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アーティスト写真とジャケットは、「NO笑顔」がコンセプトです
── ジャケットやMVの制作も、今回が初挑戦だったと思います。撮影はいかがでしたか? 駒形 はい。ジャケットとアーティスト写真は、「NO笑顔」がコンセプトなんです。アーティスティックな感じでいきますので、笑わないでくださいとオーダーされたのが、すごく新鮮でした。
── 笑顔はありませんが、ふわっとしたおだやかな光に包まれていて、全体的にやさしい写真になってます。 駒形 デビューシングルということで、服も表情もナチュラルにして、私自身を撮っていただきました。アーティスト写真には、両側に赤と緑のふわっとした光が写っているんですけど、それはビー玉をカメラのレンズにくっつけて撮ったものなんです。撮られているときは、どんなふうになるのか想像できなかったんですけど、でき上がった写真を見たらきれいな効果になっていて、感動しました。楽曲タイトルや私の名前のフォントはデザイナーさんのオリジナルで、スタイリッシュに仕上げてくださってうれしかったです。
── ジャケット写真では、赤と緑のリンゴを持っていますね。 駒形 ビー玉の光もリンゴも、赤信号=トマレと青信号=ススメのイメージです。このリンゴ、実は1個1200円もするんです。こんな高級品のリンゴを手に持ったのは初めてで、すごくいい匂いがするんですよね。スタジオに置いておくだけで香りがアロマみたいに充満するんです。それを口に近づけての撮影だったので、「食べたい!」って思いながら撮られていました(笑)。
── MVは、いかがでしたか? 駒形 踏切と信号のセットをスタジオの中に組んでいただいて、その中で歌ったりしました。360°カメラが回り込んで撮影していただいたシーンや、実際の踏切の前でロケをしたシーンもあります。バラバラに撮った映像がどうやって1本のMVとして編集されるのか、私も楽しみでした。
── 踏切のロケシーンは、「踏切時間」らしさがありました。 駒形 「踏切時間」に出てくる踏切は、どれも実在する踏切なんです。リアルにあの踏切を渡って登校している方もいらっしゃると思います。アニメを見ていると、自分も一緒に踏切を待っているような感覚になりますよね。ほんの数分の間に、あんなにいろいろなドラマがあるんだなって楽しみながら見ています。
── 声優として出演もされてます。 駒形 真島さんを演じさせていただきました。クラスの男子からは「真島エロい」って言われていて、たしかに格好が派手だったりするところはあるんですけど、男女分け隔てなく話しかけるフランクな子なんですよね。その気さくさが、男子には思わせぶりな態度に映って、無意識にドキドキさせてしまっているのかなって。ですから、アフレコでも色っぽい声を意識するのではなく、自然に演じようと思いました。
── 気さくな美少女、という感じですよね。 駒形 「みんな友だち」っていうタイプです。ただ、あのニーハイはどうなの? って思いますけど(笑)。ニーハイの描写に、スタッフさんのこだわりが込められていると思いました。「トマレのススメ」の初回限定盤のバックカバーは真島さんのイラストなんですけど、これもニーハイの魅力がよくわかるイラストになっています。
── ローアングルで描かれているところに、こだわりを感じました。 駒形 土下座した、田西君目線かもしれませんね(笑)。
── 「踏切時間」のオープニング映像を見て、どう感じましたか? 駒形 電車と踏切のイラストで、キャラクターが一切出てこないのが新鮮でした。シンプルで曲にも合っていて、うれしかったです。踏切が主役という感じがしました。