アニメニュース

i☆Ris史上最高に熱いステージが展開！「i☆Ris 5th Anniversary Live～Go～」レポート

2017年11月17日 14:000

声優

独自取材

アニソン

アイドル

※本コンテンツはアキバ総研が制作した独自コンテンツです。また本コンテンツでは掲載するECサイト等から購入実績などに基づいて手数料をいただくことがあります。

i☆Risが久しぶりのワンマンライブ、しかも初の２DAYSライブ「i☆Ris 5th Anniversary Live～Go～」を2017年11月6日・7日に開催！府中の森芸術劇場どりーむホールでデビュー5周年を祝った。

両日とも違う衣装、違うセットリスト、そしてアルバムからの新曲披露と、これまでとこれから両方を見せてくれたライブの模様をレポートしよう。

5年間の集大成！「ヤバい」セットリストで駆け抜けるi☆Ris

ステージの上段に6人のシルエットが現れる。横並びのシルエットだけで、誰が誰だか一目瞭然だ。デビューから5年、誰ひとり欠けることなく突き進んできた自負が、そのシルエットからにじみ出ている感じがした。

6日の前夜祭に引き続き、メンバーの澁谷梓希さんが手がけた衣装は、ローマ数字の「V（5）」をモチーフに、背中にメンバーのイニシャルを配した、記念すべき日にぴったりなデザイン。1曲目の「Color」から、客席のボルテージはメーターを振り切っていたのだが、そのとんでもない客席の熱気に負けないエネルギーを、6人はステージから放ち続ける。

芹澤優さんと澁谷さん、茜屋日海夏さんと若井友希さん、山北早紀さんと久保田未夢さんの組み合わせで2人ずつ階段を降りてくると、「§Rainbow」「Make it!」と続ける。この強力な3曲を続けて歌う姿を見た時、「今日は燃え尽きる！」という彼女たちの覚悟を感じた。

茜屋日海夏さん

「初めての2DAYSライブ、みんな元気ですか！　今日はリアルデビュー日です。あのときはケータイ会社のお姉さんみたいな衣装を着てたけど、5年くらいやってきた自己紹介……今日は初々しい気持ちでやります」と、山北さんがかわいらしい声でいつもの挨拶をスタート。「あの頃はあの頃でツンツンしてて好きだけど、今のセリコが断然好き」と、らしいコメントで芹澤さんが続ける。そのほか「いもくさかった」「ギャルっぽかった」など6人で、5年前からの変化を語りつつの自己紹介に花が咲く。途中で若井さんが「今日のセットリストは激しめなので、水分補給をしっかりして」と忠告していたが、本当に「ヤバい」セットリストが、このあと続いていくことになる。

山北早紀さん

「ドリームパレード」「徒太陽」「ブライトファンタジー」「Re:Call」と、4曲続けて踊りっぱなしの歌いっぱなし。イントロが流れるたびに、フォーメーションが変わるたびに大きな拍手と歓声が起こる。久保田未夢さん自慢の前髪のセットも崩れるほど、汗だくで突っ走る6人。デビュー4年で日本武道館という大きなステージに立った彼女たちだが、このライブは、そのステージを超えたいという思いの表れなのかもしれない。その迫力に、ひたすら圧倒されてしまった。

久保田未夢さん

ここまですべて、シングル表題曲を歌ってきたが、これまで1年半温め続けてきたという「Ready Smile!!」のカップリング曲「trust」を記念すべき舞台で披露。i☆Risのカップリング曲は、メンバーの思いと重なるようなエモい歌詞が多いのだが、この曲もグッとくる言葉が多く、気持ちを込めて歌っているのが伝わってきた。

日本武道館公演で印象的だった「イチズ」も、オリジナルバージョンで歌ったほか、メンバーが大好きな曲だと口をそろえる「Daily Berry!!」。そして「Ready Smile!!」と、まだまだ勢いは止まらない。どんなにしんどくても、歌やダンスのクオリティだけは下げまいと必死にジャンプする6人の姿は、胸を打つものがあった。

芹澤優さん

熱狂の「プリパラ」ゾーン……そして、アンコールでは感動の新曲が！

11月1日にリリースされたニューアルバム「WONDERFUL PALETTE」から披露されたのは、表題曲でもある新曲「WONDERFUL PALETTE」。i☆Risと言えば「プリパラ」タイアップ曲の印象も強いが、その一連の楽曲の雰囲気も漂わせつつ、成長した6人の大人らしさも感じさせるこの曲でたっぷり盛り上がると、ここから「プリパラ」主題歌を連続で投入。「ミラクル☆パラダイス」「Realize!」「Goin‘on」と続くこのブロックの熱気はすさまじかった！　「Goin‘on」の最後〈届け！願い　響け！そうmy dream 終わらない…〉というメッセージは、今の彼女たちにもぴったりだし、気持ちの込め方も強く、夢は続いていくんだなと、心から信じることができた。

若井友希さん

そして本編最後に歌ったのは「幻想曲WONDERLAND」。観客からも手が腫れるんじゃないかというくらい大きなクラップが起きる。曲の最後にある久保田さんのアドリブ台詞は「どうだ！　これだけ成長したi☆Ris　すごいだろー！」だったが、自分を誇れるし、仲間を誇れる5年経った今だから出てくる言葉だと思った。

澁谷梓希さん

「Fanfare」から始まったアンコール。ケーキが登場しi☆Risの5歳の誕生日を会場全体で祝うと、15枚目のシングルがテレビアニメ「アイドルタイムプリパラ」第4クールOPテーマ曲に決定したことを発表。客席からは「ありがとう！」という喜びの声も起こるが、さらに嬉しい発表は続く。2018年春の全国ツアー「i☆Ris 4th Live Tour 2018~WONDERFUL PALETTE~」の開催が決定。この5周年ライブは、シングル曲を網羅するというアニバーサリーな内容だったが、このツアーはアルバムを引っさげてのツアーになりそうだ。

そして発表のあとは、若井さんが作詞・作曲を手がけた新曲「パズル」を披露。アルバム「WONDERFUL PALETTE」は、アイドルでありアーティストであることを印象づけたアルバムだったが、これはその象徴のような曲だと言える。メロディを聴いているだけで感動する曲を作れる彼女の才能は、i☆Risのこれからの可能性でもあるだろう。