あなたの選択で物語が変化する! 中世×SF世界観の骨太アクションRPG「The Last Oricru」新作ゲームレビュー

2022年11月30日 18:290
あなたの選択で物語が変化する! 中世×SF世界観の骨太アクションRPG「The Last Oricru」新作ゲームレビュー

アキバ総研をご覧の皆さま、いかがお過ごしでしょうか。ゲーム買いすぎちゃう系ライターの百壁ネロでございます。突然ですが「人生は選択の連続である」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。これは、かの有名なシェイクスピアが残した名言とされていますが、事実、私たちの日々の生活は、大きなものから小さなものまで、選択の連続で構成されています。これからご紹介する「The Last Oricru」は、そんな“選択”が重要なキーワードとなる作品です。

なお、本作はPS5とXbox Series X|Sでもリリースされていますが、今回はSteam版でのレビューとなりますのであらかじめご留意ください。

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「The Last Oricru」は、ストーリーに重点が置かれたアクションRPGです。中世ファンタジーにSFがミックスされた、一風変わったユニークな世界観が魅力となっており、美しいグラフィックと音楽が、物語世界への没入感をグッと高めてくれます。

 

 

本作の舞台となるのは、なかばテラフォーミングが進み、防護障壁で外宇宙から隔絶された惑星「ワルデニア」。この惑星では、色白の人型の種族「ナボル」と二足歩行するネズミ型の種族「ラットキン」という2つの種族による激しい衝突が続いていました。本作の主人公は、そんな惑星ワルデニアで冷凍睡眠から目覚めた350歳の地球人、シルヴァー。記憶をなくした状態で目覚めた彼は、ナボルの僧院のマルティス総主教から、不死の体となっているという信じがたい事実を告げられます。

 

 

その後、マルティス総主教から「稽古」をするように言われたシルヴァーは、トレーナーであるトラビスから武器の調達を命じられます。教えられた武器庫へ向かうと、そこには倉庫番を務めるネズミ型種族・ラットキンの「ゴック」の姿が。なにやら、この僧院ではナボル族とラットキン族は主従関係のような状態にある様子。ゴックから武器を受け取ってトラビスのもとへ戻った主人公は、稽古相手としてネズミを処刑するように、と言われます。ここでプレイヤーの前には、「稽古する」「自分は処刑人じゃない」という選択肢が登場するのですが、これこそ、実は本作の最大の特徴。

本作にはアドベンチャーゲームやノベルゲームのように、プレイヤーに選択を迫る場面が多数登場するのですが、プレイヤーの決断によって物語の展開が変化するシステムとなっているのです。物語の展開のみならず、選択はキャラクターやエンディングにまで影響を及ぼすため、何度も繰り返してプレイを楽しむことができる作りとなっています。

 

 

選択肢の決定だけではなく、サブクエストの成功・失敗によって展開が変化することもあるのが、RPGらしく面白いポイント。行動によっては、「ナボル」「ラットキン」「ブロークン」といった勢力によろこばれたり、はたまた怒りを買ったりすることで、各勢力との関係性が変動していきます。物語を進めていく中で友好的な関係を結んでいきたいと思える勢力が現れた場合は、あえてサブクエストを失敗してみるというような選択も大いにアリ。一般的なRPGであればどんなクエストでも達成することがプレイヤーにとって正解となるわけですが、ときに“クエスト失敗”すら正解になるという本作の作りは非常にユニークであり、アドベンチャーゲームとRPGが融合したような新鮮な体験を味わうことができます。

 

 

それでは続いて、本作のバトルシステムについて紹介していきましょう。

本作のバトルは、剣や槍などの武器を用いて攻撃しつつ、盾でのブロックやパリィ、回避動作などを行いながら敵の攻撃を受け流していくというスタイル。ゴリ押しで突っ込んでいくのではなく、敵のアクションをしっかり見ながら攻撃を防ぎつつ攻めていくヒット&アウェイが重要な、いわゆる“ソウルライク”な作りとなっています。さらに、ソウルライクではおなじみのスタミナの概念もあるため、攻撃や防御の合間にスタミナを回復させるといったスタミナ管理も重要となってきます。総じて骨太なアクションが楽しめるのですが、アクションがあまり得意でない方やストーリーを重点的に楽しみたい方向けに、難易度の設定が可能となっているのもうれしいポイントです。

 

 

武器には、メインアクションとサブアクションの2種類が設定されています。メインアクションは基本となる通常攻撃ですが、サブアクションにはメインよりも強力な攻撃や、武器にバフをかけたり範囲攻撃を行ったりといった特殊な能力が設定されています。

また、武器と盾はそれぞれ2つずつ装備して持ち替えることが可能。たとえば、盾の1番目には通常の盾を装備しつつ、2番目にはHPの回復ができる「治癒のオーブ」や敵を攻撃してマナを得られる「マナ吸収器」を装備して補助的な役割にする、といった装備構成が可能。敵を倒したり、道中発見した宝箱を開けて新たな装備品を手に入れるたびに、何を装備すべきか頭を悩ませるのも、本作の醍醐味のひとつと言えるでしょう。

 

 

分岐する物語や骨太なアクションが特徴的な本作ですが、もうひとつ大きな特徴としてあげられるのが、マルチプレイの存在です。本作には、左右に分割されたひとつのスクリーンを用いて2人でプレイする「オフライン」の協力プレイと、フレンドを招待して行う「オンライン」での協力プレイという、2種類のマルチプレイが用意されています。ガッツリ骨太系のアクションRPGで協力マルチプレイが楽しめる作品というのは、なかなか珍しいのではないかと筆者は感じました。駆け出しの友人を全力でサポートしてあげたり、はたまたアクションが得意な友人に助けてしてもらったりといった、マルチプレイならではの遊び方を楽しんでみるのもオススメです。

 

 

中世とSFが融合した独特の世界観を舞台に、選択次第で展開が変化するストーリーや歯ごたえのあるアクション、さらに友人との協力プレイまで楽しめる「The Last Oricru」。遊びごたえたっぷりなうえに、変化する物語によって繰り返しプレイもできてしまうということで、来たる年末年始のお供にもオススメの作品です。



筆者:百壁ネロ
ゲーム買いすぎちゃう系フリーライター。現在積みゲー300本以上。小説家でもあります。著作は「ゆびさき怪談 一四〇字の怖い話」(PHP研究所)、「ごあけん アンレイテッド・エディション」(講談社)など。
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