沼倉愛美 1stライブツアー「My LIVE」最終公演レポート 「これが沼倉愛美のライブなんだなと、皆さんに教えてもらいました」

2017年09月02日 12:000

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2017年8月20日、沼倉愛美の1stライブツアー「My LIVE」の最終公演がZepp DiverCity Tokyoにて開催された。6月14日発売の1stアルバムを引っ提げてのソロライブには大勢のファンが集結。満席の会場で全18曲を歌い上げて、ツアーファイナルは大団円を迎えた。


ライブは大阪公演・名古屋公演と同じくデビュー曲の「叫べ」からスタート。沼倉は「さぁ盛り上がっていきますか!」とタイトルにふさわしい叫びを轟かせる。サビに差しかかると、客席から「叫べ!」のかけ声が飛び交い、彼女の歌声を全力で応援する。2曲目の「もっと一緒」では黒のスカートを翻しながら華麗なジャンプ・ステップを披露。「私たちずっと もっと一緒」の部分ではファンも声を合わせて、会場は特別な一体感に包まれた。
最初のMCでは当日の天気が話題になった。沼倉は“晴れ女”として数々のイベントを快晴に導いてきたが、ツアーファイナルの予報はあいにくの雨。「(ツアーの)集大成で雨が降ったら、もう晴れ女だと言えないと思っていたんですよ」と心配していたことを話す。だが予報は外れて開演まで雨は降らず、晴れ女の名声を守ることができたと満面の笑顔を見せた。


4曲目の「HEY!」はアップテンポなナンバー。沼倉の「もっともっと声を聞かせて」という歌声に応じて、オーディエンスから熱い声援が届けられる。間奏ではバンドメンバーの紹介コーナーに突入。ベースの中村圭による煙を吐くパフォーマンスをはじめ、ドラムの大野陸、キーボードの伊賀拓郎、ギターの香取真人がそれぞれの凄腕テクニックを見せつけた。
実はメンバーの4人は物販コーナーのガチャガチャに並んでグッズを購入していたとのこと。それだけに飽き足らず、限定グッズのボクサーパンツ、通称“限定パンツ”をはいてライブに臨んでいることも判明。沼倉はメンバーの熱意に驚きつつ「私も私のグッズが欲しい!」とうらやましげな様子だった。


7曲目の「Anti-Gravity」では前奏で4人のダンサーが登場。青のスカートに衣装チェンジした沼倉も加わって、キレのあるダンスでファンを魅了する。続いての「Shining Days」ではダンサーを引き連れてステージ上段に登り、全身を使ってポップな1曲を歌い上げた。
給水タイムでは「乾杯!」の掛け声でファンと一緒に水分補給してクールダウン。10曲目の「星の降る町」に移ると天井のミラーボールにやわらかな光が注がれ、ステージが青く輝きはじめる。会場全体で楽曲の世界観を演出し、幻想的な雰囲気の中で歌声を響かせていった。
曲を終えた沼倉は「この曲を歌っていると走馬燈が見える気がする。死なないんだけどねっ」とファンの笑いを誘う。そして今年デビュー10年目に突入したことに触れて、これまでの活動を振り返った。今日のライブについては「皆さんと思い出が作れる。それが形に残るということが、すごく素敵だなと思っています」と漏らすと、「形に残る」という発言にファンは騒然。「この公演は映像として残ることになっています!」と告白すると、割れんばかりの歓声が湧き起こった。ライブの映像化について沼倉は、恥ずかしいという思いもありつつも「皆さんの笑顔と一緒に形に残るのはうれしい」と胸の内を語った。


後半戦のMCでは「まだ限界は超えていない気がする。みんなも超えてないんじゃないですか?」とファンを煽る。「頂点目指そうぜ!」という言葉とともに、2ndシングル「Climber's High!」に突入。そのまま「ハレルヤDrive!」「My LIVE」と3曲連続で歌い上げた。沼倉はステージを所狭しと駆け巡り、ファンもジャンプを交えて体全体で楽曲を堪能。この日一番の盛り上がりに、沼倉は「限界超えちゃいましたね!」とすべてを出し切った満足げな表情を浮かべた。
初めてのライブツアーについて沼倉は「私のライブって何だろう?」と考えて、自分なりの楽しさを伝えることを目標としてきたことを打ち明ける。ファンの喜んでいる姿を実際に見て「これが沼倉愛美のライブなんだなと本番を経て、皆さんに教えてもらいました」と感謝の言葉を送った。最後は「この先もやりたいなという気持ちが、すごくあふれてきました」と、次のライブをファンに向けて約束し、「そのときは、また遊びに来てくださいね!」とメッセージを贈った。

ライブのラストを飾ったのは「暁」。「見つめていよう」の歌詞に差しかかると、目の上に手をかざしてオーディエンスを一望する。曲を終えると客席に向けて頭を下げてステージを後にした。アンコール後には全員がライブグッズのTシャツを着て再登場。背中に大きく書かれた「ぬー民」の文字を見せつけた沼倉に大きな拍手が注がれた。
アンコール1曲目は「Good Day」。「今日は私にとってこんな日でした」という思いが込められた歌声にファンは酔いしれる。ライブツアーのフィナーレを飾ったのは「HEY!」だ。開演から2時間が経っていたがコール&レスポンスもバッチリ決まり、まったく疲れを感じさせない無尽蔵のスタミナを発揮した。沼倉はバンドメンバー、ダンサーと一列になって手を繋いで、マイクを通さない生声で「ありがとうございました!」と絶叫。会場全員で作り上げた1日を締めくくった。



沼倉愛美 1stライブツアー「My LIVE」東京公演


開催:2017年8月20日(日)開場/17:00 開演/18:00
会場:Zepp DiverCity Tokyo

[セットリスト]
01.叫べ
02.もっと一緒
03.Smiling & Smiling
04.HEY!
05.Good Day
06.Hello, Ms.Myself
07.Anti-Gravity
08.Shining Days
09.Spiral Flow
10.星の降る町
11.屋根上の朱い花
12.言の葉
13.Climber's High!
14.ハレルヤDrive!
15.My LIVE
16.暁

ENCORE
01.Good Day
02.HEY!


(文/高橋克則)

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キャスト: 東山奈央、沼倉愛美、佐倉綾音、内山夕実、井上喜久子、花守ゆみり、日笠陽子、水瀬いのり、松田利冴、松田颯水、西明日香、新井里美、早見沙織、小林ゆう、緒方恵美、日高里菜、間宮くるみ
(C) 2016 遠藤浅蜊・宝島社/まほいく

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キャスト: Lynn、早見沙織、小林裕介、小松未可子、斉藤壮馬、興津和幸、高橋美佳子、大西沙織、本渡楓、日笠陽子、沼倉愛美、三橋加奈子、中村太亮
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