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「YELL!!」はタイトル通り、みんなを応援したいと思って作った1枚です
── シングル「牙と翼」と同時発売される2ndミニアルバム「YELL!!」は、7曲入りの作品です。 May'n 「応援」をテーマに、バラエティ豊かなクリエーターの方々に曲を作っていただきました。ミニアルバムをリリースするのは、May'n名義の最初の作品「メイン☆ストリート」以来で、May'nとして歩んできた10年間の想いをこめた1枚です。
── いわば、10周年記念作品ということですね。 May'n はい。May'nというアーティストネームは「みんなにとってのメインテーマを歌いたい」という思いで名づけたもので、それから10年経って、私が歌いたかった「メインテーマ」は、みんなの背中を押す曲だったんだと改めて気づきました。そこでまず、アルバムタイトルを応援という意味の「YELL!!」に決めました。
── 全体的な印象としては、サウンド感が爽やかで明るい曲ばかりだということでした。 May'n はい。ポジティブなメッセージが詰まった、ライブで楽しく盛り上がれる楽曲だけを集めたミニアルバムにしようと思いました。
── 1曲目の「マイヒロイン」は、LiSAさんの作詞、May’nさんの作曲という注目曲です。 May'n リード曲は自分で作曲したいと思いました。楽曲のコンセプトは、ライブの最後に歌えるような、10年間の感謝をみんなに伝える曲です。LiSAちゃんはこの10年の中で出会えた大好きなお友だちで、彼女と話をするといつも、私が気づかなかった自分自身の感情を気づかせてくれます。LiSAちゃんだったら私以上に、私の気持ちを素直に歌詞にしてくれるんじゃないかなと思って、お願いしました。
── お2人の共作は初ですよね。 May'n はい。それにLiSAちゃんが歌詞をほかのアーティストに提供するのも初めてだそうです。私が最初になれて、すごく光栄です。
── サビの最初に「スマッシュ!」という言葉が入っていたり、どことなくスポーティーな印象のある歌詞ですね。 May'n ライ部という部活を象徴した曲にしたいという私からのお願いを受けて、キャッチーな言葉をたくさん並べてくれました。部活の仲間の背中を押してくれる歌詞になりました。ライブではもう、みんなで「スマッシュ!」って叫んでいて、いつも盛り上がっています。歌っていると自然に笑顔になれる歌詞で、さすがLiSAちゃん!と思いました。
── 2曲目は「全部大丈夫」。ファンキー加藤さんの作詞・作曲です(作曲は、田中隼人との共作)。 May'n 私はもともと人見知りなせいか、接する人によって、違う自分が出てくるように感じていました。この人の前ではいつも真面目だけど、別の人の前では茶目っ気がある私になって、なんで人によって、表に出てくる自分が違うんだろう、私にはいろいろな面があるのに、それをいつもすべて出せないのは残念だし、逆に本当の自分ってなんなんだろう?って悩む時期もありました。だけど、そういう私こそが私らしいんだなと認められるようになってから、すごく生きることが楽になって。数年前の自分に、「そのままでいいんだよ」って言ってあげたいです、というお話をファンキーさんにさせていただいたら、「じゃあ、それをテーマに曲を作りましょう」と。
── 伸びやかで心地よいメロディが、ファンキー加藤さんらしいなと思いました。 May'n この曲もすでにライブで歌っていますが、どんなときもポジティブになれる魔法の曲です。最初は別のタイトルが付いていましたが、サビにある「大丈夫」っていうひと言が、すごくいい言葉だなと思って。この言葉をかけてもらっただけで、気持ちが楽になりますよね。
── たしかに「大丈夫」というのは気負いのない言葉で、無理せずスッと楽になれるような気がします。 May'n この曲を聴いて、みんなの心が少しでも楽になったら、すごくうれしいです。
── 3曲目の「Happiness」は、Sonar Pocketさんの作詞・作曲です(作曲は、NAOKI-Tとの共作)。 May'n 恋を応援する曲がほしいなと思って、Sonar Pocketさんにお願いしました。自分の恋ではなく、恋をしている友だちが、幸せでありますようにと願う曲です。曲調はR&Bで、今までのMay'nにはなかったタイプの曲になりました。Sonar PocketさんにMay'nの世界を意識して作っていただくのではなく、私がSonar Pocketさんの世界に染まりたいなと。それで、ラップにも挑戦しました。
── 「YELL!!」の収録曲は、どの曲もクリエーターさんの個性が強く発揮されているように感じました。 May'n 今回は、アーティストカラーの強い方に楽曲提供をお願いしたかったんです。10年音楽を続けてきて、この先も10年20年続けていきたい、いろいろな音楽に出会いたいと思ったときに、私自身の背中もみなさんに押していただきたいなと。「Happiness」は特に、いつものボーカルの持ち味を消して歌う必要があって難しかったんですけど、その分、新しい私になれた気がしました。