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「ステラブリーズ」の作詞は、こだわり過ぎて2か月もかかってしまいました(笑)
── 「ステラブリーズ」は、5月の空気感にぴったりの爽やかな曲になりましたね。春奈さんにとっては、「君色シグナル」に続く、「冴えカノ」のオープニングテーマです。 春奈 「冴えカノ」は第1期の頃から、毎回感動しながら見てます。みんなで同じ夢に向かって、全力で走っている姿に共感するものがたくさんあって。好きなものをずっと追い続けることって、実は難しいじゃないですか。いろいろな困難や葛藤と戦いながら、前に進んでいくストーリーで、メッセージ性の高い作品だと思います。
── オタクの話でもあるし、クリエーターの話でもあるんですよね。 春奈 いいバランスで、その2つが混ざり合っていると思います。安芸くんを見ていると、すごく幸せなオタクだなって思って。同じ志を持つ仲間と力を合わせて、時にはぶつかり合って作品を作っていくところにドラマが生まれるんですよね。キャラクターはみんな、人間らしいなと思います。
── シリアスなシーンとコミカルなシーンのギャップが、この作品の大きな魅力になっていると思います。 春奈 その要素は、英梨々が特にすごいなって思います。安芸くんがらみだとポンコツになったりもするけれど、恵をヒロインにするために、いつも真剣に取り組んでいるし、〆切に間に合わせるためなら、体調を崩してもがんばる子ですし。
── 大好きな作品のオープニングに再び、という感じですね。 春奈 うれしかったです。今回は作詞もさせていただいたので、「君色シグナル」の時とはまた違った形で、「冴えカノ」に関わることができたと思っています。
── 作詞にあたって、まずは楽曲を聴いたと思いますが、その第一印象はいかがでしたか? 春奈 とても爽やかで、もっともっと聴いていたいと思う、魅力的な曲だなと思いました。作詞は、第2期のシナリオをいただいて、それを読んだうえで取りかかったんですけど、書き上がるまでに2か月もかかってしまって。伝えたいことや、こだわりたいことがたくさんありすぎて、それを曲に乗せるためにそぎ落としていくのが大変でした。
── 「冴えカノ」への思い入れが強い分、作詞は悩んだと? 春奈 「冴えカノ」が大好きので、キャラクターの心情に思わず寄りすぎてしまうんです。青春の曲として、「冴えカノ」を知らない人が聴いても、歌詞が自然と耳に入ってイメージが広がるようにしたいなと思って。それに、「君色シグナル」との差別化も意識しました。
── 「君色シグナル」の歌詞は、学園の青春をイメージさせるものでしたが、「ステラブリーズ」はもっと広くて、青春のいろいろなシーンに当てはめて聴ける曲だと思いました。 春奈 「君色シグナル」よりも、大人びた感じを目指しました。ボーカルも、かわいらしさを意識した「君色シグナル」に比べて、等身大の私になっています。
── 「ステラブリーズ」というタイトルの意味を教えていただけますか? 春奈 星という意味の「ステラ」と、風という意味の「ブリーズ」を合わせた言葉です。恵がヒロインになりたいと願いをかける「星」と、「冴えカノ」の始まりとなった坂道のシーンを連想させる「風」で、作品の世界観を表現しています。そして、よく見るとまん中に「ラブ」という2文字が含まれているんです。
── なるほど! 春奈 きゅんとする恋心がこの曲には混ざっているんだよという、隠れメッセージになっています。ですから、「ステラブリーズ」を略す時は、「ステブリ」じゃなくて、「ステラブ」と言っていただけたらうれしいです。