【インタビュー】綾野ましろが、TVアニメ「パズドラ」ED「GET OVER」を含む、トリプルA面シングルをリリース!

2019年07月16日 17:000

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デビュー5周年イヤーに突入した綾野ましろが、8枚目のシングルをリリース。TVアニメ「パズドラ」のエンディングテーマ「GET OVER」、Elements Garden(エレメンツガーデン)の楽曲提供による「confession」、2000年代の大ヒット曲「GLAMOROUS SKY」のカバーと、どれも強力な楽曲で、なんとトリプルA面シングル!! ビジュアル的にも、どんどん進化していく彼女に、ニューシングルへの思いを聞いた!

どの曲もライブ映えする、大切な曲になりました


── デビュー5周年イヤーに突入ということで、まずは感慨を聞かせていただけますか?

綾野 5年はあっという間のようでいて、長かったです。特にライブをたくさんやってきたので、ライブに対しての意識はデビューしたばかりの頃に比べて、かなり変わりました。セットリストを含めてライブ制作にも積極的に関わるようになって、成長できたと思います。5周年はひとつの区切りではありますが、止まらずに次のことを考えていて、毎年毎年楽しい年にしていきたいなと思います。

── 前年と同じ年にはしたくないということですね。

綾野 はい、毎年同じルーティーンになるのはイヤで、いつもサプライズを求めていきたいというか、また面白いことしてるなって思われるような活動をしていきたいです。CDをリリースすることも、アニメのテーマ曲を歌わせていただけることも、ライブができることも、当たり前のことではないので、そのときそのときのベストを尽くしていきたいなって思います。

── サプライズということでは、ニューシングルはトリプルA面なんですよね。

綾野 そうなんです。強力な3曲ができたので、思い切ってトリプルA面とさせていただきました。1曲目の「GET OVER」はTVアニメ「パズドラ」のエンディングテーマ、2曲目の「confession」はElements Gardenの上松範康さんに書き下ろしていただいた曲、3曲目の「GLAMOROUS SKY」は私が大好きな映画「NANA」の主題歌のカバーで、どれもカップリングとして扱うのは違うなと思って、いっそ全部A面で行こう!と。どの曲もライブ映えする、大切な曲になりました。

── 3曲とも、インパクトのある曲になったと思います。

綾野 ありがとうございます。シングルを出すたびに思うのは、カップリング曲だからといって、タイトル曲よりも掛ける思いが少ないということは絶対にないんだよ、ということです。どの曲にも同じだけ思い入れがあるので、本当だったらいつも全曲をタイトル曲と言いたいくらいなんです。だから今回、トリプルA面として3曲を発表できたのは、とてもうれしいです。

── タイプが違う3曲で、それぞれにシングルの顔になっていると感じました。「GET OVER」は明るいロックナンバーで、TVアニメ「パズドラ」のエンディングテーマですね。

綾野 「パズドラ」は夕方帯に放送するアニメで、子どもたちが学校から帰ってきてTVをつけるというイメージがありました。私も子どもの頃はそうだったなあと思って。「GET OVER」も、子どもの頃を思い出すような爽やかな曲であり、幅広い層に元気を届けられる曲になりました。

── 夕方帯のアニメの主題歌を歌うのは、これが初めてですよね。

綾野 親戚に小さい子がたくさんいるので、「お姉ちゃん、主題歌を歌うから見てね」って言うことができました(笑)。ここまで明るく弾けた曲を歌うのは久しぶりだったんですけど、歌っていて楽しいですし、歌詞も小さい子にも届くようにかみ砕いた言葉を選びました。「パズドラ」を見て、この曲かっこいいなと感じてもらえるだけでもうれしいんですけど、CDを手にして歌詞を読みながら聴いて、歌のメッセージに気づいていただけたら、もっとうれしいです。

── 子どもの頃に聴いたアニメソングって、後になって歌詞の意味がわかることがありますよね。

綾野 私もそうでした。子どもの頃は歌詞を音として聴いていて、成長して曲を聴き直してみると、深い歌詞だったんだなって思うことがよくあって。「GET OVER」もそんなふうに、聴いてくださった人の中にずっと残る曲になれたらいいなと思います。

── 歌詞はましろさんと宇田川生さんの共作です。どんなテーマで書いたのでしょう?

綾野 「GET OVER」というタイトル通り、困難に向かっていって、それを乗り越えていくというのがテーマです。「パズドラ」の世界観にも合っているし、普段生きていく中でも「GET OVER」というのは大切なことだと思って、自然とこのタイトルになりました。人としてのやさしい心を忘れずに、強く明るく、仲間たちとともに困難を乗り越えていってほしいという思いをこめて書きました。

── 宇田川さんとは、どのようなやり取りがあったんですか?

綾野 宇田川さんは「GET OVER」の作曲者でもあって、デモの段階から歌詞が入っていたんです。そこに私が歌いたいことを加えて、2人で相談しながら歌詞を作っていきました。出だしの「いっせーの、JUMPで!」という詞は宇田川さんのデモにあったもので、とても伝わりやすいフレーズだなと思って使わせていただきました。

── 「いっせーの、JUMPで!」って、ライブでも盛り上がりそうです。

綾野 「素敵です」と、宇田川さんにお伝えしました。それに、子どもたちの耳にも残るわかりやすいフレーズですよね。サビにはさらに、「もう一回、JUMPで!」と歌っているので、ライブではみんな、2回ジャンプしてくれるだろうなと思って、ワクワクします。

── 「さぁ 始まるよ 七色に光るステージ」とか、「パズドラ」を連想させる言葉も入っています。

綾野 しっかり作品に寄り添うことができたと思います。子どもの頃にあった「なんでもできる!」「楽しいことが待っている!」という勢いをずっと忘れないでいたいと考えながら、歌詞を書きました。また、今の自分から子どもだった頃の自分に伝えたいメッセージも、歌詞に込めました。

── たしかに、大人が子どもに対して道を示しているような部分があります。

綾野 はい。特に「胸に宿ることばは、争いの道具じゃない」というのは、SNS時代を生きるみんなへのメッセージというか。言葉を大切にして、人を傷つけるようなことがないようにね、という私自身の願いが入っています。それから、「行き止まりだってほら 次のヒントをくれるね」というのは、人生に対する思いでもあるし、ゲームを意識した言葉でもあるんです。ゲームで行き止まりに突き当たっても、隠し扉があったりするように、諦めなければ絶対に先に進めるよって。

── 「パズドラ」のエンディングらしいフレーズだと思います。

綾野 ゲームのほうの「パズドラ」は大人の方もたくさん楽しんでいるので、「GET OVER」も、幅広い層の方に聴いていただきたいです。

── 初回生産限定盤のDVDには「GET OVER」のミュージックビデオ(MV)が収録されています。ネット上でもショートバージョンが公開されていますが、面白い映像になりましたね。

綾野 黒いましろと白いましろをそれぞれ1カットで撮影したものを、左右に分割した画面に映し出すというMVになりました。

── 黒と白の衣装のましろさんが、常に画面に2人映っているんですよね。まったく同じアングルになっているときもあって、不思議な感じでした。1カットでの撮影はいったんカメラを回し始めたら、中断できないので大変だったのではないですか?

綾野 リップシンクや動きの段取りは緊張しました。ここでお花を持ってくださいとか、ここでベンチに座って歌ってくださいとか、最初に全部覚えなければいけなかったので。

── 自由に動いているように見えて、すべて計算されているんですね。

綾野 そうなんです。1カットで撮るということとモノクロの映像は、ずっとやってみたかったことなので、今回2つとも願いがかないました。白の衣装のほうはシンプルなシャツで、今までこういう衣装で撮影したことがなくて、スタッフさんからの評判もよかったんです。イベントでも披露できたらいいなと思ってます。


── 黒の衣装はかっこいい感じで、ジャケットやアーティスト写真でも着ていますね。それらの写真もモノクロで、とてもクールでした。

綾野 ジャケットはそれに黄色の文字が入って、コントラストが素敵なんです。かっこよくてかわいいジャケットになりました。

── CDにプリントされ、MVにも登場しますが、綾野ましろのアーティストロゴが新たにでき上がったんですよね。

綾野 5周年イヤーに入ったということで、作らせていただきました。デビューした頃に考えた「おいしら」というマスコットキャラクターが、ロゴのアイディアになっているんです。たとえば、「おいしら」は首元に矢が刺さったハートマークを付けていたり、天使と悪魔の羽根を持っていたりするんですけど、それをモチーフに、ハートに矢が刺さったロゴになりました。みんなとの合い言葉みたいに、これを見たら、綾野ましろのファンなんだってわかるようなロゴに成長していってほしいです。

── MとAというましろさんのイニシャルも、ロゴには入っています。

綾野 はい、そこが一番大事なところです(笑)。素敵なロゴで、今後、いろいろな使い方をしていきたいなと思っています。

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放送日: 2018年4月2日~   制作会社: studioぴえろ
キャスト: 泊明日菜、柿原徹也、井上ほの花、小林裕介、神代知衣
(C) ガンホー・オンライン・エンターテイメント/パズドラプロジェクト・テレビ東京

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