弓矢を使う女性キャラは憧れでした! 夏アニメ「アンゴルモア元寇合戦記」のヒロイン・輝日役のLynnが語る作品の見どころ!

2018年07月08日 12:000

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7月放送開始の夏アニメ「アンゴルモア元寇合戦記」より、本作のヒロイン・輝日(てるひ)を演じるLynnさんにインタビュー!


「アンゴルモア元寇合戦記」は、Webコミックサービス「ComicWalker」(KADOKAWA)にて、たかぎ七彦さんが連載中の本格歴史大作。罪人として対馬に送られた鎌倉武士・朽井迅三郎が、率土(そっと)の最果て、対馬を守るため、蒙古軍と刃を交える、中世日本を揺るがす大事件「元寇」を斬新な視点で描く本格歴史大河ロマンだ。監督は栗山貴行さん、助監督は羽原久美子さん、シリーズ構成はヤスカワショウゴさん、キャラクターデザイン・総作画監督は小峰正頼さん、アニメーション制作はNAZ。

 

今回、本作のヒロインにして対馬の地頭代・宗助国の娘である「輝日(てるひ)」を演じるLynnさんに、輝日というキャラクターの魅力や実力派男性声優陣がずらりと並ぶアフレコ現場の様子、そして本作の見どころについて語ってもらった。

いよいよ幕を開ける迫力の歴史絵巻への期待がますます募るインタビューをどうぞ!

 

これこそ私が待っていた作品だ!

――まず原作コミックを読まれた時の印象を教えてください。

 

Lynn 元寇にスポットを当てているのが面白いと思いましたし、わずか数日の出来事の中で熱い人間ドラマが描かれていて、彼らは一体どうなるんだろうと楽しく読ませていただきました。

こういう出来事が本当にあったことを知れてよかったと思いますし、戦った彼らがいたから今の平和があるんだなといろいろなことを考えさせられました。

 

――学校で「元寇」という出来事自体は習いますけど、ここまで詳細に何が行われたかは教えてもらいませんからね。

 

Lynn こういう風に漫画で描いてもらったほうが学びやすいですよね。ぜひ学校の図書館に置いていただきたいと思います(笑)。

 

――Lynnさんが演じられる輝日はどんなキャラクターですか?

 

Lynn 輝日さんは、本当は戦なんてしたくないし誰にも死んでもらいたくないというやさしい女性です。つらい現実からついつい目をそらしてしまう弱さもありつつ、避けられない現実を目の当たりにして迅三郎の「お前には覚悟があるのか」という言葉を受けて、気持ちを奮い立たせてみんなを守るために強くあろうとしたりと、女性らしい部分と、たくましくりりしい部分の両面があって、とても魅力的なキャラクターだと思います。

大切な人を多く失ってしまって、本来だったら立ち直れず逃げてしまうようなところを、島の民のために、がんばらねばと自分に言い聞かせられる強さというのは、まだ17歳なのにと、感心してしまいます。

 

 

――輝日を演じることが決まった時はどう思われましたか?

 

Lynn 私、「犬夜叉」が大好きで、それがきっかけで声優になったんです。だから時代物はずっとやりたかったジャンルのひとつなので、内心、とってもテンションが上がっています。しかも輝日みたいな弓矢を使う女性キャラクターは、まさに私の憧れで、ずっと演じたいと願っていたキャラクターなので、演じることができて嬉しいです。

 

――ではオーディションを受けるときは……。

 

Lynn 何が何でも! みたいなところがありましたね。ついに来た! これこそ私が待っていた作品だ! と思って。なので、輝日が私の演じるキャラクターの代表になってくれると嬉しいですね。

 

――演じるうえで意識していることや、気をつけていることはありますか?

 

Lynn お姫様なのでやっぱり品のよさや、凜とした部分が言葉の端々に出たらいいなと思って演じています。輝日が現実と向き合おうと覚悟を決めてからは自分自身もグッと握り拳を作って、「がんばらなきゃ!」という気持ちで臨んでいます。

 

とても楽しく役に向き合えていると思います

――緊張感が漂い続ける本作ですが、アフレコ現場の雰囲気はいかがですか?

 

Lynn とても和気あいあいとしてます。だいたいアフレコが始まる前に言葉の読み方やアクセントを音響監督さんと確認してからスタートします。いざ収録が始まると緊迫感が漂ってくるのですが、休憩の時にはみんなで談笑しあう、暖かくて楽しい現場ですね。

 

――難しい言葉や漢字が多いですよね。

 

Lynn そうですね。やっぱり難しい言い回しや、日常では使わないような言葉もたくさん出てくるのですが、それが彼女たちの日常の言葉として違和感なく言わないといけない。そのうえで緊迫感も出さなければいけないので、私としては挑戦というか苦労しながら演じています。

 

――監督や音響監督さんから、どのような演技指導がありましたか?

 

Lynn 輝日に関して言うと、最初に姫として登場する時は艶っぽい感じを見せつつ、覚悟を決めて戦を始める時にはりりしさを重視しようという話はさせていただきました。この時代の人たちの気持ちは、現代の私たちには理解しきれませんが、尊敬できるところがありつつも、基本的な感情の出し方はとてもわかりやすいので、とても楽しく役に向き合えていると思います。

 

――主人公・迅三郎を演じる小野友樹さんの演技について、共演者としてどんな印象をお持ちですか?

 

Lynn 小野さん自身も、「俺じゃなかったらこのキャラは誰が演じるんだろう?と思ったくらいやりたい役だったし、しっくりきた」という風におっしゃってて、私も本当にそう思っています。かっこつけてない男らしい、かっこよさがあると思います。戦のシーンでみんなに声をかけている時も押しつけがましくなく、決して積極的にみんなを率いていくつもりもないけれど、その言葉が内から出てる本心だからすごく響くというか。そういうところがとてもいいなと思います。

 

 

――そのほか、共演者の方とのやりとりで印象に残っていることは?

 

Lynn 輝日は迅三郎とのからみが一番多いんですけれども、迅三郎に対しては乙女な部分もところどころ出てきて、緊迫した作品の中で癒やしのワンシーンになっていると思います。そういうシーンでは「もっとかわいらしくして」というディレクションが入ったりします。

やっぱり戦っていない時のほうが本来の彼女というか、若いなりの純粋な彼女が出ているかと思います。戦っているときは「がんばろう」と自分を鼓舞して肩の力が入っていると思うので、そこの演じ分けは意識していますね。

 

――ベテラン男性キャストが多めな作品ですが、諸先輩方の演技を見てどんなことを思われますか?

 

Lynn 皆さん、本当にお芝居が熱いというか、命がけの戦いをしているお芝居なので魂を感じるというか、グッとくるシーンがたくさんあります。それを間近で聞けるのは光栄なことだと思っています。

特に戦のシーンなどはみなさん力が入っていて、自然に体が動いてしまう方もいたりして、熱量が伝わってきます。

 


 

本作を通じてもっと元寇や対馬のことを知ってもらいたい

――本作の見どころを教えてください。

 

Lynn とにかく映像がすごいんです! 動きが細かいですし、全体に絵巻物的なフィルターのようなものがかかっているんでが、こういう描き方をしている作品はほかに見たことがないと思いました。完成した1話を見た時は、びっくりしたというか感動したというか。早くみんなに見てもらいたいです。

あと、やっぱり戦のシーンの臨場感! 刀のぶつかり合う音や動きだったり、火花が散る様子の描かれ方がすごくて、見入ってしまいました。迫力のシーンがたくさんあると思います。

物語としては流人のみなさんは半ば強制的に戦に参加することになるのですが、それぞれに過去があって、どういう思いで今ここにいて、どういう気持ちで戦うのか、というそれぞれのドラマが描かれていきます。どの登場人物にもグッとくるところがあるので、そういう人間ドラマが見どころだと思います。

 

――お気に入りのキャラクターはいますか?

 

Lynn みんないいんですよね。キャラクターも個性が強いですし。やっぱり最初にみんなが気になるのは鬼剛丸だと思うんですけど、個人的には張明福ですね。ちっちゃいおじさんというのが、マスコットキャラみたいな感じでかわいくて好きです。

 

 

――ちなみに本作の舞台は対馬ですが、現地に行ったことはありますか?

 

Lynn はい。予告編動画の撮影で行かせていただきました。すごく素敵なところで、自然がいっぱいでお魚がすごくおいしかったし、島の方々もすごくやさしかったです。金田城跡がある山にも登りましたが、険しい斜面もありすごく大変で、ここで輝日たちは戦をしたり移動をしたり生活していたんだなと思うと、みんなの体力はすごいなと。そういうことを実際に体験できたのは、とてもよかったですね。

 

――6月30日には、上映イベントを対馬で開催したりと、かなり地元密着な感じですよね。

 

Lynn そうなんです。第1話の収録の時も対馬の市長さんがいらっしゃって、もう気合いの入り方が半端じゃない! こちらも身が引き締まりました。

本作を通じてもっと元寇や対馬のことを知ってもらいたいとおっしゃっていたので、私たちもその力添えができればと思っています。

 

――最後に読者の皆さんにコメントをお願いいたします。

 

Lynn まずお話が純粋に面白いと思ったし、映像作品としてもぜひたくさんの人に見ていただきたいと思います。そして、本作をきっかけに元寇や歴史、対馬に興味を持って、実際に現地を訪れていただくと地元の方も喜ばれると思いますし、戦った彼らも報われるのではないかと思います。私自身、歴史物ってこんなに面白いんだということを私は伝えたい! 苦手だなと思う方も先入観なしに見ていただけたら全話見たくなること間違いなしです!  ぜひご覧ください!

 

――ありがとうございました!

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アンゴルモア 元寇合戦記

放送日: 2018年7月10日~2018年9月25日   制作会社: NAZ
キャスト: 小野友樹、Lynn、小山力也、乃村健次、斎藤志郎、堀江瞬、竹内良太、小林裕介、浜田賢二、柴田秀勝、鈴木達央、立花慎之介、小野賢章、ボルケーノ太田、小松未可子、米山明日美、原奈津子、子安武人、利根健太朗、松山鷹志
(C) 2018 たかぎ七彦/KADOKAWA/アンゴルモア元寇合戦記製作委員会

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