【独占インタビュー】早見沙織・日笠陽子・嶋村侑・小清水亜美に聞く、アニメ「RWBY」の味わい方

2016年12月21日 20:000

声優

インタビュー

声優インタビュー

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「RWBY」のアフレコ現場は、オン/オフが明確

──以前、「アキバ総研」では「RWBY VOLUME 1＜日本語吹替版＞」について、演出の打越領一さんにインタビューしました。アフレコの様子は、いかがでしたか？

小清水　声優の仕事にも、仕事の環境にも、メンバー的にも、慣れている方たちが多かったと思います。そのせいか、オン/オフがはっきりしていて、メリハリのある現場です。「じゃあ、始めますよ」と合図されたとき、オンの集中力の入り方が……。

日笠　ぜんぜん違うよね。

早見　ハチャメチャなギャグシーンのときは、みんなシナリオにそって、ハチャメチャなキャラいじりをしたりしますよね。

日笠　自由というか、それぞれ自分の考えを持っている、個性的な人が多いよね。

小清水　休憩でご飯の時間になっても、仲がいいとか悪いとかではなくて、「今日の気分的には、ひとりで食べたいから」って、ひとりでご飯に行ったり。

日笠　私たちの世代がメインの役をやらせていただいてるということは、大人たちや先生の役は、もっと上のキャリアの方たちが演じられるわけです。ふだんのお仕事では出会えないような先輩たちのお芝居を間近に見られたり、同じ作品に出演させていただけることは「RWBY」ならでは。とても貴重ですし、勉強になります。

嶋村　「RWBY」は、キャストが豪華だよね？

日笠　VOLUME 3では、ワイスのお姉ちゃん、ウィンター・シュニーが出てくるでしょ？　お姉ちゃんだから、私の声に近い方を探してくださったそうです。それで、川澄綾子さんに決まったそうなんです。

──打越さんは、細かく演技をつける方なんですか？

嶋村　叫ぶシーンなどで、ついつい私はマイクから離れてしまうんですが、「動かないでください」と注意されます（笑）。台本を持つ角度にしても「台本を立てすぎ。声がはねかえります」と、そのスタジオで、一番いい音でセリフを録れるよう、こだわりを持って取り組んでくださいます。

小清水　どうしても、ひとつのセリフが長くなってしまう場合があるんです。そういう場合、「意味合い的に、ここはワンセンテンスで言わないといけないな」と考えて演技している部分を、打越さんは細かく聞いてくださいます。言葉の正しさや文節まで、ちゃんと気にしてくださる方なんです。

日笠　それに、とても柔軟な方です。今の若い人が話すお芝居を取り入れたり、アニメーション的な誇張のさせ方をしても、「それも面白いね」と言ってくださいます。ギャグシーンなどでも、いろいろ挑戦させてくださるので、大変ありがたいです。