テレビアニメを映画館で上映する「アニメZONE」をスタート! シネ・リーブル池袋が提案する新たなアニメの楽しみ方とは?

2019年07月23日 16:480
テレビアニメを映画館で上映する「アニメZONE」をスタート! シネ・リーブル池袋が提案する新たなアニメの楽しみ方とは?

「テアトルシネマグループ」が運営する映画館「シネ・リーブル池袋」が、2019年7月19日より、1年中アニメを大スクリーンで上映する新企画「アニメZONE」をスタートした。

「アニメZONE」は、東京テアトル株式会社と株式会社スロウカーブの共同企画・運営による企画で、放送済みの作品や現在放送中の作品といったテレビアニメを、1 年中大型スクリーンで上映するというもの。
劇場での新しいアニメ視聴スタイルがここに! 一年中アニメを大型スクリーンで上映する「アニメZONE」が7/19(金)よりスタート!

上映館はシネ・リーブル池袋で、初日の7月19日(金)には「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」1~13話、「さらざんまい」1~11話の2タイトルが一挙上映された(「さらざんまい」は応援上映形式)。

今後は「フルーツバスケット」「プリティーリズム・レインボーライブ」「ちはやふる」「あの夏で待ってる」といった新旧の名作アニメが続々と上映を予定しており、もう一度見たい大好きな作品や、見逃していたあの作品を大型スクリーンで堪能できるまたとないチャンスとなっている。

 

そもそもイベント上映ではなく、映画館の企画として「テレビアニメを映画館で上映する」のはほぼ前例のないことである。まったく新たなスタイルでのアニメ鑑賞スタイルを提案する「アニメZONE」は、果たしてどういった経緯で生まれたのか。そして、今後の展開は?

などなど、気になるあれこれを、東京テアトル株式会社の執行役員映画興業部長・西澤彰弘さん、株式会社スロウカーブのプロデューサー・東大介さんにうかがってきた。

 

なぜ映画館でテレビアニメを上映するのか

──まず「アニメZONE」がスタートするまでの経緯を教えてください。

 

西澤 1年ほど前に、池袋地区の新しいコンテンツを開発したいということで企画を立ち上げました。映画館では洋画、邦画に加えて、4~5年くらい前らかアニメがひとつのカテゴリーとして確立し始めたのですが、多様なジャンルの作品を上映する中で作品を出し尽くしてしまったんです。だから何か新しいことをやりたいと思っていたのですが、1から映画を作ろうと思うとお金がかかる。宣伝用の素材を作るにしてもお金がかかる。宣伝するにしてもお金がかかるということで、ならば新しい作品を作るのではなく掘り起こすということを考えました。その結果、まだ映画館で上映したことのない作品は、テレビアニメだと気づいたんです。

テレビアニメには、すでに膨大なコンテンツがある。ブルーレイという映像の素材もある。そして各作品にはすでにお客さんがついていて、ある程度認知されているというところから、膨大なアーカイブよりアニメの掘り起こしをする企画をすることになりました。

 

 僕は企画全体のプロデュースをさせていただいているんですが、メインの業務は作品の調達になります。劇場でアニメを上映するアセット(資産、価値)を生み出すというところで、どういう作品をやっていくべきかを考えて、今日は「さらざんまい」という現在テレビ放送されている作品をやらせていただきました(取材は「アニメZONE」初日に行われた)。

調達する作品については、西澤さんからは「今、流行りの作品」のような縛りはなくて、面白い企画性があるものをやっていただきたいというオーダーをいただいています。現在調整している作品も、自分が観たいものとかユーザーさんが昔見ていて、今改めて映画館で観たいという作品を調達して、企画を作らせていただいてるという感じです。

 

──お客さんの反響はいかがでしょうか。

 

西澤 反響はすごく大きいんですけど、新しい企画なので長い目でみていかないといけないとは思います。今の時代はTwitterやFacebookといったSNSがあるので、情報自体は一般の方にも伝わるのですが、この盛り上がりを持続させることが僕らの仕事だと思っています。

……でも、この企画ってすごくないですか? なぜ今までテレビアニメを映画館で上映できなかったのかというと、いろいろな縛りがあったためなんです。その縛りを、今回は1年かけてひとつひとつほどいてここまで来たということは、ものすごいことなんです。さらに、それを帯で上映するということは、映画館としてはかなり画期的なことなので、これを新しいムーブメントの走りにしたいんです。

お客さんの反応もすごくいいですね。目新しいことなので、情報をリツイートしてくれたり、問い合わせもきたりしてるんですが、そこから一歩踏み出して、実際に劇場に足を運んでいただくということは、普通の映画よりもハードルが上がると思います。そこを、どうにか来ていただけるような施策を、これからは考えていきたいです。

 

──今後のラインアップについて教えてください。

 

 8月には「ちはやふる」を上映させていただき、その後は「ばくおん!!」「あの夏で待ってる」「鬼平」「まじっく快斗」という作品を準備させていただいてます。Twitterでもユーザーの皆さんの声が見える形になっていますので、「こういう作品をやってもらいたい」というような声を反映させつつ作品を調達していきたいですね。

 

西澤 反響については、各配給会社さん、アニメ制作会社さん、プロデューサーさんなどからも大きくて、「参加したいんだけど」という声も耳に届いています。だから、いろいろなところから注目はされていると思います。

 

東 「アニメZONE」は、いろんな見せ方ができる企画だと思います。アニメが2期、3期と続いていく際の「振り返り上映」というのもあるでしょうし、ユーザーさんがそれまで個人で見ていたOVA作品などを、好きな人同士で劇場に集まって一緒に大きなスクリーンといい音響で観る、という環境もこちらから提供できると思います。

 

西澤 まだ企画の立ち上げなので、7~9月は1スクリーンを長時間開けて一挙上映をする形でやっていく予定なんですが、それ以降は20時台くらいから2時間くらいを帯で置くつもりです。つまり、毎日30分アニメを6話ずつ上映していく感じになると思います。今はまだ試行錯誤している状態ですね。どういうところが、皆さんにピンポイントではまるか探しているところです。

「さらざんまい」応援上映のようす



上映タイトル選別の基準と、今後の課題

──上映タイトルはどのようにチョイスされたのでしょうか。

 

西澤 本当に企画の出だしなので、まずは試験的にいろんな客層がついている作品にあたってみたというところです。今「さらざんまい」がすごく勢いがあるので、そこにいっぺん乗っかってみようとか、「ちはやふる」はこれから3期が始まるのでリマインド上映してみようとか。そのほか、もともと人気のある作品を上映してみようとか、いろんなお客さんを見据えてブッキングさせてもらいました。

 

 女性向け作品や男性向け作品、流行りの作品。そして「あの夏」のような、ひと昔前の作品だけどコアなファンがいる作品など、いろいろな方向から模索している最中です。

 

──おふたりが個人的に上映したい作品は何ですか?

 

 「頭文字D」かな?

 

西澤 僕もアニメが好きだからいろんな作品をやりたいんですよね。本音は「未来少年コナン」のようなクラシック作品なんです。まあ、ああいう名作はすでに皆さんも観ていると思うんだけど、まだ埋もれている作品もあると思うので、そういう作品を発掘して皆さんにお届けしたいです。

 

──本企画は、どの年齢層が主なターゲットなんでしょうか?

 

西澤 基本的に弊社の映画館はそれぞれコンセプトを持って営業しているんですが、シネ・リーブル池袋のコンセプトは20代の若者を中心に、アニメやそういった作品を原作とした実写の邦画などを中心にやっていて、10代、20代を中心に男女ともに幅広く展開いています。今回も、親和性の高い層がターゲットの作品を中心に展開しようと思っているんですが、秋以降は夜8時から9時スタート中心の展開になるので、少し上の40代、50代が懐かしめる作品も上映したいと考えております。とはいえ、幅広く考えてはいきたいですね。

 

そもそも40代の方たちは働き盛りということもあり、一番時間がないそうです。実際に、うちに来てくださる方の年齢を見ていくと40代だけぽっかりと空いています。それが50代、60代になってくると夫婦割やシニア割もあることから、また増えていきます。

70代のシニア層の上が80代以上のスーパーシニア層になりまして、その層のお客さんというのがすごく多いんですが、昨年くらいからめっきり下がってきているんです。おそらく年齢もあって、外出が減ったりお亡くなりになる方も増えてきたのかなと思うんですが、この層が減ってくるとなると、今度は20代のお客さんを増やしていかないと、今後30代、40代の層も増えていかないんです。ですので、今は20代のお客様を増やし育てていくことが映画館の使命だと思っています。

 

──最後に読者の皆さんへのコメントをお願いします。

 

西澤 テレビアニメを映画館で見るということを楽しんで、ぜひ応援していただきたいですね。正直、僕らも商売抜きでやっているところがあるので、一緒になって盛り上げていただけたらと思います。

 

 テレビアニメって今はテレビで観たり、スマホなどで簡単に配信で観られたりするんですが、「アニメZONE」には大スクリーン、いい音響で自分たちの好きな作品を仲間と一緒に観る楽しみがあるのと思います。我々も一緒にアニメを応援する形で見ていきたいと思いますので、アニメファンの皆さんもぜひ足しげく通っていただきたいです。

 

西澤彰弘さん(左)と東大介さん

 

上映スケジュールやタイトル、チケット価格などは公式サイトにてご確認いただきたい。

 

【イベント情報】

■アニメZONE

アニメ聖地の一つである池袋から、劇場へと足を運ばれるアニメファンの皆様へ向けた新しいアニメ視聴スタイルが誕生!東京テアトル株式会社と株式会社スロウカーブの共同企画・運営による、一年中アニメを大型スクリーンで上映する「アニメZONE」がシネ・リーブル池袋にて7月19日(金)よりスタート!

7月19日の上映スタートに先駆け、7月19日~9月19日(木)までの上映アニメ作品を公開!放送されたばかりの新作や、新シーズンの放送を前に以前のシーズンを振り返られる作品などもありますので、ぜひ遊びに来てください!

 

<チケット販売方法>

原則 上映日の3日前より販売開始いたします。

(WEB:0時より/窓口:劇場オープン時間より)

※WEB販売はクレジット決済となります。ご了承ください。

※窓口での販売時間は劇場の混雑状況により早まる可能性がございます。

※オンラインで完売した場合には、窓口販売はございません。ご了承ください。

※オンライン販売開始時はアクセス集中で繋がりにくくなる場合がございます。なにとぞご了承ください。

※イベント上映につきましてはチケットの販売時期及び料金が変更となる可能性がございます。

 

<TCG会員割引>

TCGメンバーズカードをお持ちのお客様は「アニメZONE」通常料金より100円割引をさせていただきます。

※「KING OF PRISM-Shiny Seven Stars-劇場編集版」は適応外となります。

※割引はカードをお持ちのご本人様分のみ適応です。ご注意ください。

 

<アニメ上映につきまして>

・上映作業の関係上、話の間に作業時間やご休憩のお時間をはさませていただく場合がございます。ご了承ください。

・予告編はございません。お時間から本編開始となります。ご注意ください。

 

【上映作品】

「さらざんまい」「フルーツバスケット」「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」「プリティーリズム・レインボーライブ」「KING OF PRISM -Shiny Seven Stars- 劇場編集版」「ちはやふる」「鬼平」「ソード・オラトリア ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝」「あの夏で待ってる」(※順不同)

画像一覧

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