より開放的に！　第2章に突入した綾野ましろのニューシングル「NEWLOOK」が登場

バースデーの4月23日に開催されたワンマンライブ「BIRTH」を成功に収めた、綾野ましろ。彼女の待望のニューシングルが、2017年5月17日にリリースされる。タイトルは「NEWLOOK」。爽やかなロックチューンで、ビジュアルイメージも今までとは変わり、「ましろん」がアーティストとしての第2章に突入したことがわかる作品だ。
この曲は、TVアニメ「Re:CREATORS（レクリエイターズ）」のエンディングテーマ。デビュー以来、注目作の主題歌を歌い続けてきた彼女にとって、またまた印象的なアニメとのコラボが実現した。

次のステージに進んだ綾野ましろを見ていただきたいです

── ビジュアルイメージが変わりましたね。まさに「NEWLOOK」です。

綾野　はい、2017年はライブに力を入れて、攻め攻めの姿勢でいきたいなという思いがあって、綾野ましろの今年のコンセプトとして、「NEWLOOK」という言葉が出てきたんです。シングルの曲タイトルだけじゃなくて、新しい私をみんなに見てもらいたいなという大きな意味での「NEWLOOK」です。

── シングル「NEWLOOK」は、TVアニメ「Re:CREATORS」のエンディングテーマでもあります。

綾野　「Re:CREATORS」は、オープニングテーマと劇伴が澤野（弘之）さんで、重厚なイメージがあるんですけど、私はエンディングテーマということで、重たくなり過ぎずに、アニメを盛り上げる楽曲になりました。アニメスタッフさんからは、光を感じる曲を、というリクエストがあって、今までの綾野ましろにはなかった明るさが出て。ビジュアル面でも、そんな曲調にあった新しい私をお届けしたいなと思いました。

── ビジュアルも楽曲も、よりポップで開かれたイメージというか。

綾野　去年くらいから、ライブアーティストをすごく意識し始めていて、ファンのみなさんには私との近さを感じてほしくて。それでビジュアルイメージも変えてみようかなと、スタッフさんと相談しました。もちろん今までの自分を否定しているわけじゃなくて、アーティストとして成長していく中での流れのひとつというか、次のステージに進んだというふうにとらえていただけるとうれしいです。

── デビュー以来、ましろさんのビジュアルは、どこかフィクションのキャラクターのような雰囲気がありました。

綾野　そうなんです。今までの綾野ましろは、ビジュアルも衣裳感が強いというか、背景のセットも含めて、かなり作りこんだものになっていて、ファンタジックなイメージがあったと思うんです。楽曲的にもシリアスで、内に秘めた情熱だったり、前に進んでいく強い意志をテーマにしたものが多かったんですけど、ライブを重ねていくにつれて、みんなを引っ張っていきたいという思いが芽生えてきて。「NEWLOOK」は、私と一緒に口ずさめるように歌詞が韻を踏んでいますし、リズムが面白かったり、楽曲の展開もちょっと変わっていたり、バラエティに富んだ構成なんです。みんなで盛り上がれる曲になったと思います。

── 「NEWLOOK」のシングルには3曲が収録されているんですけど、どれも気持ちのいいロックサウンドになっていました。

綾野　どの曲も明るいロックになりました。「NEWLOOK」は、ギターのリフがメロディアスで覚えやすいですし、ベースはかっこよく動いていて、ドラムもタイトになっているので、男性はワクワクしてくださると思いますし、女の子も、この曲、バンドでコピーしてみたいなって感じてくれるかもしれないなって思いました。

── 「NEWLOOK」の作詞はRyota Nakanoさんです。歌詞の印象はいかがですか？

綾野　共感しやすいフレーズがたくさん入っていて、日常の中で聴いていただくことで、私がみんなの背中を押せる歌詞だなと思いました。

── 「Re:CREATORS」とのリンクについては、どう感じていますか？

綾野　「Re:CREATORS」は、アニメやラノベの世界が普通の日常に入りこんでくるストーリーで、すごくワクワクします。「NEWLOOK」はそんな作品の世界観に完全に入りこんだ内容ではなくて、毎回の本編が終わった後にパッと明るくなれる、勢いがある歌詞になっていると思います。時には葛藤をかかえることもあるけれど、それをパーンと投げすてて、自分が主人公になって楽しんでみてもいいんじゃない？ という内容なので、私も現実に飛び出してきたアニメキャラのひとりになったような気持ちで、元気よく歌いました。

── ましろさんの今の心境も、同時に表しているのかなと思いました。

綾野　楽しいことを求めて、ひとつの場所に留まらずに自分の幅を広げていきたいなという思いは、デビュー前から持っていたので、共感できる部分がたくさんありました。韻をここまで踏んだ歌詞は初めてだったので、それはチャレンジでした。