいかったです。 鈴木 内装や小物がかわいいし、窓から見える夜景もきれいで、撮影は楽しかったです。歴代のMVの中で一番、女子っぽい私が映っているMVかもしれません。
── ジャケット写真も、騎士みたいな衣装でかわいくて。 鈴木 ずっとお世話になってきたアートディレクターさんで、最初は侍が旗を斬っているという案を出していただいたんです。それも素敵だったんですけど、「見る前に飛べ!」のMVがお寺だったので、和風の世界観とは違ったものにしたくて。でも、旗を斬るというアイデアは生かしたかったので、私から「『リボンの騎士』みたいな感じではいかがですか?」と提案させていただいたら、採用になりました。
── なるほど、つば広の帽子とか、たしかに「リボンの騎士」を彷彿させます。 鈴木 フリル多めの衣装で、着ていて楽しかったです。だけど剣が重たくて、旗を斬ったポーズのままじっとしていると、筋トレをしているような気持ちになりました(笑)。