【インタビュー】駒形友梨アーティストデビュー! 「トマレのススメ」には、彼女の今の思いが詰まっている。

2018年06月19日 12:000

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キャラソンを歌ってきた経験が、今の私に生きています


── カップリング曲の「Lonely Blue が終わる頃には」は、どんな曲になりましたか?

駒形 ジャジーで大人っぽい曲です。声優さんの曲にはなかなかないタイプの曲に挑戦させていただけたと思いますし、「トマレとススメ」とのギャップを楽しんでいただきたいです。

── ボーカルの雰囲気も「トマレのススメ」とは変えてますよね。

駒形 はい。「Lonely Blue が終わる頃には」の歌詞は、自分の過去の恋愛を、「あの頃の自分はかわいかったな、子どもだったな」って思い返している大人の女性が主人公なんです。何かひとつ壁を越えた人じゃないと得られない感情を歌っているので、そこを意識しました。でも、最初は大人っぽさを出し過ぎてしまったみたいで、ディレクターさんから「曲が大人っぽいので、歌は逆にかわいらしく、ライトに表現しても大丈夫です」という指示をいただいて。結果的に、聴きやすいボーカルになったんじゃないかなと思います。

── 楽曲としてのバランスを重視したというか。

駒形 そうですね。最初のテイクは感情が重た過ぎたみたいです(笑)。

── 「Lonely Blue」というのは、どういう意味なのでしょう?

駒形 これは歌詞の中に出てくる架空の歌の名前なんです。いろいろな候補を出し合って、歌ったときの響きのよさやバランスを考えながら選んでいったときに、私から、「じゃあ、Lonely Blueはどうですか?」と提案させていただきました。まず、「Blue」を使いたいなと思って、どんな言葉と付けたらいいかなと考えた時に「Lonely」が出てきて。歌ってみたら、ハマりがよかったんです。スタッフのみなさんにも気に入ってもらえて、採用になりました。この曲は結城アイラさんにディレクションをお願いしたんですが、アイラさんにも「Lonely Blue、いいね!」と言っていただけて、うれしかったです。

── さらに通常盤のみ、3曲目として「はじめからきっと」が収録されています。

駒形 この曲は片思いの曲です。クラスのお調子者というか、ちょっとノリの軽い男の子に対して、「私があんなヤツ好きになるはずないのに。なんか気になっちゃう、好きになったらダメなのに」と葛藤する女の子が主人公で、これぞ青春という甘酸っぱい曲になりました。「授業」や「教科書」というワードが歌詞に入っているのが新鮮でした。

── ボーカルもサウンドも爽やかでした。

駒形 「授業」や「教科書」というワードが歌詞に入っていて、10代の頃の記憶をひっくり返しながら、歌わせていただきました。それに、いろいろなキャラクターソングを歌ってきた経験を生かすことができたように思います。自分が実際に体験していないことも感情を込めて歌えるというのは、今まで勉強させていただいてきたことの積み重ねあってのことなんだなと思いました。

── 主人公の女の子は、どんなキャラだと思いますか?

駒形 ごく普通の、クラスではあまり目立たないタイプの子だと思います。だからこそ、ちょっと目立つ男の子にちょっかい出されるとドキッとしてしまうんですよね。とても純粋な子です。

── レコーディングはいかがでしたか?

駒形 この曲も結城アイラさんにディレクションしていただきました。曲調は明るくて爽やかですが歌詞は切ないので、私は最初、切ない成分を多めに歌ったんです。そこにアイラさんから「逆に明るく歌ってみてください」という指示があって、ボーカルが変わっていきました。ただ、大サビ前の「はじめからきっと 本当はずっと『大好きだったのに…』」という部分だけは、ぐっと切なく歌っています。

── 曲のタイトルが出てきて、感情が一番盛り上がるところですよね。つまり、聴かせどころです。

駒形 そうなんです。さらに、「大好きだったのに…」のところは、歌に私のささやきが被さって聞こえる演出になっているんです。ヘッドフォンで聴くと、すごく近くに感じていただけると思うので、ぜひ試していただきたいです。

── 違うタイプの3曲が並んで、駒形さんのシンガーとしての魅力をいろいろな角度から味わえるシングルになったと思います。

駒形 私自身が、CDの完成をとても楽しみにしていました。「トマレのススメ」はTVアニメで流れる秒数が少ないので、ぜひフルで聴いていただきたいですし、カップリング曲もそれぞれ楽しんでいただけたらうれしいです。

── 最後に、今後、どのようなアーティストを目指していきたいですか?

駒形 聴いてくださる方の心に寄りそう、距離感の近い曲を歌っていきたいです。私の歌が、リスナーのみなさんにとって、明日もがんばろう、もう一歩進んでみようと思うきっかけになれたらいいなと思います。



駒形友梨プロフィール


1991年8月25日生まれ。東京都出身。
2011年、第5回アニソングランプリのファイナリストになり、声優としての活動を開始。2013年から、ゲーム「アイドルマスター ミリオンライブ!」シリーズで、高山紗代子を演じる。TVアニメの出演作に、「キラキラ☆プリキュアアラモード」(ゆり)、「神撃のバハムート VIRGIN SOUL」(竜族の女子)、「デジモンユニバース アプリモンスターズ」(ひなりん)など。
「キラキラ☆プリキュアアラモード」では、オープニングテーマ「SHINE!! キラキラ☆プリキュア アラモード」や、挿入歌の歌唱を担当。また、「映画 キラキラ☆プリキュアアラモード パリッと!想い出のミルフィーユ!」では、エンディングテーマ「トレビアンサンブル!!」を歌った。
歌唱力には定評があり、「トマレのススメ」で念願のアーティストデビューを果たす。


■「トマレのススメ」

初回限定盤CD+DVD 1,800円(税別)

レーベル:ロッカンミュージック/2018年6月20日発売


通常盤CD 1,200円(税別)

レーベル:ロッカンミュージック/2018年6月20日発売


〈初回盤収録曲〉
01. トマレのススメ
02. Lonely Blue が終わる頃には
〈DVD収録内容〉
・トマレのススメ Music Video
・トマレのススメ Music Video Making
・トマレのススメ CM SPOT ver.

〈通常盤収録曲〉
01.トマレのススメ
02. Lonely Blue が終わる頃には
03.はじめからきっと


インフォメーション


●デビューシングル「トマレのススメ」発売記念イベント

6月20日(水) 東京・アニメイト新宿 B2F animate hall SHINJUKU 19:00~
6月21日(木) 東京・とらのあな秋葉原店C 4F イベントスペース 19:00~
6月23日(土) 東京・タワーレコード新宿店 7F イベントスペース 12:00~
6月23日(土) 東京・Space emo 池袋 17:00~
6月24日(日) 東京・アニメイト秋葉原 B1F イベントフロア 12:30~
6月24日(日) 東京・AKIHABARA ゲーマーズ本店 6F 16:30~
6月30日(土) 東京・HMV&BOOKS SHIBUYA 6階イベントスペース(渋谷MODI内) 14:00~
6月30日(土) 東京・ソフマップAKIBA・号店 アミューズメント館 8F イベントスペース 18:30~
7月1日(日) 神奈川・アニメイト横浜 15:00~

※詳細は、オフィシャルサイト http://www.teichiku.co.jp/artist/komagata-yuri/ まで



(取材・文/鈴木隆詩)

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放送日: 2018年4月9日~2018年6月25日   制作会社: エカチエピルカ
キャスト: 千本木彩花、小倉唯、駒形友梨、松永一輝、木下鈴奈、市来光弘、綾瀬有、本多真梨子、間宮康弘、若本規夫、田村ゆかり、成田剣
(C) 里好・双葉社 /「踏切時間」製作委員会

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