3Dキャラとのハイブリッドライブも実現! 温泉むすめ「SPRiNGS 3rd LIVE ~湯夢色バトン~」レポート

2020年01月31日 12:210

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日本全国の温泉地や地方都市の魅力を国内外に発信する、地域活性クロスメディアプロジェクト「温泉むすめ」。そのメインユニット「SPRiNGS」の3度目となる単独ライブ「SPRiNGS 3rd LIVE ~湯夢色(ゆめいろ)バトン~」が、2019年12月22日(日)に東京・福生市民会館大ホールにて開催された。

出演者は、高田憂希さん(草津結衣奈役)、長江里加さん(箱根彩耶役)、高橋花林さん(秋保那菜子役)、本宮佳奈さん(有馬輪花役)、篠田みなみさん(道後泉海役)、日岡なつみさん(登別綾瀬役)、佐伯伊織さん(下呂美月役)、桑原由気さん(有馬楓花役)、和多田美咲さん(奏・バーデン・由布院役)。「温泉むすめ」全体ライブなどで経験を積み、さらにパフォーマンスが向上したライブより1部の模様を中心にお伝えする。

 

2人の結衣奈が夢の共演!

 

ステージの幕が開くと、そこにいたのは高田さんのみ。会場にどよめきが走る中、その隣に登場したのは3Dキャラクターの草津結衣奈だ。事前に告知されていた、3Dキャラクターと声優によるハイブリッドライブがいきなり行われ、2人で一緒に草津結衣奈のソロ曲「キズナ結び・エン結び」を披露。夢のような光景に大歓声が沸き起こる。

 

どちらの結衣奈も軽快なダンスで息はピッタリ、かつ絆や縁を感じさせるステージ。歌い終えた後に「いつもの2倍楽しい」と笑顔を見せ、挨拶で2人一緒に「チョイナ!」とやっていたのもかわいい。

 

 

 

そんな高田さん(草津結衣奈)をセンターとするSPRiNGS。はじめはこの9人からスタートした「温泉むすめ」も、現在では人数が増えさまざまな活動をみせている。高田さんが後ろを向き、そこにみんなが駆け寄ってくるシーンも感慨深く、2曲目は9人全員で「70億分の9の奇跡」。ぽか旦那&ぽか女将(「温泉むすめ」ファンの呼称)たちのコールも会場に響き渡った。

 

改めて挨拶をした後は、「温泉むすめ」の始まりの曲である「未来イマジネーション!」へ。個々の歌声やステージを楽しむ笑顔、温泉をモチーフにした振り付け、篠田さんの合図で一列に並ぶおなじみのパフォーマンスなど一層磨きがかかっており、みんなを盛り上げていく。

 

 

雪月花、SPicA、しゃんぷーはっとがそれぞれの色で躍動

 

そして、これまでの活動映像やキャラクターたちの舞台裏ドラマを挟み、ここからはSPRiNGS内の各ユニットによるステージが繰り広げられた。

 

 

まず登場したのは、「雪月花」の長江さん、本宮さん、和多田さん。白ベースの衣装に身を包んだ3人は「SILENT VOICES」を美しいハーモニーとともに歌いあげる。高音の心地よさや低音の安心感など、とにかく音が粒立ちつつ綺麗に重なる様は圧巻。さらに、冬にピッタリな楽曲として「粉雪フレンズ」を歌唱。もともとSPRiNGSの全体曲なだけに、「雪月花」の3人で歌うのは新鮮だった。

 

 

今度は「SPicA」メンバーが、IQを下げた温泉紹介も飛び出したミニドラマで楽しませ、ステージでは高田さん、篠田さん、桑原さんが「おはようジャポニカ」を元気に披露。「ワッショイ」の掛け声も全開で、とにかく賑やかなステージは無条件に楽しい。曲後のMCでも、はしゃぐ高田さんと桑原さんを篠田さんがなだめる、キャラクターと同じような光景がみられた。

 

 

高橋さん、日岡さん、佐伯さんによる「しゃんぷーはっと」は、ドラマで美月がお仕置きセリフを言わされつつ、ライブになると「ロマンスの林檎」を熱唱。各キャラクターの魅力がよく出たパフォーマンスに加え、「好きなんだー!」の叫びや投げキッスも決まった。続けて「温泉むすめ」の名刺曲ともいえる「咲かせよ 沸かせよ バンバンBURN!」へ。熱さに加えて、綾瀬(日岡さん)のセクシーダンスでも魅せてくれた。

 

 


再び全員が登場し、SPRiNGSの絆を感じさせる「Hop Step Jump!」を爽やかに披露。クリスマス曲のカップリングということもあり、この時期的にもイメージぴったり。みんないい表情で歌いあげて一旦ステージを後にした。

 

佐伯伊織さん

 

長江里加さん

 

スクリーンを使ったSPRiNGSオリジナルドラマ「ライブ前夜に大慌て!」では、かわいくディフォルメされたキャラクターたちが、楽屋での会話から卓球大会や露店風呂を楽しむ様子が描かれる。そして、ドラマの後は桑原さんがいち早く新衣装を身にまとい、有馬楓花のソロ曲「あ・り・ま・す・か?」を初披露。曲調の変化も聴きどころで、ふんわりかわいく歌い上げた。同じ温泉むすめで阿蘇ほむら役を担当している髙橋麻里さんが振り付けをしたという、そのかわいらしさも見どころだ

 

桑原由気さん

 

未来に向かって湯夢色のバトンを繋ぐ

 

ライブ本編はラストスパートに突入。メンバー全員が新衣装で明るく爽やかなナンバー「未来の彼方」を披露すると、「青春サイダー」ではタオルを振り回しながら会場が一体となって盛り上がる。リズミカルなメロディにのせたパフォーマンスは冬の寒さを吹き飛ばし、会場をぽかぽかな空気で満たしていった。

 

 

熱い思いを受け取って、さらに熱い思いを重ねてまた誰かに伝えていく――そんな素敵なバトンリレーをしていきたい。


その気持ちを込めて、本編ラストはライブタイトルでもある新曲「湯夢色バトン」。ソロ、複数人の組み合わせ、そしてサビでの全員でのハーモニーと声のバトンが繋がり、一列に並んだメンバーが左右からバトンリレーしてセンターの高田さんが満面の笑みで受け取る。全員が手を繋いで円を描くシーンも印象的だった。

 

和多田美咲さん

 

高橋花林さん

 

日岡なつみさん

 

アンコールでは、まずは篠田さんが道後泉海のソロ曲「うぇるかむ to ONSEN!!」を披露。ダンサブルでノリノリに、みんなの掛け声に合わせて歌い踊る。そして、オーラスはSPRiNGS全員による「純情-SAKURA-」。この曲に合わせて作られた赤と黒を基調とした和装での、強さと格好よさ全開のパフォーマンスも彼女たちの魅力。会場は最高の盛り上がりに。

 

篠田みなみさん

 

本宮佳奈さん

 

 

 

最後は「温泉むすめ」のさらなる発展への期待も込めて、高田さんの音頭でいつもの「チョイナ締め」でライブは終了。なお、夜に行われた2部では、セットリストを一部変更して公演。アンコールではライブTシャツ姿の9人が、笑顔いっぱいにステージを披露してこの日のライブを全て締めくくった。

 

 

 

今後の展開としては、ライブ冒頭で登場した3Dキャラクターがほかの8人も製作中であること、2020年はソロプロジェクトに力を入れること、全キャラクター&全地域を対象とした壮大なスタンプラリーを実施することなどが発表となった。タイアップ情報など各情報の詳細は公式サイトをチェックしてもらいたい。


(取材・文/千葉研一)

 

【セットリスト】 

01. キズナ結び・エン結び/草津結衣奈(CV:高田憂希)

02. 70億分の9の奇跡/SPRiNGS

03. 未来イマジネーション!/SPRiNGS

04. SILENT VOICES/雪月花

05. 粉雪フレンズ/雪月花

06. おはようジャポニカ/SPicA

07. ロマンスの林檎/しゃんぷーはっと

08. 咲かせよ 沸かせよ バンバンBURN!/しゃんぷーはっと

09. Hop Step Jump!/SPRiNGS

10. あ・り・ま・す・か?/有馬楓花(CV:桑原由気)

11. 未来の彼方/SPRiNGS

12. 青春サイダー/SPRiNGS

13. 湯夢色バトン/SPRiNGS

<ENCORE>

EN1. うぇるかむ to ONSEN!!/道後泉海(CV:篠田みなみ)

EN2. 純情-SAKURA-/SPRiNGS

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