「Back Street Girls －ゴクドルズ－」第9話感想：ゆいが事務所を移籍!？　組長＆なつ子が歴史的和解！　最終回直前、ゴクドルズは進化し続ける…

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最終回第10話の放送後には、みんなが選ぶ人気エピソードを3週に渡って再放送するという業界初!？の展開を見せる「Back Street Girls -ゴクドルズ-」。最終回直前の第9話でも勢いは衰えず！　ぶっ飛んだエピソードで笑わせてくれた。
⇒最終話目前、「Back Street Girls －ゴクドルズ－」制作裏話インタビュー！ 今千秋監督＆松倉友二プロデューサーがガチンコ対談!!

ゴクドルズ研究生のゆいは、リナとユニットを組み一生懸命活動中。犬金組長を崇拝し、ゴクドルズに憧れるゆいのやる気は人一倍なのだが、なかなか人気が伸びないのが悩ましい……。そんなとき、ゆいから「ほかの事務所に勧誘されていること」を打ち明けられる。マンダリン木下が驚いてアタフタする中、犬金組長の怒りは一気に爆発！

「引き抜きだけは許さない……」

と。怒りの矛先はゆいに声をかけた事務所へ。しかし、この事務所の正体は犬金組長の愛する妻・なつ子率いる「ゴクドルズ被害者の会」だったのである。真実を知らない組長の怒りはもう止まらない。アイリに「相手事務所をぶっ潰すため、ゆいから情報を引き出せ！」と命じた。

と、ちょっとシリアスになるのか、殴り合いになるのか？と思ったところで、ちょっとブレイク。屋上で酒を酌み交わすマリとチカが、テンションが上がり、その場で立ちションをする姿をリアルJKゆいに目撃されてしまう。先週のマリちゃんのおしり爆発に続き、今週も下半身ネタでゆいのトラウマを増やしてしまうのだ。

と思いきや、ぶっ飛びキャラのゆいは大好きな先輩のマネをして立ちションをしようとするのだ。この子、素直でいい子なのだが、なぜイマイチ売れないのだろうか……。

さて、ゆいを勧誘している事務所を突き止めた犬金組メンバーは、なつ子たちを捕らえて、柱に縛り付けている。嫌な予感……。

あろうことか、なつ子の顔面を殴ってしまうのだ。相手は演歌の大御所、そんな人の顔を殴って鼻血流させるなんて、大丈夫なのか？ 容赦ないな……。なつ子の大ピンチに華麗に登場したのは犬金組長。

「しばいておきました！」とアピールする組員をドラム缶で殴りつける。強い、強すぎる。そして、かっこいい……。さらに、なつ子を苦しめていた自分を責め、今度は自分をドラム缶で殴る組長。その姿に涙と鼻血を流しながら感動するなつ子。はい、めでたし、めでたしで仲直りしましたとさ。愛を叫んでおりましたよ、犬金組長。

組長となつ子は、ゴクドルズ3人の前でラブラブ、イチャイチャ。2人のやりとりを見るだけでも吐き気がするであろうアイリ、マリ、チカなのだが、組長はなつ子のために作った歌を振り付きで躍らせる。やりたい放題すぎるぜ、組長！　ゴクドルズにはドSモード全開で、愛するなつ子の前では甘えん坊キャラ全開でと、藤原啓治さんのノリノリの演技がたまらない。

ゴクドルズのグルメ番組はまだまだ続いていた模様。毎回「次はもうないな」と思わせておいて、絶賛継続中。しかし、今週はネタに詰まったということで、ゴクドルズの事務所訪問というグルメと全く関係ない内容でお届けされた。

飲み干した一升瓶、花札や点滴など。アイドルらしからぬアイテムが散乱しているあの部屋に潜入したスタッフは動揺を隠しきれない。カメラマンはひたすら映像を撮り続けているのだが……。ストレス発散は夜の酒、過酷なスケジュールをこなすため点滴を打っているなんて、言えるわけがない。そして、ついにあの部屋にもカメラが入ってしまうことになる。

そう、さまざまな刑が執行されてきたあの「3畳の間」である。ヘルメットが3つ転がるこの部屋に入った撮影クルーは、絶句。文字通り言葉を失った。しかし、まだまだこの事務所には秘密の部屋があるのだ。ジムのように見えなくもないが、ここも拷問部屋なのである。

そこには、真っ白なお目目のリナがいた……。リナ、今度は何をやらかした!? 　これは放送できないと、静かに部屋のドアを閉めたアイリの背中が切なかった。

次回はいよいよ最終回。性転換アイドル「ゴクドルズ」の次なる試練は、どれほどブッ飛んだものになるのか。最後までしっかりと見届けたい！

（文／タナカシノブ）