シリーズ最高の、「愛」と「感動」の物語を体験せよ!「宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 後章 -STASHA-」山寺宏一(アベルト・デスラー役)×井上喜久子(スターシャ役)インタビュー!

2022年02月03日 18:470
シリーズ最高の、「愛」と「感動」の物語を体験せよ!「宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 後章 -STASHA-」山寺宏一(アベルト・デスラー役)×井上喜久子(スターシャ役)インタビュー!

「宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 後章 -STASHA-」が、いよいよ2022年2月4日に上映される。

ガミラス星の消滅、そしてデザリアムの登場など衝撃的な展開で幕を閉じた「前章」に続いて、ヤマトの新たなる旅路はいかなる結末を迎えるのだろうか? 

多くの期待の声と予測が飛び交う中、ここでは作品のキーパーソンとなるデスラーとスターシャを演じる声優の山寺宏一さんと井上喜久子さんの両名に語り合っていただいた。

 

――まずは「前章」を振り返っていただき、作品や役柄についての思いをお聞かせください。

 

井上 スターシャに関しては、今回の「後章」に向けての登場だったので、短いセリフの中にさまざまな思いを込める難しさがあったことを思い出します。作品全体を通しては、ヤマトのクルーたちの熱い気持ちや人間ドラマがすごく胸に来ましたね。

 

山寺 ヤマトは土門竜介たち新たなクルーが加わるいっぽう、薮(助治)について掘り下げられたり、そういった部分が印象に残っているけど、デスラーで言うと、「前章」から想像を絶するかのような数々の事態に直面して。それこそ、最初にボラー連邦と交渉するところから始まり、さらに強大な敵(デザリアム)が現れ、ガミラス星が消滅し、双子星のイスカンダルがどこかへ運び去られてしまうと。そりゃもう大変でしたよ(笑)。

 

――ガミラス星が崩壊していく最中、デスラーが救出へ向かわんとする下りは名シーンでしたね。

 

山寺 そこは古代(進)たちヤマトクルーの影響もあるし、「2202」でランハルトと出会ったことも大きかったのかな。まぁ、正確に言えば再会になるけど、「前章」は、その今は亡きランハルトへの思いがすごく強く感じられました。ランハルトの存在によって、ヤマトに対する思いがさらに深くなったし、ランハルトからガミラスの行く末を託されていたからこそ、ひとりでも多くのガミラス臣民を救おうとしたわけで、そのデスラーの姿は自分でも忘れられないものがあります。

 

――そして、今回の「後章」ですが、作品に入られるうえでのお気持ちはいかがでしたか?

 

山寺 これは後で知ったことだけど、今回はタイトルがスターシャですもんね。スバリだなって感じですよ。

 

井上 私も「STASHA」と銘打たれているのを知って驚きました。何かの間違いじゃないかと思うくらいの衝撃と驚きでしたが、確かに名前を冠するくらい、今回の作品はスターシャを通じてさまざまな秘密が語られる内容なんです。そういう意味では演じる身としては重圧を感じつつも、とても光栄に思っています。

 

山寺 台本については「前章」もそうだったけど、最初に「全体を通してこうなります」と聞いていたわけじゃなくて、話数ごとに台本をいただき、その都度進めていく感じでした。

 

井上 私たちも1話ずついろいろなものを感じながら収録していきました。

 

山寺 今回はこうなるのか、デスラーの出番はこれくらいあるのかと。そのうえで、全体を通しての印象で言うと、やはりイスカンダルとガミラスの関係、特にスターシャの口から語られる真実には驚愕しましたね。

 

井上 特に後半は、様々な謎が紐解かれて行きます。そこは私も「そうだったのか!」と驚きつつも、非常に納得が行くものがありました。

 

 

――リメイク版も3作目で、それぞれ監督が異なりますが、そうした変化を感じることはありましたか?

 

山寺 最初の「2199」が出渕裕監督、「2202」が羽原信義監督、今回が安田賢司監督ですね。

 

井上 私の場合、「2199」と今回の「2205」になりますが、特に何か指導を受けたわけではなく、どの監督さんも暖かく見守ってくださった印象があります。

 

山寺 現場には長く「ヤマト」に携わってきた音響監督の吉田知弘さんがおられますしね。もちろん、「わからなかったら聞いてください」といった環境ではあったけど、まずは自分の解釈で演技を聞いてもらってどんどん進めていく感じでした。作品としては当然、監督が変わればやり方から何からいろいろ違うのでしょうが、アフレコ現場自体はこれまで通り、変わらない雰囲気でしたね。

 

――今回、何かアフレコ時のエピソードがあればご披露いただければと思います。

 

井上 脚本家の福井晴敏さんが、収録の合間にいろいろとお話ししてくださいました。

 

山寺 収録は別々だったのですが、僕に関しては全くなかったです。台本を読んで、理解しろ、感じろ、ってことなのかなと、粛々とやっていました。

 

井上 山寺さんの場合は、安心して任せられるからだと思いますよ。私の場合は「スターシャの気持ちこうなんだよね」とか「今回はこうですが、今後はこうなりますよ」と、アドバイスやちょっとした情報をいただけたのは、とても心強かったです。私はスターシャ役について、ずっと不安や緊張があったのですが、そんな中、「ここはよかったですね」と、励ましの言葉をいただきながらのアフレコでした。それと事前にいただいた映像に音楽が入っていたことも、感情移入しやすかったです。

 

山寺 ああ、ところどころ入っていたよね。

 

井上 「ここぞ」というところで音楽をしっかりと乗せていただいていたので、そのうえでアプローチできたのは大きかったです。

 

山寺 僕は収録の際に誰からも何も言われなかったので、逆に大丈夫かな?と思って、「変わらないかもしれないけど、逆にもう1回いいですか?」とやり直させてもらったところもありました。普段、大勢で収録しているときは、とてもじゃないけど、「自分のセリフが気に食わないからもう1回」なんて言えないけど、今回はひとりずつの持ち時間が決まっていて、その範囲内ならいいかなと。今回のアフレコではそういうことがありましたね。

 

井上 すごい! 山寺さんでもそういう感じなんですね。確かに普段は「ここもう1回入れたいなぁ」と思っても遠慮して言えないですよね。ひとりだったらできますよね。

 

山寺 そう。みんないるときは待たせるわけにはいかないから。それで「いいほうを使ってください」と。ひとりでのアフレコは寂しいし、本来ならアンサンブルでやるものだけど、そういう意味では今の状況で、逆にやりやすい面もあった、ということですね。

 

 

――スターシャとデスラーについては、それぞれどのようにとらえていますか?

 

井上 スターシャという存在自体が、本当に素晴らしいキャラクターで、それだけに「2199」からずっと緊張感がぬぐえないところがありますね。星の女王としての重責、苦しみや悩みを抱えていて、「私なんかでいいんだろうか?」と思う気持ちもあるのですが、彼女が抱えている深い思いをどれだけ表現できるかと、役柄に寄り添いながらも自分自身の戦いがありました。特に今回、新たな事実を語らせていただく回は、台本を読んだ時点で号泣してしまったくらいで……。これはしっかりと皆さんにお伝えしなければいけないなと強い責任感を覚えました。ただ、それによって私自身も全てを知ることができたので、浄化された気がしています。

 

山寺 それはもう喜久子ちゃんしかいないよね。スターシャの持つ凛々しさやはかなさ、それを表現するのはとても難しいと思うんですよ。デスラーが、ガミラス臣民のために心を鬼にして冷徹な独裁者を演じていたのか否かはさておいて、いっぽうでスターシャへの愛を口にしていて、僕の気持ちをそうさせる芝居を喜久子ちゃんがしていたので、本当にピッタリだったなと改めて思いましたね。でも、よりによってそのスターシャが……。

 

井上 いや、驚きましたよねぇ……。

 

山寺 激高したデスラーが銃を構える場面があったけど、あれ、喜久子ちゃんでなければ撃ってたかもしれない(笑)。

 

 

――予告編ではスターシャの「真実を伝える時が来ました。ガミラスの青い血の真実を」とのセリフを聴くことができますが、その辺りのお気持ちはいかがでしたか?

 

井上 その言葉をきっかけにして、過去の出来事や事実が語られて行くので、自分としては万感の思いを込めて言わせていただきました。今思い返すと、過去に起きた悲しみや苦しみ、そうしたものが全てのシーンにおいて、言葉として乗せていくうえで、私自身の苦しみだったのかと思えるくらい、自然と感情移入できました。声優として、たくさんの作品に関わって行く中、時には深いところまで理解できないまま演じざるを得ないこともあるけど、今回に関しては、私自身は別に星の女王でも何でもないのに、すごく気持ちに寄り添えたように思っています。

 

――いっぽう山寺さんは、これも予告編で流れていますが、原作でも有名な「古代、私ごと撃て!」の名セリフを聴くことができます。ぜひ収録にあたっての思いをお聞かせください。

 

山寺 デスラーといえば伊武雅刀(※当時は伊武雅之)さんの名演が今も語り継がれていて、僕も伊武さんの演技を敬愛しているのですが、最近になって原作を気にし過ぎているのは自分だけじゃないかと気付きまして。正直、似せなくちゃいけないと思っていたことをちょっと反省しているんですよね。僕らは別に小野(大輔)くんの古代を富山敬さんと比べたりはしないでしょう。

 

井上 確かにそうですね。

 

山寺 ある時、「なんで自分だけ縛られているんだろう……あれ?」と思うようになって。「2199」から設定や作画も新しくなり、もちろん原作へのリスペクトはあるけど、新たな「ヤマト」を作っているわけですよ。安田監督も原体験として「ヤマト」を通ってなくて、全く新しい目で見たから素晴らしい作品ができたと思うんです。しかも今回、スターシャが語る事実は原作にはない部分なんです。その上での「私ごと撃て」だから、その重さも全く違いますよね。

 

 

――それぞれ、作品の見どころをひとつあげるとしたらいかがでしょうか?

 

山寺 作品自体は通して観ていろいろな事を感じてもらいたいけど、個人的には薮のモノローグが気に入っています。

 

井上 ああ、あれはグッとくるものがありますよねぇ。たくさん見どころがあるので難しいですけど、あえてひとつあげるとしたら、デスラーの幼少時代に注目してもらえればと思います。

 

山寺 それで言うと、幼き日のアベルトにスターシャが耳元でささやくセリフが何であったかが今回明らかになります。

 

井上 それもありましたね!

 

山寺 あれは若者たちがスマホに入れたくなるかもしれない。あるいはスタンプとか(笑)。中学生、高校生は必須アイテムになるんじゃないかな?

 

井上 わ~、そうだと嬉しいですね(笑)。

 

 

――それでは最後に読者へのメッセージをいただければと思います。

 

井上 これまで壮大な世界観を紡いできた「ヤマト」の、ひとつの到着点とも言える作品になったと思います。

 

山寺 「前章」を観てくださった方々は、今回いったいどのようなストーリーになるのか気にされているかと思いますが、先ほどからお話している通り、特にスターシャとデスラーの関係に関して、衝撃の事実が明らになります。心して劇場に足を運んでください。

 

井上 映像って総合芸術だと思うのですが、「ヤマト」ならではの、素晴らしい映像美、迫力ある戦闘シーン、そして多彩な登場人物が織りなす愛のあるヒューマンドラマ。本当にたくさんの感動が詰まっています。

 

山寺 愛の物語。これに尽きますね。

 

井上 ぜひこの感動を味わっていただきたいです。よろしくお願いします!

 

(取材・文/トヨタトモヒサ)

【作品情報】
■宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 後章 -STASHA-
<公開情報>
2022年2月4日(金)期間限定劇場上映開始
※全国36館


<スタッフ>
・原作:西﨑義展
・製作総指揮、著作総監修:西﨑彰司
・監督:安田賢司
・シリーズ構成、脚本:福井晴敏

・脚本:岡 秀樹
・キャラクターデザイン:結城信輝
・メカニカルデザイン:玉盛順一朗、石津泰志、明貴美加

・ゲストキャラクターデザイン:小林千鶴、岸田隆宏、立石 聖
・プロップデザイン:枝松聖
・美術監督:舘藤健一

・色彩設計:中山久美子
・撮影監督:浅川茂輝
・CGディレクター:後藤浩幸
・編集:兼重涼子
・音楽:宮川彬良、宮川 泰
・音響監督:吉田知弘

・オリジナルサウンドエフェクト:柏原 満
・アニメーション制作:サテライト
・配給:松竹ODS 事業室
・製作:宇宙戦艦ヤマト2205製作委員会


<キャスト>
古代 進:小野大輔/森 雪:桑島法子/真田志郎:大塚芳忠/アベルト・デスラー:山寺宏一/スターシャ:井上喜久子/ヤーブ・スケルジ:チョー/土門竜介:畠中 祐/京塚みやこ:村中 知/徳川太助:岡本信彦/板東平次:羽多野渉/キャロライン雷電:森永千才/坂本 茂:伊東健人/デーダー:天田益男/メルダーズ:黒田崇矢

画像一覧

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(C) 西﨑義展/宇宙戦艦ヤマト2202製作委員会

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