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8月31日に公開となったアニメ映画「劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」が公開56日目で興行収入10億円の大台を突破したことがわかった。
話題作を多数輩出しているノイタミナ枠で2011年4~6月に放送されていた"あの花"こと「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の劇場版である本作。幼少時に仲が良かったが、すっかり距離が離れてしまった高校生6人を中心とした青春物語で、TVシリーズは感動的なストーリー展開と抜群の選曲(ED主題歌:ZONE「secret base ~君がくれたもの~」のカバー)はアニメファンから高く評価された。また、作品の舞台である埼玉県秩父市では、聖地巡礼でも盛り上がっている。
初週2日間で約16万人を動員(興収約2億円)という絶好のスタートを切り、公開37日目となる10月6日には興収9億円を記録した本作。今回、56日目となる10月25日についに興収10億円の大台を突破した。10月27日までの動員数は約75.4万人(興行収入は約10.1億円)で、20代から40代まで幅広い層のユーザーに受け入れられている。また、カップルでの来場も多く、デートムービーとしても定着しているという。ちなみに、全国64館での封切りだったが、のべ上映館数は現在100館に達している(現在公開中は70館)。
なお、深夜アニメの劇場作品としては、2010年に公開された「涼宮ハルヒの消失」を抜いて歴代2位に。歴代トップである最終興収19億円の「映画 けいおん!」にどこまで迫るか引き続き注目が集まる。