【独占インタビュー】早見沙織・日笠陽子・嶋村侑・小清水亜美に聞く、アニメ「RWBY」の味わい方

アフレコしてない間でも、チーム“RWBY”は生きている

──最後に、ご自分の役で、好きなシーンやセリフを教えてください。

早見　ルビーで好きなのは、VOLUME 3のクライマックスで、ピュラの名前を叫ぶシーンです。そこにいたるまでに、さまざまな人が傷つき、さまざまな出来事があり、それらを経てからの叫びなので、とても印象に残っています。もうひとつ、やはりVOLUME 3のラストで、ヤンお姉ちゃんと話すシーンが好きです。

小清水　私も好き。

早見　ああ、やっぱり……。それまで2人で信頼をつちかってきたからこそ、相手の心に触れすぎない、入り込みすぎない会話。静かだけど、しっかりと想いの伝わるシーンでした。

日笠　ワイスでいうと、VOLUME 2でブレイクにつめよるシーンが好きです。「いいこと、ブレイク・ベラドンナ！」とポーズを決めるんですけど、実は椅子の上に乗っていて、椅子からおりてコホンと咳をする。

早見　あのシーン、かわいかった（笑）。

日笠　VOLUME 1では、ワイスの役づくりをするのに時間がかかったんですけど、VOLUME 2でワイスはガラッと変わったんだな、と実感できるシーンでした。

嶋村　私が言うのも何だけど、ワンコのシーン……。

日笠　ルビーの実家から犬が送られてきて、ワイスは絶対に犬なんて嫌がるだろうと思ったら、「大賛成、大賛成ですわ」と大喜びするシーンね（笑）。つまり、かつてのワイスは心のうちを吐き出せる相手がいなかった、家族にすら本音を話せなかったと思うんです。だけど、チーム“RWBY”の中でなら、素直な気持ちを表せるようになれたんです。私たちが声をアテていない時間にも彼女たちは生きていて、お互いのことを知っていくんでしょうね。

嶋村　ブレイクは印象的なシーンがいっぱいあるんですけど、VOLUME 3でヤンが敵にハメられて、みんなの信用を失うシーンですね。ブレイクはヤンのことを「信じたいけど……」「あなたを信じたい」「必ず信じる」という言い方をするんです。

日笠　いかにもブレイクらしい言い方だよね。彼女の根深い心の傷、バックボーンがうかがい知れるセリフ。

嶋村　シーンとして印象に残っているのは、VOLUME 1の最後のエピソードです。ずっと自分の正体を人に話さないようにしてきたブレイクが、引き金をひかれて思いのたけをぶちまけてしまい、みんなの前から逃げて、リボンを外すんです。そのシーンの、ひとりになったブレイクの弱い表情が、とても好きですね。
印象的なセリフというと……ブレイク自身が言うよりも、ヤンやワイスに言ってもらったセリフのほうがうれしいんです。ブレイクは、みんなに働きかけてもらえるキャラクターだと思います。ヤンが自分の過去を打ち明けることで、ブレイクの意固地な心を解いてあげたり、ワイスがビシッと言ってくれたり、ルビーが目の前でどんどん前に進んでいってくれて、ブレイクは「だって、あの子はリーダーだから大丈夫」と信頼をいだいている……その関係が、とても好きなんです。

小清水　ヤンと直接には関係ないんですが、私は、VOLUME 2のダンスシーンが好きです。意外性があったし、ひとりの観客として、ずっと見ていたいワクワク感がありました。印象的なヤンのセリフというと、やはりVOLUME 3のラストで、ルビーと会話するシーンは「重たい」と感じています。なぜ重たいかというと、今まで、ヤンはみんなの話を聞いてあげる側で、常に一定のテンションを保ちながら、みんなを助けてきた人だからです。だけど、VOLUME 3のラストでは、「私は休んでる」「ほっといて」とネガティブな言葉を吐く。この人の口からそんな言葉が出てくるのは意外だったし、「やっぱり人間なんだな」とも思ったし、良くも悪くも印象に残っています。
VOLUME 1から3までの間に、印象に残るセリフやシーンは、どんどん変わっていくんです。ですから、次の「RWBY VOLUME 4」で、また前向きな方向へ変わるように祈っています。

Blu-ray・DVD情報

・オリジナル描き下ろしプレミアムアウターケース
・デジパック仕様

・特典CD(RWBY Volume3 Original Soundtrack Score集 全20曲)
・ライナーノーツ
・RWBYスペシャルトランプ(B13枚、Y13枚、トランプケース)

【商品仕様】
・映像特典：ノンクレジットOP（日本編集版）、劇場予告、WORLD OF REMNANT: THE VYTAL FESTIVAL TOURNAMENT 他
・音声：日本語吹替 / 英語
・字幕：英語字幕（本編）/ 日本語字幕（本編） 他

■RWBY Volume 3 ＜通常版Blu-ray & DVD＞
発売日：2016年12月21日(水)

●Blu-ray
価格：5,800円＋税
収録話数：1～12話　本編：182分　
組数：4枚組（Blu-ray2枚）

●DVD
価格：4,800円＋税
収録話数：1～12話　本編：182分　
組数：4枚組（Blu-ray2枚）

商品仕様 ※ Blu-ray・DVD共通

・オリジナル描き下ろしDVDサイズアマレーケース
・映像特典：ノンクレジットOP（日本編集版）、劇場予告、WORLD OF REMNANT: THE VYTAL FESTIVAL TOURNAMENT 他
・音声：日本語吹替え / 英語
・字幕：英語字幕（本編）/ 日本語字幕（本編） 他

※本編Discの内容は同時発売の＜初回仕様版＞と同じです。

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