銃を使わずクリアできる!? SWATをモチーフにしたリアル志向のタクティカルFPSゲーム「Ready or Not」

2022年10月10日 12:000

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アメリカの警察と言えば、真っ先に思い浮かぶのが保安官や市警だと思いますが、危険な事件が発生した場合には「SWAT」という特殊部隊が現場に派遣されます。アメリカドラマや映画が好きな方でしたら一度はその姿を見たことがあるのではないでしょうか。SWATはSpecial Weapons And Tactics(特殊武装および戦術)の略称で、ケネディ大統領の暗殺事件やさまざまな銃乱射事件で治安の悪化が問題視されていた1967年にロサンゼルス市警察によって初めて編成されました。今回はそんなアメリカ屈指の特殊部隊SWATになれるタクティカルFPSゲーム「Ready or Not」を紹介します。

敵のAIが死んだふりをする“タクティカルホラー“


ニュージーランドを拠点とするVOID Interactiveによって作られた、現在アーリーアクセス(開発中)のゲームです。舞台となるのは、アメリカの架空の都市「ロス・スエノス」。コンビニ強盗から爆弾テロまでさまざまな重大事件が起こる、なんとも治安が悪い町です。



本ゲームはとにかくリアルさを追求して作られているため、プレイヤーと敵や味方のAIどちらもわずか数ショットで死んでしまいます。敵AIの挙動も細かくリアルに再現されていて、銃撃や叫び声などの攻撃的な音が聞こえると、ベッドの下やクローゼットの中に隠れたり、不利な状況下では自殺を試みたり、死んだふりをして誰も見ていないタイミングで奇襲を仕掛けたり、そのまま走って別の建物に逃げてしまったりもします。



さらに、物音が聞こえた方向の壁に銃を撃って“壁抜き”や、障害物に隠れて近づいた瞬間に銃を撃つ“角待ち”など、まるで人間が操作しているかのような立ち回りで命を狙ってきます。もちろん敵が潜む部屋やトラップの位置などもゲームごとに切り変わり、部屋に入った瞬間に奇襲されることもしばしば。その予測できない緊張感と恐怖から海外レビューでは“タクティカルホラー”と称されているほどです。


個性豊かなマップと5つのゲームモード


本作はソロプレイはもちろん、最大4人までの協力プレイに対応していて、選べるマップは全12種類(2022年10月現在)。映画に出てくるような豪邸、ホテル、ダンスクラブなどさまざまなマップがあります。マップ内のインテリアやデザインも凝っていて細部までリアルに作り込まれています。



Ready or Notには、Barricade Suspects(立てこもり犯の逮捕)、Raid(銃撃戦)、Active Shooter(歩き回る銃撃犯の排除)、Bomb Threat(爆弾解除)、Hostage Rescue(人質救出)の全5種類のミッションがあります。さらに各ミッションには、容疑者を逮捕や市民の救出、証拠品の押収などの細かな目標が設定されていて、それらをすべて完了するとゲームクリアです。



総合評価は、加点(クリアした目標や押収した証拠)と減点(トラップに引っかかったり、仲間を殺してしまったりなど)で決まります。

 

実際に遊んでみた


それでは実際に遊んでみましょう。まずはTOP画面からロビーを選択します。ロビーはシングルプレイヤー、マルチプレイ用のパブリックロビー、フレンドオンリーの3種類。



ロビーを選択すると警察署に移動します。ここでは武器や装備を選んだり、武器を試したり、簡単なチュートリアルコースで練習することなどができます。


操作してまずはじめに思ったのは、「歩くの遅っ!」。本ゲームではリアリティを追求してか、通常の移動が走りらしいのですが、一般的なFPSゲームの歩き速度と比べても遅く感じます。ジャンプも一応できるのですが全然飛んでいる感がありません。走って逃げたり、ジャンプで弾を避けたりはできなそうですね。



今回のメイン武器は「M4A1」、ハンドガンは「G19」、ドアの向こう側をのぞくことができるミラーガン、目をくらませるフラッシュグレネード、敵の視界を奪うペッパースプレー、暗視ゴーグル付きのヘルメットを装着していきます。



今回は簡単そうな家のMAPにしてみました。どうやらここはドラッグディーラーの家らしく、人質となっている市民の救出、武器を持った敵の制圧、ドラッグの証拠品の押収が今回の目標です。

ドアに向かってZキーを押すと、味方のAIがロックピックを使って解錠してくれます。ほかにもクリアリングしてほしい部屋に向かってZキーを押すとクリアリングしてくれたり、降参した敵にZキーを押せば手錠をかけてくれたりとても便利です。



家に入った瞬間、さっそく銃声が鳴り響きました。部屋の中にはディーラーと思わしき遺体が……。味方のAIが強すぎてビックリです。あっという間に2人を倒してしまいました。

そして遺体をよく見てみると「ドラッグディーラーではありません」と書いてあるパーカーを着ています。

……いや、どう考えても絶対ドラッグディーラーでしょ!(笑)



案の定すぐそばにドラッグの証拠品を発見! ていねいに包装してすぐに本部に送付します。このマップにはもうひとつドラッグの証拠品があるらしいのでそちらも探しましょう。



次は右手側の部屋へ進みます。ドアの前に近づくと足元にミラーガンのマークが出てくるので、そこを覗き込むと部屋の中を確認できます。

 

ぎゃあああ!武器を持った敵がいました! 



部屋の中に敵がいる場合はC2爆弾を使ってドアを破り、フラッシュグレネードを使って制圧してもらいます。これ、何度見ても映画みたいでカッコいいです。

ちなみに、設定→コントロール→チームワークにある「OPEN SWAT COMMAND INTERFACE」という項目に任意のキーを設定しておくと、上記のような複数の指示をいっぺんに出せるので、設定しておくのがおススメです。



2階に来ると怪しいお金とホワイドボードを発見。これは売上でしょうか? 今のドル円に換算すると200k$でも約3000万円。とんでもない額を稼いでいますね……!

少し分けてほしいです。



ドラッグハウスの制圧ができたので裏庭を探索します。外はとても暗いので暗視ゴーグルがめちゃくちゃ活躍します。これは夜マップには必須レベル!



ドラッグハウスの奥にある建物の階段に2つ目のドラッグの証拠品がありました! これで無事ミッション完了です。長かった~! 


今回の評価はAでした。減点がひとつもないので上出来です。

 

 

AIへの指示を使いこなせば銃を撃たなくてもクリアできる!


噂には難しいと聞いていましたが、最終的にクリアするまで10回以上挑戦してしまいました。ワンゲームが20分くらいなので、3~4時間は掛かったなという印象です。もちろん自分が遊ぶ以外にもプレイ動画や攻略動画などを見て勉強したので実際にはもっと時間がかかっていると思います。

 

一般的なFPSゲームは、難易度を上げるためか、味方AIがすぐに殺されてしまい“いてもいなくても変わらないレベル”なことが多いですが、本ゲームのAIはめちゃくちゃ強かったです。敵を1発や2発で瞬殺してしまうので、最後まで生き残ることが多く、むしろ筆者が先に死んでばかりでした。戦闘を完全にAIにまかせて指示に徹することもでき、下手すると一度も銃を持たずにクリアすることも。初心者のうちはマルチプレイよりもAIと遊んだ方が簡単かもしれないですね。

 

もちろん、武器やグレネードなどの種類が豊富なので友達と役割を決めてSWATごっこをするのもおススメです。ソロプレイとは別の楽しさが味わえます。

引用元:Steamストアページ

 

気になる製品版ではPVPモードが実装されることもアナウンスされているので、今後の展開が楽しみなゲームです。ぜひ遊んでみてはいかがでしょうか。



 

Ready or Not © Void Interactive Ltd

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