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「Colors of Happiness」は、幸せの色をテーマに作詞しました
── カップリング曲の「Colors of Happiness」は、「サクラダリセット」の2クール目のエンディングテーマだそうですね。 牧野 7月からオンエアされることになっています。こちらの楽曲もコンペ方式で、いろいろな作家の方に書いていただいた中から選ばせていただきました。エンディングテーマらしさを吟味して、このメロディに決まりました。
── 作曲・編曲はハマサキユウジさんです。そして、作詞を牧野さんが担当されているんですよね。 牧野 私から、「詞を書かせてください」とお願いしました。作品に出演させていただいていることもあって、信頼して任せていただけたのかなと思います。「Reset」と同じシングルに収録されるということで、色を変えたいなと。「Reset」はアニメの世界観にしっかりと寄り添った歌詞だったので、こちらは原作をしっかり読み込みつつ、自分自身が日々考えていることと照らし合わせて書いてみようかなと思いました。
── タイトルには、幸福という言葉が含まれていますが、歌詞は悲しさを携えたものになっていました。 牧野 悲しさ、切なさを出すことは、強く意識しました。ケイくんは奉仕クラブの活動を通して、みんなが幸せになれる方法を探し求めているんですけど、その中で、本当に自分のやっていることが正しいことなのかと葛藤するんです。なぜ葛藤するのかな? と考えた時、心の中に思い描く幸せの形は人によって全然違っているから、自分がよかれと思ってやっても、相手にとってはそうではなかったということが起こる、ということなんだと。そういうことって、私にも身に覚えがあるなと思って、それを軸に書いてみようと思いました。
── 何が本当に幸せかと考えると、答えが簡単に出せないことが多いですよね。 牧野 それを幸せの色にたとえてみようと。原作にはチルチルとミチルの「青い鳥」の話が出てくるんです。青い鳥は幸せの象徴ですが、たとえば、「幸福の黄色いハンカチ」という映画があって、あの中での幸せは黄色じゃないですか。そんなふうに、人が思う幸せの色は多彩なんだなって思ったんです。私は、幸せの色といって最初に想像するのは白でしたし、母に「幸せって何色を想像する?」って聞いてみたら、「ピンクかな」って(笑)。
── それでタイトルが「Colors of Happiness」なんですね。 牧野 面白いと感じたのが、不幸、悲しみの色って、寒色を想像する方が多いと思うんですけど、幸せの色には寒色も暖色もあるんですよね。それだけ、幸せの色って人によって違うんだなあと思いました。