ここがアニソンの最前線! 両国国技館を揺らした「ANISONG WORLD MATSURI 2017」レポ

2017年04月12日 14:490

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王道のステージ! JAM Project

 

2組目に登場したのはJAM Project。2000年から活動を開始し、今もなお日本のアニソン業界をけん引しているボーカルユニットだ。現在のレギュラーメンバーは、影山ヒロノブさん、遠藤正明さん、きただにひろしさん、奥井雅美さん、福山芳樹さんの5人である。

登場が待ちきれないファンから、早くも手拍子が起こる。そんな中で始まった1曲目は「THE HERO!!~怒れる拳に火をつけろ~」(TVアニメ「ワンパンマン」オープニングテーマ)だ。遠藤さんの「ONE PUNCH!」という叫びから始まるこのスマッシュヒットナンバーは、JAM Projectらしいアツさが爆発するヒーローソング。続く2曲目は「THE EXCEEDER」(PS4/PS Vita用ソフト「スーパーロボット大戦V」オープニングテーマ)。この曲のサビでは、「Fire!」とファンも一緒になって叫ぶ。

 

5人は挨拶を挟み、「The Brave」(テレビ東京系ドラマ24「勇者ヨシヒコと導かれし七人」オープニングテーマ)、さらには、Jam Projectとして初めてワールドツアーを行った際にリリースしたシングル「No Border」収録曲で、ファンの間では“名曲”として名高い「HERO」を歌いあげた。

 

「10年近く前、初めて世界でツアーをする前にこの曲を作りました。少しでもアニソンで世界のみんなと近くなりたい。今でもこの気持ちは変わってないです!」(影山ヒロノブ)

 

このコメントに、今も昔も変わることのないJAM Projectの思いを感じてファンが思わずウルッ……としたところで、一転して盛り上げまくる「SEVENTH EXPLOSION」がスタート。遠藤さんの一段と伸びるシャウトに会場が沸き立つ。

 

「ライブはいいですね! 年々きつくなりますけど(笑)、この気持ちよさはやめられない!」(影山ヒロノブ)

 

影山さんは1961年生まれの56歳。今回の「ANISONG WORLD MATSURI」参戦メンバーの中で最年長だ。しかし、年下のアーティストたちに負けず劣らず、アニソン界の先頭を全力疾走しているのが、影山さんのすごいところ。定額聞き放題の「ANiUTa(アニュータ)」にも協力しており、しっかりMCで宣伝もしていく。ベテランでありつつも、常に新しいことに挑戦しているのだ。

クライマックスは屈指の人気曲「VICTORY」(PlayStation 2用ソフト「スーパーロボット大戦MX」オープニングテーマ)から「GONG」(PlayStation 2用ソフト「第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ」オープニングテーマ)へとつながるメドレーを披露。イントロの時点で「おお~!」とどよめきが上がり、5人の熱唱とともに観客も飛び跳ねる。熱すぎるセットリストにファンのテンションは最高潮に到達。5人が手を重ね、「胸にこみ上げてく 熱く 激しい この想い」と歌う「VICTORY」のハイライトシーンでは、観客も一緒に合唱する。

 

ラストは「レスキューファイアー」(特撮ドラマ「トミカヒーロー レスキューファイアー」オープニングテーマ)。「Motto Motto!」の叫びに合わせて、煽りまくるJAM Project。それに応えて飛び跳ねるファン。「爆鎮完了!」のかけ声で5人がそれぞれ敬礼を決め、ファンもそれに応える。長年培ってきた、アーティストとファンの信頼関係を感じさせつつ全7曲のステージが終わった。

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