新たな生活を送る皆さんにおススメ! アキバ総研プロレビュアーが選んだ「出会いと別れの春に観たいアニメ」4選!

2024年04月17日 10:430

※本コンテンツはアキバ総研が制作した独自コンテンツです。また本コンテンツでは掲載するECサイト等から購入実績などに基づいて手数料をいただくことがあります。

毎クール多数発表されるアニメを、ことごとくデータベース化しているアキバ総研では、各アニメ作品の感想を書き込めるレビュー機能も大好評。

そこではライターや、アニメ好きのミュージシャン、タレントなど一家言ある「プロレビュアー」たちもレビューを続々と投稿している。

そこで、今回は出会いと別れの春におススメのアニメを選んでレビューしてもらった。レビューの抜粋で、どんなアニメなのかが気になったら、ぜひリンク先で全文を読んでいただき、そしてアニメ本編を視聴した後に、皆さんもレビューを書きこんでほしい!

箭本進一/ライター

 

<プロフィール>
個性とパワーのほとばしりを愛するフリーライター。著書に「超クソゲー」「超ファミコン」(ともに共著)など。「アキバ総研」ではゲーム系の記事でも活躍中。


アニメ、ゲームをはじめとするサブカルチャーシーンで活躍する箭本さんのレビューは、まさにストロングスタイル! アニメファンが選んだアニメファンのためのアニメ、という感じでレビュー作品ならどれを観てもハズレなし。 

SHIROBAKO


(レビュー抜粋)春になるたび見返したくなるアニメのひとつが「SHIROBAKO」。

ひとことでいえばアニメ業界を舞台としたお仕事ものだが、新たな世界に飛び込んだ主人公たちが社会人として、人間として悩みつつ成長していく物語としての側面が強く、新たに学生や社会人となった人たちに見て欲しい作品だ。(中略)社会人として生きるというのは大変なこと。好きでも、才能があると思っていても、頑張っても、(誰が決めたか分からない)成果という物差しで相対化され、思うように進めない。それでも人を支えるのはあの日抱いた理想や初心であり、これがあるから頑張れる。新たな物事が始まる春だからこそ視聴したいアニメだ。 

OVERMAN キングゲイナー


(レビュー抜粋)「機動戦士ガンダム」の富野由悠季氏がエンターテイメントを強く志向した本作だが、世界設定やキャラクター造形のところどころにドキリとさせられるところがある。例えばエクソダス一つ取ってもそのスタンスは人によって様々で、中には安定したドームポリスでの生活を望む者もいる。こうした人々も、都市を丸ごと動かして行うエクソダスには否応なく巻き込まれてしまう。変革には痛みを伴うというが、変革が必要ない者はどうすればいいのだろうか。(中略)人は変化を恐れ、辛い境遇にも甘んじがち。しかし、勇気を持って一歩踏み出せば、そこには少なくとも可能性がある。成長するということは、それまでの自分を卑下することでも否定することでもないのだ。風雪吹きすさぶ凍土から歩を進め、緑溢れる理想郷へ。これまでの自分からエクソダスする本作は、環境の変わる春に見ることで勇気を貰える白富野なのだ。


鮫島一六三/芸人・DJ


<プロフィール>
お笑いコンビBAN BAN BANの「フリーザじゃない方」。2010年、アニソンDJイベント「アニソンディスコ」をコンビで立ち上げ国内外、会場の大小問わずさまざまな場所でアニソンを鳴らす。吉本興業所属。


芸人として活躍する鮫島さんは、アニソンDJイベント「アニソンディスコ」の主宰でもある。毎シーズン、アニメをていねいにチェックし、DJプレイの際にもアニメ本編をリスペクトしたパフォーマンスを取り入れている。そのレビューは、基本的にお母さんにアニメをおススメするという独特のスタイルで書かれている。「え!? これを親に勧めるの!?」という笑撃のレビューから、ちょっぴりホロリときちゃうような泣かせるレビューまで、変幻自在の筆致で読者の心を揺さぶるレビューは要チェックだ! 

宇宙よりも遠い場所


(レビュー抜粋)お母さん。ちょっとこれ見た?
もしよかったら見て欲しいんだけど。
めちゃくちゃいいよ。知ってるかな?「宇宙よりも遠い場所」て言うアニメ。めちゃくちゃいいよ。「これから何かを始めたい人」にめちゃくちゃ観てもらいたいし、母親にも観てもらいたいアニメてやつかな。あらすじはね、ざっくり言うと「女子高生四人組が、南極を目指す!」っていうお話なんだけどね。「南極に着きました!はいゴール!目的達成!やったー!」てことじゃないんだよね。目的は「ざまあみろ!」て言うことにあるんだよ。(中略)今、お母さんにもやりたいことをやって欲しいと思っているよ。いろいろ犠牲にしてきたものもあったと思うから。お母さんの「ざまあみろ」が私は聞きたいです。もうちょっと親孝行せんといかんなーと、改めて思える作品だし何かを踏み出す人の勇気になるような作品だとも思う。正しい努力をすれば、必ず「ざまあみろ!」と言える日が来るっていう、そんな作品かな。

坂本夏樹/ミュージシャン


<プロフィール>

チリヌルヲワカ、She Her Her Hers、Over The Topでのバンド活動を経て、スタジオ・ミュージシャン、プロデューサーとして、Creepy Nuts、DE DE MOUSE、HOME MADE 家族、reGretGirl、酸欠少女さユり、新山詩織、星街すいせい、美波など、様々な音楽制作に参加している。

 
音楽業界の第一線で活躍する坂本さんは、アニメにも精通している。2023年に「もういっぽん!」OPテーマ「Stand By Me」の編曲を、Subway Daydreamと共同で担当。実際にアニメソングを手がけた彼だけあって、そのレビューもまたアニメソングをフックとしたものとなっている。アニメ本編とアニメソングの関係について、改めて気づかせてくれるレビューは必見! 

とらドラ!


(レビュー抜粋)卒業や進学を街の流れに感じるこの時期にいつも思い出すのが、「とらドラ!」の最終話。とびきりに綺麗な物語の閉じ方、 登場人物への感情移入、二次元の壁を超えた喪失感、こんなにも多様性に富んだ「泣ける」を孕んだラストシーンを、僕はまだ他に知りません。(中略) テーマ曲達も同じようにエバーグリーンな輝きを放っています。中でも「オレンジ」は、原作発表15周年記念スペシャルPVが 制作されたことからも、特に人気があることが伺えます。(中略)新学期や、これからの新しい環境に軽やかな一歩踏みだしたい、そんな時には「とらドラ!」で一度全て出し切ってまっさらにしてみるのはどうでしょうか?

画像一覧

ログイン/会員登録をしてこのニュースにコメントしよう!

※記事中に記載の税込価格については記事掲載時のものとなります。税率の変更にともない、変更される場合がありますのでご注意ください。