講談社の電子書籍セールで単行本を買いあさったライターが2018年夏の新作アニメを中間レビュー。本格バドミントンアニメ「はねバド!」、カイジの悪魔的スピンオフ「中間管理録トネガワ」、極道とアイドルが融合した「Back Street Girls-ゴクドルズ-」、青春ダイビングアニメ「ぐらんぶる」、そして編集部からリクエストのあった「じょしおちっ!~2階から女の子が…降ってきた!?~」の5作品を紹介します。
大学進学を機にダイビングサークル・Peek a Boo(ピーカブー)に入部した北原伊織がキャンパスライフを謳歌する青春ストーリー。ひとつ屋根の下の従姉妹たちとドキドキの日々を過ごすという期待とは裏腹に、屈強なサークル部員と無茶な飲み会を繰り広げていく。 アニメ化に当たっては飲酒シーンが改変されてしまう作品もあるが、本作では番組冒頭に「登場人物は全て20歳以上の成人です」という注意書きを表示し、飲み会のテンションを原作そのままに映像化した。さらに初登場シーンではキャラの名前とともに「(20歳)」とテロップを出すことで、健全なアニメであることのアピールにも成功している。ゆえに多くの1年生が多浪生になったが健全さの前では些事でしかない。カラオケでの一幕を描いたEDも力が入っており、健全だった自分のキャンパスライフに想いを馳せてしまうでき映えだ。