【インタビュー】「人生の本質をとらえた楽曲です」──早見沙織、ニューシングル「新しい朝(あした)」をリリース!

2018年09月19日 12:000
【インタビュー】「人生の本質をとらえた楽曲です」──早見沙織、ニューシングル「新しい朝(あした)」をリリース!

早見沙織がニューシングル「新しい朝(あした)」をリリース。自身が主人公・花村紅緒を演じる「劇場版 はいからさんが通る 後編 ~花の東京大ロマン~」の主題歌で、竹内まりやの作詞・作曲による慈愛に満ちたバラードだ。また、カップリングの2曲は早見自身が作詞・作曲を担当。シングルのリリースを重ねるごとに、確実な成長を感じさせてくれる。そして、2018年12月19日には待望の2ndアルバムの発売も決定。充実した音楽活動を送る彼女に、話を聞いた!

曲のタイトルを聞いただけで、清々しい気持ちになりました


── 「劇場版 はいからさんが通る 後編 ~花の東京大ロマン~」の収録はいかがでしたか?

早見 紅緒をラストシーンまで演じることができて、感慨深かったです。後編は登場人物が増えますし、紅緒が生きる世界のさまざまな側面にスポットライトが当たって、前編よりも広がりを感じました。

── 紅緒は社会人になり、大人になっていきます。

早見 時代が激動する中、彼女も激動の人生を送ることになります。本編の収録の前に紅緒のボイスをいくつか先に録る機会があって、そのときに紅緒の変化について、音響監督の若林(和弘)さんとお話をしました。前編はコテコテなくらいおきゃんな感じで演じたんですけど、後編は大人を意識していきましょうと。

── 女性が社会に出て、いろいろな壁にぶつかりながら働いていくという物語でもあるので、紅緒に共感するお客さんは多いのではないかと思います

早見 そうですね。紅緒の時代は本当に女性の社会進出を最初に切り開いていった頃でした。今は先人の努力によって社会は確かに変わりましたが、まだまだ開かれていない部分もあると思うんです。紅緒の精神と今の私たちの精神は、時代の隔たりに比べると、それほどかけ離れていないんじゃないかと思います。

── 後編では震災も描かれるんですよね。

早見 はい。関東大震災のエピソードは原作を読んだときも衝撃的だったんですけど、紅緒がその中にいることで、明るさをもたらしているように思いました。悲惨な出来事もあるんですけど、その合間にコミカルなシーンがあったりして、暗いばかりの展開にならないのは紅緒が主人公でいてくれたおかげなのかなと思います。

── 「はいからさんが通る」のラストまで描かれるということで、紅緒の活躍に期待です。

早見 原作の名シーンの数々がテンポよくアニメーション化されたのが、今回の映画だと思います。感動のラストシーンが待っていますので、ぜひ劇場でご覧になってください。

── そして、映画の最後に流れるのが主題歌「新しい朝(あした)」です。前編の主題歌「夢の果てまで」と同じく、竹内まりやさんの作詞・作曲ですね。

早見 まず、「次の曲のタイトルはこれです」と渡された瞬間から、すごく清々しい印象がありました。身近な言葉であるにも関わらず、特別な何かがあるように感じられて、タイトルだけでイメージがふくらみました。そして歌詞は、人生の本質をとらえたものになっていて、劇場でご覧になってくださる方はストーリーに合わせて、紅緒の時代に思いをはせながら聴いていただけると思いますし、曲を作品と離して聴いてくださる方は、自分自身の生き方と照らし合わせて聴いていただけるように思います。

── ストーリーに沿いつつ普遍的な歌詞で、どんな人にも当てはまる内容ですよね。

早見 そうですね。誰にも起こりうる当たり前のことが書かれています。だからこそ、改めて面と向かって歌として聴いたときにハッとするというか、心に染み入ると思うんです。素朴なピアノから始まって、クライマックスは大合唱で盛り上がって、最後にまた素朴なピアノで終わっていくんですね。スケールの大きな曲でありながら、1人ひとりの心の中というパーソナルな世界から始まり、そこに還っていくのも好きなところです。

── クライマックスの盛り上がりは、「はいからさんが通る」のストーリーとも相まって、フィナーレ感がありました。

早見 いろいろな人の声が響いて、物語を感じますよね。主にスタッフさんの声ですが(笑)。「はいからさんが通る」の原作サイドの関係者の方々も参加してくださいましたし、楽曲の制作陣や事務所のメンバーまでみんなで歌いました。

── ということは、レコーディング現場にいたスタッフさんに歌ってもらったというだけじゃなくて?

早見 だけじゃないです。事前にオファーして、レコーディングのために集まっていただきました。きっとCDのスタッフクレジットに、コーラスで参加してくださった方々のお名前が載っていると思います。

── 「夢の果てまで」のとき、竹内まりやさん直筆の歌詞を見ながら歌ったとおっしゃっていましたが、今回はどうだったんですか?

早見 今回も、直筆の歌詞をいただきました。それから、この曲に対するお気持ちを記した文章も一緒にいただきました。

── どんなことが書かれていたんですか?

早見 「はいからさんが通る」の後編もそうですけど、今の私たちもまた激動の時代を生きていて、個人的に大変なことだったり世の中的に大変なことが起こったりしても、それぞれみんなが新しい朝を迎えて、前に進んでいく。そういう生きていく人の強さを表現した曲だというようなことを、今お話しした言葉そのままではないですけど、文章には書かれていたように感じました。

── 「夢の果てまで」もそうでしたが、今を生きる人たちへのメッセージが曲にこめられています。

早見 そうだと思います。「夢の果てまで」は女性の生き方に焦点が当たってましたが、今回はもっと広く、性別や年齢を問わない歌詞になっています。

── 「はいからさんが通る」は大河ロマン、群像劇なので、多くの登場人物1人ひとりに届く歌詞になっているのでしょうね。レコーディングはいかがでしたか?

早見 「夢の果てまで」でのまりやさんとのやり取りがあったので、今回は「沙織さんらしく感じたままに歌ってください」と言っていただけました。なので、誰かを応援しようとか誰かを元気づけてあげたいというより、私自身に歌詞が沁みていくままに歌って、自分が最初に浄化されるような感覚でした。よりナチュラルな楽曲になったと思います。

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