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牛もがんばっているから、私もがんばろうって思いました
──カップリング曲の「Impulse」は、アップテンポな楽曲ですね。
相坂 「2000年代のロボットアニメの主題歌っぽいね」と言われて、なるほどなあと思いました。たしかにあの頃の熱いアニメで使われていたとしてもおかしくない曲調で、すごく好きなテイストです。
──「透明な夜空」とはボーカルスタイルが違って、歌い方もかっこいいんですよね。それに作詞も相坂さんがみずからされていて。
相坂 お互いに好きだけど、未来が見えないという、複雑な関係にある2人をテーマに書いていきました。作詞は2週間くらいかけて、少しずつ作り上げていった感じです。
──切ない恋の物語であると同時に、楽曲に合わせた激しさもある詞ですね。「衝動的」とか「偽善香らす」とか、「悲しい運命でも 『今』信じていたい」とか、情熱的な言葉がところどころに入っています。
相坂 理性的に考えると、未来が見えない相手と一緒にいるのは不毛なようですが、それでも一緒にいたいという衝動的な気持ちを書いてみたくて。それでタイトルもシンプルに「Impulse」としました。実は、ある作品をモチーフにして作った歌詞なんですが、YouTubeに公開された「Impulse」の試聴動画を見て、当てる方もいるかもしれませんね。
──面白いエピソードですね。我々も、いろいろな想像をしながら、「Impulse」を楽しむことができそうです。
相坂 正解とか関係なく、それぞれの解釈で、曲を聴いていただけたらうれしいです。
──最後にジャケットのお話を。北海道の美瑛町で撮影したということですが。
相坂 はい。10月下旬だったので寒かったんですが、スタッフのみなさんに助けられながら無事、撮影してきました。初回盤のジャケットは朝に、通常盤のジャケットはお昼に撮った写真が使われています。
──朝の初回盤でも、ぱっちり目を開いていますね(笑)。
相坂 いえいえ(笑)、朝3時起きでメイクをしていただいて、5時に出発して。最初のほうは表情が作れなくて大変でした。スタッフのみなさんがいなかったら、凍えて倒れていたかもしれないです(笑)。
──風景はキレイだったんじゃないですか?
相坂 はい、北海道ってすごい!って思いました。東京にはない広大さで、実は撮影現場には牛もいたんです。
──牛ですか(笑)。
相坂 モーモー言いながら普通に歩いていて、何頭かは撮影に興味を持ったみたいで、近寄ってきたんですよ。牛も日の出前の寒さの中でがんばっているから、私もがんばろうって思いました。CDのブックレットには、ほかにもたくさん写真が掲載されているので、ぜひ楽しんでいただきたいです。
相坂優歌プロフィール
9月5日生まれ。千葉県出身。2014年、「桜Trick」(野田コトネ)でTVアニメ初レギュラー出演。同年の「甘城ブリリアントパーク」では、ミュースを演じるとともに、BRILLIANT4のメンバーとして、ED「エレメンタリオで会いましょう!」を歌唱した。出演作に「城下町のダンデライオン」(佐藤花)、「落第騎士の英雄譚」(日下部加々美)など。
■TVアニメ「アクティヴレイド -機動強襲室第八係-」ED「透明な夜空」
レーベル:FlyingDog/2016年1月27日発売
初回限定盤CD+DVD 1800円+税
※初回限定盤のDVDには、「透明な夜空」Music Clipを収録
通常盤CD 1300円+税
※初回限定盤、通常盤ともに、期間限定リバーシブルジャケットあり
〈収録曲〉
01. 透明な夜空
02. Impulse
03. 透明な夜空(Instrumental)
04. Impulse(Instrumental)
(取材・文/鈴木隆詩)