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「ソードアート・オンライン」は、世界観もキャラも大好きです!
──4曲目の「Startear」は、TVアニメ「ソードアート・オンラインII」のエンディング曲で、昨年6月にリリースされた6枚目のシングルですね。
春奈 「ソードアート・オンラインII」の世界に沿って、私が作詞をさせていただきました。弱さの中に秘められている強さというものが、この作品の大きなメッセージになっていると感じて、それをテーマにして詞を書いていきました。
──作品の世界観に沿って詞を書くことについて、どう感じていますか?
春奈 私は楽しんで書けるタイプです。もともと小説や詩を書くのが好きだったんですけど、どれも二次創作というかアニメを軸に書くことが多かったので。あるキャラクターの心情を考えて想像を広げたり、世界観が決まっている中で何かを表現するというのは好きですね。
──アニメタイアップ曲の歌詞を書くことに、二次創作的な一面があるというのは、確かにそうですね。
春奈 はい、似た部分があるんじゃないかなという気がします。
──以前、他媒体のインタビューで、主人公より敵キャラを好きになることが多いとおっしゃってましたね。
春奈 そうなんです(笑)。ダークな一面を持つキャラクターがすごく好きで。闇の中に隠されている優しさに気づいたり、悪になってしまった理由が切なかったりすると、心惹かれてしまうんです。逆にアニメを観ていて、主人公サイドが好きになることって、あまりないんです。
──でも、「Startear」はキリトたち主人公サイドの心情が歌詞のテーマになっていると思いました。
春奈 キリトとシノンをイメージして書きました。「強い風に 笑い合った」という一節があるんですけど、そこはキリトです。エンディング曲なので、やっぱり主人公のことを書かなければと(笑)。
──「ソードアート・オンラインII」の世界観については、どう感じていますか?
春奈 大好きです、キャラクターも世界観も。現実世界からゲームの世界の中に入っていくというのは、二次元オタクとしては、夢みたいなことですから。私は常に、TVやモニター画面の向こう側に行きたいと思っていますから(笑)。コスプレイヤーさんたちの、キャラと同じ衣装をまとってその人になりきるという気持ちがすごく理解できるんです。私もキャラクターが好き過ぎるとキャラそのものになりたいと思ってしまって、言動が妙に中二病っぽくなりますね(笑)。
──はははは(笑)。キャラクターに恋するというよりも、同化してしまうんですか?
春奈 軸としては、キャラへの恋愛感情ですね。そこから内面をいろいろ想像して、二次創作をしたくなってくるんです。
──アルバムの新曲として、もう1曲、「ソードアート・オンライン」の曲がありますね。12曲目の「夜の虹を越えて」。PS3/PS Vita「ソードアート・オンライン -ロスト・ソング-」のエンディングテーマ。
春奈 「ソードアート・オンライン」らしい壮大なバラードです。ゲームの中に出てくる新キャラクターのセブンとして、この曲は歌わせていただきました。キャラクターとして歌うという体験は初めてで、セブンちゃんになりきってテンション高く歌うことができました。歌で誰かを救いたいという気持ちを抱いている女の子なので、私とシンクロする部分もあったと思います。