王道な素材でできあがったのは、予想を裏切る作品! 2019年1月放送「revisions リヴィジョンズ」内山昂輝&島﨑信長インタビュー

2019年01月17日 19:231

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第36回星雲賞(アニメ部門)受賞作「プラネテス」や「コードギアス 反逆のルルーシュ」などで世界のアニメファンを魅了し続ける谷口悟朗さんが監督を務めるTVアニメ「revisions リヴィジョンズ」の放送が、2019年1月9日より放送開始となった。

シリーズ構成・脚本をキャラクターの日常と闇を魅力的に浮かび上がらせる「PSYCHO-PASS サイコパス」シリーズの深見真さん、キャラクターデザイン原案を、やわらかい質感で精緻に人物を描き出す「Wake Up, Girls!」の近岡直さんがそれぞれ務め、アニメーション制作は「永遠の0」「ALWAYS 三丁目の夕日」など心揺さぶる数々の映像作品を生み出した白組が担当する本作は、「海外にアニメカルチャーを広げたい」というコンセプトのもと、高品質で世界基準のアニメ作品を、日本をはじめとして世界にも打ち出していくフジテレビの新アニメ枠・「+Ultra」の第2弾作品だ。


300年以上先の「未来」に渋谷ごと転送されてしまう少年少女達を主人公に、「現在(いま)」を取り戻すために「未来」と戦う青春(ジュブナイル)“災害”(パニック)群像劇(アンサンブル)が描かれる本作だが、その放送を前に、主人公・堂嶋大介役の内山昂輝さん、張(ジャーン)・剴(ガイ)・シュタイナー役の島﨑信長さんに、本作についてお話をうかがった。

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「+Ultra」第2弾作品は、「ただの少年少女たちの英雄譚ではない」


──2018年12月23日には舞台挨拶が行われて、お2人とも登壇されていましたが、客席の反応はいかがでしたか。

堂嶋大介役 内山昂輝(以下、内山) お客さんの反応がすごくビビッドに伝わってきて、特に上映後の回は観終わってすぐの興奮が直接伝わってきてうれしかったですね。

張(ジャーン)・剴(ガイ)・シュタイナー役 島﨑信長(以下、島﨑) 内山くんの言う通りで、楽しんでくれているんだなというのが伝わってきました。喜んでくれた会場を見て僕ら自身も楽しかったし、出演者も来てくださった皆さんも楽しめた、いい上映会になったんじゃないかなと思います。

──本作を知らない人に、本作がどういった作品か、出演されているお2人からご説明いただけますでしょうか?

内山 メインとなるのは高校生の友人グループで、彼らの高校があった渋谷の街がいきなり未来に跳ばされ、そこへ襲ってくる謎の敵もいるという、そんな極限状況でサバイバルしていく物語です。

──サバイバルがメインとなる物語になりますか?

内山 いえ、SF要素やメカの戦闘描写も魅力的だし、ほかにもさまざまな要素が次々と入ってくる、見どころがたくさんある作品です。

島﨑 内山くんが説明してくれた導入があったうえで、高校生たちのドラマだけでなく、渋谷区の中心部が丸ごと跳ばされるので、そこに住む大人から子どもまで、警察がいたり市民がいたり、学生がいたり、一般家庭の普通の人がいたり、いろんな立ち位置の、いろんな視点のある作品です。ただ謎の場所に跳ばされた少年少女たちの英雄譚というだけではないというのが見どころですね。

──本作に出演が決まった時の感想を教えていただけますか。

内山 僕は今回オーディションなどがなかったので、「なんで自分が呼ばれたのか」という疑問がまずありました。その後に、作品の概要やキャラクター、特に僕が演じる大介について深くうかがっていくうちに、「大介役に向いているとイメージされた自分はいったいみなさんからどう思われているんだろう(笑)」と不安に思ういっぽうで、大きくやる気もわいてきましたし、気合いを入れて臨まないといけないなとアフレコが大変楽しみになりました。

大介は内山さんの「ヤバさ」が生み出したキャラクター


──内山さんが演じる大介というキャラクターは、谷口監督が内山さんの声を聞いたイメージからできたキャラクターとのことなのですが、ご存知でしたでしょうか。


内山 そうだったんですか! 実は谷口監督とはあまり密にはしゃべっていないんです。収録中、僕ら声優は基本的に、監督がメッセージを託した音響監督(明田川 仁さん)を通して演出を受けるので、監督とは挨拶以外なにもしゃべらずにその回の収録が終わってしまうこともよくあるんです。監督からそんな風に見られていたのかと思うと奇妙な気分ですが、演じる側としてはとてもうれしいですね。今回は演じているうちに、自分でもどんどんノってきた感触があったので、普段は隠している自分の狂気的な部分というか、「ヤバい」部分を監督に見透かされたのかなと思います。ただ、視聴者の皆さんには、キャラクターと演じる声優は分けて考えてほしいです (笑)。

──内山さんから見て、演じた大介はどんなキャラクターに感じましたか?

内山 イベントとかではバラエティ的に「ヤバいヤバい」と説明していますが、全く理解できないことはない性格だと思っています。大介に限らず、S.D.S. (渋谷ディフェンスサービス=Shibuya Defense Service)のメンバー5人は、幼少のころに謎の女性・ミロに助けられて、彼女から謎めいた言葉を託されるという、とても珍しい体験をしているんですよね。そういう事情も考えると、ヤバそうに見える思想を持ってしまうことも、なくはないだろうと思ったので、そのリアリティを大事にしたかったんです。

──台本をいただいた時には、すでにストーリーはできあがっていたのでしょうか。それとも、収録が進む中で、演じられている内山さんもその先の展開を知っていったのでしょうか。

内山 シナリオはほぼできている状態でした。演じる際は、こういう過去があった結果、友達を守らなきゃいけないという強すぎる使命感を持って、ずっとそれを呪いのように抱えて生きてきたから、変な行動を取ってしまうという流れを大事にするべきだな、と。ただ単に、異常なキャラクターにしてしまうのはよくないと思って、そこは注意しました。

──ガイは、そんな大介を、時にたしなめ、時に諭し、しかししっかりと支える兄のような面もある(実際に妹がいる)キャラクターですが、島﨑さんから見て、ガイはどんなキャラクターですか?

島﨑 そうですね……なにかの時に自分本位になっちゃう子、ですかね。自分の基準で考えちゃう子なんですよね、ガイって。本当の意味で人の立ち位置で考えられないというか。人の気持ちをおもんばかることもそうなんですが、相手の立場になって考えてあげることが苦手なんです。能力的にも環境的にも恵まれてきた子なので、できない人の気持ちがわからないというところがある。それが、緊急事態になってくると、ガイの中から人間らしい、完璧じゃない部分が出てくるので、収録していて面白かったですね。

──登場時は、なんでもできる、完璧なキャラクターという印象も受けました。

島﨑 諭していたかというと、全然諭したりはしていないなと、演じているときには感じていましたね。わりと自分のイライラをぶつけているなと思って。

内山 けっこうイライラしがちな人ですよね。

島﨑 「そんな怒らなくてもいいじゃん」ということがあったり。でもそれって、相手が大介だからというのもあるんだろうなって。もともと仲がいいから大介のことは気になっているし、気にしちゃうから余計にイライラしちゃうというか。本当に嫌いになると興味がなくなっちゃうじゃないですか。

内山 好きの反対は無関心っていうもんね。

島﨑 そうそう! ベクトルが変わっちゃっただけで、興味はずっとあり続けていて、その思いがあり続けているからこそ、いらだつんだろうなというところとかは、人間くさくて好きですね。

──島﨑さんはガイとご自身と似ていると感じる部分は感じましたか?

島﨑 ガイと似てる部分、ですか……。

内山 結構似てると思うな。

島﨑 マジで?

内山 なんというか、きらめいている感じが。

島﨑 内山くんにそう言ってもらえるのはうれしいですけど(笑)。

──そんなお互いのキャラクターについて好きなところを教えていただけますか?

内山 劇中ではぶつかり合うシーンが多かったよね。

島﨑 そうだね。

内山 でもガイは、容姿端麗で、スポーツ万能・成績優秀で、好きというより、もう褒めざるを得ないというか(笑)。

島﨑 (笑)。

内山 妹もかっこよくて、シュタイナー家自体がなんかもうすごいですし。

島﨑 そうだよねぇ(笑)。

内山 問題が起きてもてきぱき動けるし、非常時においてもまず備蓄のことを考えたり。だから、非の打ちどころがないし、やっぱり褒めざるを得ないですね。

──島﨑さんから見て大介はどんなキャラクターでしたか?

島﨑 ガイのように、ステータス的に褒めざるを得ないというのとは別に、大介は感情的なところで好きなところがいっぱいありますね。多少ねじ曲がっちゃってる部分もあるんですけど、基本まっすぐな子で、こんなに思い込んで思いのままに突き進めるというのはすごいと思うし、誰かを守りたいという気持ちも、守る自分になりたいというのはもちろんありますが、それでもあそこまで「守るんだ!」と行動したり、実際に命がけで飛び出すことができたり、それって本当にすごいことだなと思っているんです。たとえば偽善と言われることもあるだろうけれど、たとえ偽善でも、それで本当に人を守ろうと動けるというのは、本当にかっこいいことだと思うんです。その大介の思い込む力からくる集中力と行動力って好感が持てちゃうんですよね。あと意外とかわいいところも好きですね(笑)。

──意外というのは。

島﨑 ちょっと痛々しいところもあるんですけど、それも本人は今すごくうれしいんだろうなとか、周りの空気読んだら普通は喜んじゃいけないところなんだけれど、うれしい気持ちが漏れちゃうところとか、あと単純に、友だちが欲しいんだろうなっていうところとか(笑)。

内山 あー……(笑)。

島﨑 彼は満たされると、本当にうれしそうなんですよ。いろいろな思いが詰まっている大介というキャラクターは、見れば見るほど、どこか好きになる、少なくとも嫌いにはなれない子じゃないかなと思いますね。

──内山さんはご自身と大介が似ていると感じる部分はありましたか?

内山 あそこまでイタくないとは思いたいですが、「ヤバい」ところは絶対あると思います。というのも、収録中いろんなアイデアが次々と浮かんできたんです。普通のセリフをこれくらい異常なテンション感で言ったら面白いんじゃないかとか、大介だったらこういう変な言い方もありじゃないかとか、どんどん思いついたので、共感できちゃう部分はきっとあるんだろうと思いました。

──演じていく内に生まれてきたキャラクターということでしょうか。

内山 最初からどれだけ強くエンジンをかけていいのかわからなかったんです。1話で、大変なことが起こる前日に謎のメールが来るんですが、そのメールを見た時、大介は「やっときた!」みたいな感じで喜んでいるように見えるんです。でも、普通そこは危機感を持つべきシーンで、喜ぶところじゃないですよね。そういう場面でどれほど危うい雰囲気を出すか、特に序盤だと自分では迷うときもあって。スタジオでテストの段階で、「このくらいかな」と思ってやってみると、「もっと思い切って派手にやってみて」と言われることも最初は多かったですし、セリフに殺意が足りないと言われることもあったりして。だから、「そんなにエンジンかけていいのか」と驚いたことが序盤はよくあって。キャラクターをよりよく形作っていくために、最初のほうはたくさんみなさんと検討を重ねました。

──島﨑さんは、「殺すつもりでいってほしい」と言われている内山さんの演技を見ていていかがでしたか?

島﨑 めっちゃ楽しかったです。毎週毎週、内山くんが演じる大介に夢中でした。今、「収録していくうちにいろんなアイデアが思い浮かんだ」と内山くんが言っていましたが、そうだったのかと感じました。収録していると「え、主人公なのにそんな言い方しちゃって大丈夫なの?」と思うようなディレクションが入るんですが、内山くんがどんどん豊かな大介を演じてくれて、毎回本当に収録が楽しかったです。収録の時に面白かったセリフや演技は、できあがったアニメーションで見ても本当に面白いんです。

──内山さんの演技で、特に印象的なシーンなどはありますか。

島﨑 たとえば「これは運命だ」とか「俺はずっと待っていた」みたいなセリフってよくありますし、普通にかっこよくすることができるセリフなのに、それをあそこまで、こんなに「ヤバい」セリフにできるのか、と。

内山 演出でそうしてって言われたんです(笑)。

島﨑 でもそれが本当に面白いんです。演技と思わないで、大介の言い方というか、リアクションだとか、そういうところを見ると本当に面白いと思います。すぐ八つ当たりしたり、こんなことでキレるんだとか、こういうことで喜ぶんだとか。毎週アフレコ現場では、僕だけじゃなく、みんな毎週大介の演技が今日はどうなるのかと楽しみにしていましたね。

──お話をうかがった限り、アフレコも順調に進んでいたようですね。現場の雰囲気はいかがでしたか?

内山 みんなストーリーやキャラクターを楽しんで収録していました。いろんな世代の方がいらしたので、バラエティ豊かな面々での収録がとっても楽しかったですね。

島﨑 僕らS.D.S.メンバーのキャストはもちろんなんですが、区長から警官から市民から、みんなどのキャストの方も楽しんで収録していた印象ですね。僕らのやりとりも面白かったんですが、先輩方の演じるキャラクターたちのおとなの空中戦だったり、行政にまつわるもろもろだったり。

──それを特に感じるシーンというのもあったのでしょうか。

島﨑 会議シーンのリアリティがすごかったと感じましたね。僕はリアルとリアリティというのはちょっと違うと思っているんですが、作品での「リアルに感じる」というリアリティを今回とても感じたんです。普通、アフレコをする時には、ひとつひとつのセリフを大切にして、ちゃんと聞かせるというのを意識することが多いんですが、今回の会議のシーンでは、セリフよりも流れを大事にしている一面があって。みんなそれぞれ勝手なことを言っているのに一応まとまって進んでいったり、偉い人がしゃべるとみんな一応みんな黙って話を聞いたり(笑)。

内山 300年以上未来に跳ばされているのに、この期に及んでまだ役職はキープなんだっていうところが、日本人らしさと言っていいのかわかりませんが、面白かったですね。

島﨑 大人たちが、好き勝手なこと言うんですよ。こんなことになっても自分のポジションが大事なのかっていうことを言ったり、自分のことしか考えてない人がいたりとか。演技もあいまって、そういうところは本当にリアリティがあって面白かったですね。

──物語序盤の見どころを教えていただけますか?

内山  いきなり日常から切り離されてしまう怖さが、まず見どころです。実際にこんなことがあったら嫌だなと思うことを、フィクションで楽しんでしまう面白さってあると思うんです。また、跳ばされた先の世界で渋谷のたくさんの人々がどうやって生きていくのか、それをこどもたちに限らず、さまざまな職業を持った大人たちも含めて描いていくので、みんながどうまとまっていくのか、あるいはまとまらないのか、というのが序盤の見どころです。

──ご自身が仮に跳ばされたとしたら、どういったポジションになると思いますか?

内山 想像するのが難しいですけど、基本的にやっぱり日常を守りたいですよね。普段通りの生活をしたいです。大介のような戦闘は絶対にできないと思うので。

──島﨑さんから見て、本作序盤の見どころはどんなところだと思われますか?

島﨑 まず、内山くんが物語の中身について話してくれたので、絵的な話をすると、本作では3DCGでこのクオリティで全編つくられるというのはとても珍しいことだと思います。その中で、序盤は人の動きをモーションキャプチャーでつくっていて、各キャラクターにそれぞれ担当のモーションアクターさんがついてくださっていて、演技しながらモーションを撮ってくださっています。それぞれの役者さんの癖や、キャラクターにあわせてつけている個性とか、同じ役者さんが演じてくれているので、生身の人が演じた部分がすごく生きていると思います。見ていると、だんだん動きの癖とかでこれは大介だなとかわかってきて、そういう細かい動きを見ていただけると面白いと思いますね。今回はモーションアクターさんと僕ら声を担当する声優と、さらにCGアニメーターの方と3人の合作のようになっているので、ぜひそういった動きにも注目して見ていただけるとより面白いと思いますね。

──本作が放送されるフジテレビ「+Ultra」という枠は、海外に向けてアニメカルチャーを広げていくというコンセプトのある枠ということで、本作も海外に向けて羽ばたいていくことに、どんなお気持ちをもたれていますか。

内山 2018年は香港、台湾、オーストラリアと海外にたくさん行かせてもらったのですが、行った先々で、僕らが日本で関わった作品のコスプレをしている人をよく見ましたし、あるいは上映会で熱い反応をしてくれる外国のファンの方々を見て、嬉しくなりました。やはり、インターネットですぐに新作を観られる環境が整ってきたのが大きいと思いますし、これからもそういう配信サービスが充実していく流れはどんどん加速化していくんだろうなと思いますね。普段は東京のスタジオで収録しているし、イベントでも基本的には日本人のファンの方々を前にすることが多いので、海外イベントに参加することで、本当に世界中の人たちが作品を待っているんだと思えたし、お仕事に対するモチベーションがひとつ増えました

島﨑 きっと海外の方が見ても楽しめる内容になっているんじゃないかと思いますし、先ほど話題に出した会議シーンなんかは、日本だとあるあるなシーンだと思うんですが、もしかすると海外の方にはギャップを感じる面だったりするのかなと思いますね。
ひと手間かけて、日本のアニメーションをわざわざ見てくださる海外の方は、エネルギーを使ってアニメを楽しもうとしてくれるイメージがあって、そういう方には「revisionsリヴィジョンズ」はうってつけじゃないかと思います。
もちろん日常的に楽に見てもらえるというのも素敵なことだなと思っています。本当に、いろんな意味で挑戦的な作品だと思います。

──世界に向けた作品の世界観が、わかりやすい和物などではなく、あえて本作のような近未来ものになっているということについてはどのように思われますか?

内山 学校が未来に跳ぶというのを聞いたときには、「漂流教室」が思い浮かびましたが、シナリオを読んでいくと、全て重なるわけではないな、と。学校だけではなく街自体が移動するし、警察や行政、一般民衆も物語に関わってきて、主人公たちのやることに反対したり、さらに後半はSF的な要素も強くからんでくるので、「revisionsリヴィジョンズ」らしさというのは、観続けていただければわかると思います。

島﨑 僕も同じことを想像したんですが、学校や船、家族という単位ではあったかもしれないんですが、「区」という大きな街の中心部が丸ごと跳んで、そこに臨時政府ができるような状態は、極端に言ってしまえば日本まるごと跳んでしまった縮図というか。聞いたことのある題材なんだけれど、この規模でというのは珍しいなと思いました。

──最後に、改めて本作の魅力をお聞かせください。

島﨑 アニメーションとしては王道な素材がそろっている作品だと思うんですが、その調理がいい意味で予想を裏切ってくる作品だと思います。それが奇抜だったりキテレツだったりするわけではなく、「この調理法もあったか」「この味付けもあったか」というのを味あわせてくれる作品だと思います。人間のいろんな面が見えてきて、こういうやついるなという感じも随所に現れます。見れば見るほど面白い作品だと思いますし、「この作品を楽しんでやるぞ!」という意気込みで見るとさらに楽しい作品だと思うので、ぜひそうやってみてもらえたらうれしいです。

内山 見続けていただければ、1話を観た感触と全然違うことが感じられると思います。さまざまな面白さが次々とわいてきますので、ぜひ最後まで見てください。キャラクターたちも個性豊かで面白いので、工夫された映像とともに楽しんでいただければうれしいです。



内山昂輝&島﨑信長サイン入りインスタント写真プレゼント!


今回、インタビュー公開を記念して、内山昂輝さん、島﨑信長さんのお2人のサイン入りインスタント写真を抽選で2名様にプレゼント。くわしい応募要項をご確認のうえ、ふるってご応募ください。

<賞品>
内山昂輝&島﨑信長サイン入りインスタント写真


<応募要項>
・応募期間:2019年1月17日(木)~2019年1月27日(日)23:59
・当選人数:2名様
・当選発表:賞品の発送をもって発表にかえさせていただきます
・賞品発送:2019年3月末までに発送予定
・応募方法:以下の専用応募フォームにて受付

<注意事項>
・応募には会員登録(無料)が必要です。
・応募はひとり1回に限らせていただきます。
・抽選結果・発送状況に関するお問い合わせには応じられません。
・当選された賞品もしくは権利を第三者に譲渡・転売することを禁じます。
・カカクコムグループ社員、および関係者は参加できません。
・賞品の発送は国内に限らせていただきます。
・梱包には細心の注意を払いますが、万が一運送中の事故により破損等した場合でも、返品・交換等は受け付けられませんので、あらかじめご了承ください。
・下記の場合は、当選を無効とさせていただきますので、ご注意ください。
 同一住所または同一世帯で複数回ご当選されている場合
 不正なアカウント(同一人物の複数アカウントなど)を利用して応募した場合
 ご当選者の住所、転居先不明・長期不在などにより、賞品をお届けできない場合
 ご登録いただいたご連絡先・お届け先情報の不備により、賞品がお届けできない場合
 賞品お届け先ご連絡締切日までに、ご連絡いただけなかった場合
 ご応募に関して不正な行為があった場合



【作品情報】※敬称略
■TVアニメ「revisions リヴィジョンズ」

<放送情報>
2019年1月 フジテレビ「+Ultra」にて
毎週水曜日24:55から放送中
NETFLIXにて日本先行全話一斉配信中

ほか各局にて放送中
関西テレビ/東海テレビ/テレビ西日本/北海道文化放送/BSフジ


<ストーリー>

「これは予言よ。
あなたたち五人に、いつか大変な危機が訪れるの。
そのときみんなを守れるのはあなた」

幼いころ誘拐された過去をもつ高校2年生・堂嶋大介は、幼なじみのガイ、ルウ、マリマリ、慶作とともに、不可思議な現象──「渋谷転送」に巻き込まれる。
渋谷の中心部が跳ばされたのは300年以上先の「未来」。そこで待っていたのは、広大無辺な荒野と森、点在する廃墟……そして、未来人「リヴィジョンズ」と彼らが操る巨大な機械の化け物だった。
理由もわからぬまま化け物に蹂躙されていく渋谷を助けようと現れたのは、誘拐事件の大介の恩人と同名で瓜二つの少女・ミロ。彼女は、大介たちだけが操縦できる人形兵器「ストリング・パペット」を提供し、渋谷を守れと促す。
誘拐事件の恩人──ミロによる予言「仲間を守る運命」を信じて生きてきた大介は、ついに訪れた危機と手に入れた力に歓喜する。しかし、幼なじみ5人の絆は誘拐事件の影響でバラバラとなっていた。
孤立した街。未知の敵。未確定な過去と運命の予言。
少年少女たちは、「現在(いま)」を取り戻すために「未来」と戦う。必ず、元の時代へ戻る──


<スタッフ>

原作 S・F・S
監督 谷口 悟朗
CG監督 平川 孝充
シリーズ構成 深見 真/橋本 太知
キャラクターデザイン原案 近岡 直
メカデザイン 新井 陽平
CGキャラクターデザイン 白井 順
BGコンセプトアーティスト 白田 真人
MattePaintディレクター 大西 穣
美術・設定 坂本 竜
色彩設計 長尾 朱美
撮影監督 高橋 和彦
編集 齋藤 朱里
音響監督 明田川 仁
音楽 菊地 梓
オープニングテーマ THE ORAL CIGARETTES「ワガママで誤魔化さないで」(A-Sketch)
エンディングテーマ WEAVER「カーテンコール」(A-Sketch)
企画 スロウカーブ
アニメーション制作 白組
制作 リヴィジョンズ製作委員会

<キャスト>

堂嶋大介 内山昂輝
ミロ 小松未可子
張(ジャーン)・剴(ガイ)・シュタイナー 島﨑信長
張(ジャーン)・露(ルウ)・シュタイナー 高橋李依
手真輪愛鈴 石見舞菜香
浅野慶作 斉藤壮馬
チハル・イスルギ 日笠陽子
ムキュー・イスルギ 田村ゆかり
堂嶋幹夫 櫻井孝宏
矢沢悠美子 遠藤 綾
黒岩亮平 てらそままさき
牟田誠一郎 飛田展男
泉海香苗 寺崎裕香
ニコラス・サトウ 大塚芳忠


(C)リヴィジョンズ製作委員会

画像一覧

関連作品

revisions リヴィジョンズ

revisions リヴィジョンズ

放送日: 2019年1月9日~2019年3月27日   制作会社: 白組
キャスト: 内山昂輝、小松未可子、島﨑信長、高橋李依、石見舞菜香、斉藤壮馬、日笠陽子、田村ゆかり、櫻井孝宏、遠藤綾、てらそままさき、飛田展男、寺崎裕香、大塚芳忠
(C) リヴィジョンズ製作委員会

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コメント(1)
ま し ゃま し ゃ2019/01/17 21:51

インタビュー記事じっくり読ませて頂きました…! 今後のリヴィジョンズの展開もとても楽しみです。 ありがとうございました…!

※記事中に記載の税込価格については記事掲載時のものとなります。税率の変更にともない、変更される場合がありますのでご注意ください。

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