【編集部レビュー】まるでアニメの世界に取り込まれたような没入感……! 「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 4Kリマスター版」の臨場感がヤバすぎた!

2021年09月17日 17:410
【編集部レビュー】まるでアニメの世界に取り込まれたような没入感……! 「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 4Kリマスター版」の臨場感がヤバすぎた!

2021年9月17日(金)より、映画「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 4Kリマスター版」がIMAXスクリーンで上映スタートした。

士郎正宗さんのコミック「攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL」を原作とするアニメ映画「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」は、1995年に公開。ネットワーク社会での犯罪という時代を先取りしたテーマ設定や、当時としては最先端のCG表現、ち密に書き込まれた作画、押井守監督ならではの哲学的な語り口など、とにかくすべてが衝撃的な内容で、日本のみならず世界各国のアニメファン、映画ファンに多大な影響を与えた作品だ。

以降、現在に至るまでさまざまなプラットフォーム、スタッフ、キャストの手によって新作が作られ続けているアニメ界のマスターピースともいえる本作が、観客に新たな映像体験をもたらす4Kリマスター化を果たした。

そして、その圧倒的な情報量を余すことなく体験できるよう、IMAX社が特許を持つ映像処理技術で音響、明度、コントラストなど細部に至るまで細かい調整を施した究極の「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」が、本日より日本全国35館のIMAXシアターで公開となった。

 

これに先立つ数日前、アキバ総研編集部も、東京・グランドシネマサンシャイン池袋にて「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 4Kリマスター版」を体験。その見どころを探ってみた。

  



IMAXスクリーンの巨大さに刮目せよ!

 

「企業のネットが星を被い 電子や光が駆け巡っても 国家や民族が消えてなくなるほど 情報化されていない近未来──」

この最初の一節は、SNSやスマートフォンが生活に浸透したいっぽうで、相変わらず民族紛争問題や国家間の軋轢がなくならい現代にこそ、グッとくるものがある──しみじみとそんなことを考えてしまった筆者だが、本作のテーマ性やストーリーについてはもうさんざん語られつくしていると思われるので、今回はそういう部分には触れず、あくまで映像、音響といった部分についてレビューしていきたい。

 

まず驚かされたのが、スクリーンの大きさ! 一般のスクリーンに比べて約40%広いというスクリーンは、フロアの天井にまで達するほど。まさに客席を包み込む、という表現にふさわしいビッグスケールなのだ。

 

 

このスクリーンに投影されるのが、4Kの解像度にリマスターされた本作。もともと非常に緻密に書き込まれた映像が魅力の「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」だが、4Kにリマスタリングされたことで、さらにその映像ははっきり、くっきりと立ち上がってくる。その恩恵を特に受けているのが、物語序盤。公安9課のメンバーが、人形使いの事件を追跡すべく街を捜査するシーンだろう。

無数の看板が掲げられ、まるで生き物のように不規則に立ち並ぶビル群。ここを遠景で描くシーンなどは、まるでシートごと映画の世界に飲み込まれてしまったと錯覚するほどの没入感を実現していた。

 

また、バトーと容疑者による市場を舞台にした捕り物シーンでは、市場を行きかう人々1人ひとりの顔までしっかりと見て取れるのには、驚かされた。全員ちゃんと表情まで含めて描き込まれて、きちんとそれぞれ異なる動きをしていたんですよ!

「手描きのセルアニメで、ここまで描き込んでるうえに、全部別々に動かしてる! セル何枚重ねなんだよ…!」と、自宅のテレビやモニターの画面越しにはなかなか意識することのない部分まで、気づくことができたのは大きな収穫だ。

 

 

物語の主役はあくまで草薙素子ら公安9課の面々だが、彼女たちが活躍する街という舞台は、こんなにも雑多で、彼らの生活によって支えられている……。そんなリアリティが、4K高解像度になった映像でより強調されているようだ。

 

ちなみに2008年公開のリニューアル版「攻殻機動隊2.0」では暖色系の色調補正が施されていたが、今回の4Kリマスター版は、原典どおりの寒色系の色調となっていた。「2.0」も悪くないが、やっぱり「攻殻機動隊」はこういうクールな色合いの方が似合っている。

 

そこで音が鳴っているような臨場感

 

そして音響も劇的にパワーアップしている。

川井憲次さんによるオリエンタルな劇伴が印象的な本作だが、サウンドの粒の1つひとつまでしっかりと聴きとれるほど鮮明。それでいて、物語を阻害するようなうるささはない。

また戦闘シーンや雑踏などのSEも、非常にクリアだ。

劇伴もSEも、まるで自分の周りで自然に音が鳴っているような臨場感で迫ってくるのである。より絵と音がなじんでいるとでも言うべきか。

映像のみならず、音も客席を包み込んでくる。

 

 

なお、本作は原典の「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」の4Kリマスター版ということで、キャストは、元のバージョンのままとなっている。

 

というわけで結論から言うと、「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 4Kリマスター版」は、今まで何度も何度も「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」を観た人でも、新たな発見や新鮮な感動を得られる仕上がりとなっていた。

2021年10月1日(金)より通常スクリーンでも4Kリマスター版の上映がスタートするが、できることなら最高の設備で「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」を全身で浴びていただきたい。

そして、見終わったらぜひ「アキバ総研」にてレビューを書き込んでいただきたい! みんなでもう一度「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」を語り合おうじゃないか!!

 

 

【上映情報】
■『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 4Kリマスター版』IMAX
公開日:2021年9月17日(金) ※日米同時公開
上映館:全国35館
劇場一覧:https://v-storage.bnarts.jp/ghost-in-the-shell/gits-theater/


GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 4Kリマスター版
公開日:2021年10月1日(金) ※上映館は後日発表


監督:押井 守
配給:バンダイナムコアーツ
公式サイト:https://v-storage.bnarts.jp/ghost-in-the-shell/

画像一覧

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GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊

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上映開始日: 1995年11月18日   制作会社: プロダクションI.G
キャスト: 田中敦子、大塚明夫、山寺宏一、仲野裕、大木民夫、玄田哲章、生木政壽、家弓家正
(C) 1995 Shirow Masamune/KODANSHA・BANDAI VISUAL・MANGA ENTERTAINMENT

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