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スモークと紫色のライトが会場を満たし、きらびやかなSEとウィンカーたちの地鳴りのような「L・U・C・E!」の大合唱が重なる中、ルーチェの5人がステージに登場した。オープニングナンバーはルーチェのはじまりの曲「刹那ハレーション」。ライブハウスの至近距離から見るとダンスのキレに改めて圧倒されるのだが、さらに印象的だったのはマイクのスイッチワーク。片手持ちのハンドマイクを振り付けの一部として高速で持ち替えながら、まるで両手がフリーであるかのようなダイナミックな振り付けを見せる。それを当たり前のようにやっている姿に地道な練習量が垣間見えた。
「初恋☆ペンタグラム~I My Me Mine&You~」は一転ちょっとコミカルに見せる。表情感を大事にした曲では桧垣さんの笑顔や錦織さんのちょっとおどけた表情が印象的。1曲の中でもソロの歌い継ぎはじっくりと個々の歌声を聴かせていったりと、色合いを変えていくのが面白い。
「You are a star!」はいわゆるタオル曲で、メンバーもタオルを打ちふるいながら客席を煽っていく。客席はあまりタオルを振らないのかな?と思いきや、サビの「回せ〜回せ〜♪」で客席が一斉にタオルをぶん回しだしたのには鮮やかだった。大人のテイストの「少女たちの微熱」、宇佐美さんの独白が印象的な「ナミダイロ」など、曲調こそさまざまなものの、メンバーは全力で踊りっぱなし、客席は叫びっぱなし。すさまじいキレのダンスと生歌でアクセルを踏み続けたまま、曲中で楽しいコールアンドレスポンス“も”やるし、ソロで聴かせるパート“も”ある、とにかく欲張りなステージだ。ユニット名を曲名に関した「Luce Luce Twinkle Wink☆」はハモリやユニゾンの生感がとても気持ちよく、間奏のバレエっぽいムーブも印象的だった。
ここでスクリーンでは、メンバーが聖地TwinBoxや、セカンドワンマンを行なったリキッドルーム、そして憧れの場所SSAを巡る映像が上映された。正式にルーチェになったTwinBoxという会場への想い、ルーチェとしてアニソンを歌っていきたい目標、そして簡単には口にできなくても、いつかSSAに立って歌いたいという願いがこもった映像の最後は、5人の「あきらめない、くじけない、全力でこの5人で進む!」という誓いの叫びで締めくくられた。
夏らしい衣裳に着替えた5人は、「恋色♡思考回路」「1st Love Story」「go to Romance>>>>>」のメジャーデビュー後のシングル曲でたたみかける。深沢さんも「アニソンタイアップをもらえた曲でセトリが組めて嬉しい!」と感激の面持ちだ。MCではリーダー宇佐美さんより、7月アニメ「ゲーマーズ!」で、ルーチェがEDテーマを担当することが紹介された。早くも泣きそうなリーダーだったが、「みんなとルーチェならもっと知ってもらえる、目指すところは上です!」と決然と宣言していた。