公式ファンクラブ“Cherii”発足発表!! 山崎エリイ Concept Concert 2018「millefeuille harmony」レポート!

2018年02月19日 10:590

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声優・アーティストとして活躍する山崎エリイさんの2ndライブ「Concept Concert 2018『millefeuille harmony』」が2月11日(土)、東京・EX THEATER ROPPONGIにて開催された。

2016年11月にデビューアルバム「全部、君のせいだ。」を、そして2017年4月19日には1stシングル「十代交響曲」をリリースし、同30日には自身初となるワンマンコンサートを恵比寿のザ・ガーデンホールにて開催していた山崎エリイさん。
2度目となるワンマンコンサートは、コンセプトコンサートとして開催された。
イベント当日まで伏せられていたコンセプトは、自身が大好きな昭和歌謡とオリジナル楽曲とを、コンサートタイトルの通りミルフィーユのように重ね合わせたセットリストで構成されていた。

開演前、会場にはWinkや松本伊代さん、森高千里さんなどの楽曲がBGMとして流れており、勘のいいファンならば、この時点でこの日のコンサートがどんなものになるか、想像がついていたかもしれない。
そしていよいよコンサート開始前、山崎さん本人による影ナレで、「2ndコンサートは、私の大好きな昭和のアーティストさんの曲と、山崎エリイの楽曲をミルフィーユのように織り交ぜながらお届けしたいと思います」とコンセプトが発表され、いよいよステージに山崎さんが登場した。


この日の1曲目に選ばれたのは、松田聖子さんの「夏の扉」。曲間で「エリイ」のコールがかけられると、思わず笑顔を見せる山崎さん。「フレッシュ! フレッシュ! フレッシュ!」を一緒にやってほしいとリクエストしての2番部分では、リクエストに応える形で会場も声を合わせ、往年のアイドルコンサートの雰囲気抜群のスタートを切った。

続いて披露されたのは自身の持ち曲である「アリス*コンタクト」だ。昭和楽曲と自身の楽曲を続けて披露し、早速、本ライブならではのミルフィーユ感をアピールしていく。ラストにうさぎポーズで決めた山崎さん、続いてはピンク・レディーの代表曲「ペッパー警部」を披露。「アリス*コンタクト」からは一転したクールな歌声で、ダンスも完璧に仕上げて少し大人のセクシーな表情も見せながらも、ラストの「ペッパー警部よ」はかわいらしく決めていた。

3曲を終えたところで、本日最初のMCが挟まれた。
「夏の扉」での「エリイ!」コールがとても嬉しかったと語る山崎さんだが、始まるまでは昭和の楽曲ばかりでファンがついてきてくれるのか不安だったと告げる。それでも一夜限りの特別なライブならではということで、楽曲を知らない人にも「昭和に身をゆだねてほしい」とリクエスト。楽曲を知っているファンたちはその曲ならではのかけ声で会場を盛り上げ、楽曲を知らない人も、山崎さんが大好きな楽曲を楽しく披露する姿を目に焼きつけ、彼女が大好きな曲を耳に覚えこませている様子だった。


山崎さんが「ちょっとダークなコーナー」と前置きして披露されたのは、「空っぽのパペット」、中森明菜さんの「DESIRE -情熱-」、そして「Lunatic Romance」だ。
大人の魅力をたっぷり響かせたクールな歌声で、感情のない女の子が、徐々に感情をもっていくような歌詞の「空っぽのパペット」を、さらに「DESIRE -情熱-」でも大人っぽい声色でささやくように歌い、会場を魅了する。会場からは「はーどっこい!」の合いの手が自然と沸き、これには彼女も嬉しくて思わず笑ってしまいそうになったと後のMCで語っていたが、このコールがあるのとないのとでは楽曲の印象もがらりと変わる。「昭和らしさ」が詰め込まれた1曲に続き、スタンドマイクで披露された「Lunatic Romance」へと突入すると、彼女の奏でるタンバリンにあおられて、会場の熱気も一気に増していくようだった。

続いてのコーナーは、「初めてのことに挑戦します」と山崎さん自身が語って始まった、ピアノの演奏者とのセッションコーナー。
本番までの間に2度しか合わせられなかったと不安の色をにじませていたが、始まってみればそんな不安はどこ吹く風だった。双子デュオ、ザ・ピーナッツの「恋のバカンス」をスツールに腰かけて歌い上げたかと思えば、今度は「雨と魔法」を、レコーディングの時からやってみたかったという傘を片手に披露。さらに、松田聖子さんの「天使のウィンク」で、澄んだ歌声を響かせた。「天使のウィンク」は、デビューのきっかけとなったオーディション、「ホリプロタレントスカウトキャラバン」の予選で歌った曲で、「子どもの頃からずっと大切にしてきた曲」なのだが、その思いが歌声からも伝わる、愛にあふれた1曲となっていた。


衣装チェンジのために山崎さんがステージを降り、ここでライブはいったん小休止。
1stコンサートの際には、彼女自身がこれまでを振り返るトークが展開されたが、今回はなんと、彼女自身が初めて脚本を書いたと言うオリジナルのおとぎ話「Cherii’s Story」の朗読が会場内に流れた。オリジナルキャラクターのトイプードルのシュシュに妖精、そして魔女が登場するおとぎ話は、ストーリーにあわせて音響や照明が駆使されており、彼女の描き出した世界観が見事に表現されていた。

そして、自分史上「もっともラブリィなコーデ」と語った、ピンクのギンガムチェックの衣装でステージに再登場した山崎さんは、国生さゆりさんの「バレンタイン・キッス」を歌いながら、手にしたバッグからこの日のために作ったというオリジナルのチョコレートを客席へとプレゼント。会場を練り歩く山崎さんを、会場は大きな歓声で迎えていた。


そして、ステージに戻ると、今度は持ち曲の「Dreamy Princess」と「ドーナツガール」を披露。ピンクの衣装の甘さがぴたりとなじむラインアップとなっていた。
さらに、狼の振りがかわいいピンク・レディーの代表曲「S・O・S」、そして工藤静香さんの「MUGO・ん…色っぽい」と、昭和の楽曲たちのいいところをこれでもかと聞かせてくれた。

ラストの曲へと向かうその前に、ここでファンクラブ「Cherii」の発足が発表された。
ファンクラブ名は自身で考えたという山崎さん、フランス語で「愛しい人」という意味の「Cheri」の中に自身の名前と近い「eri」が入っていたため、そこに「i」をつけ加えた造語の「Cherii」をファンクラブの名称にしたとのこと。その名の通り「エリイが愛する人たちが集まるところ」になるようにしたいと、ライブがない間もつながっているのを感じられるような場所にしたいと意気込みを語った。

そうして迎えたラストの楽曲「Zi-Gu-Za-Gu Emotions」では、山崎さんからの振り付け講座を受けた会場の楽しそうな雰囲気に包まれ、本編は終了となった。


「エリイ」コールにうながされて登場したアンコールは、先ほどの朗読劇にも登場したキャラクターの「シュシュ」を模した衣装で登場。ピンクのもこもこスカートには尻尾が生えており、まさにシュシュが擬人化して現れたかのようだ。会場の熱い視線を一身に浴び、1stアルバムのリード曲「全部キミのせいだ」を披露。そして最後は、自身初の作詞に挑んだ「Pearl tears」で、「あなたに捧げるハーモニーを奏でるの」の歌詞のように、改めて自身の描く世界を会場へと伝え、2ndコンサートは幕を下ろした。


山崎さんが愛する昭和のアーティストの楽曲と自身の楽曲とをミルフィーユのように重ね合わせたセットリストで展開された2ndコンサートは、やってみたかったというピアノ伴奏での楽曲披露や、傘を手にしての歌唱、そして待望のファンクラブ発足が告知されるなど、自身にとってもファンにとっても、喜びの重なったコンサートとなったのだった。


【ライブ情報】
■山崎エリイ Concept Concert 2018「millefeuille harmony」

<SET LIST>
M01.夏の扉(松田聖子 カバー)
M02.アリス*コンタクト
M03.ペッパー警部(ピンク・レディー カバー)
M04.空っぽのパペット
M05.DESIRE -情熱-(中森明菜 カバー)
M06.Lunatic Romance
M07.恋のバカンス(ザ・ピーナッツ カバー)
M08.雨と魔法
M09.天使のウィンク(松田聖子 カバー)
M10.バレンタイン・キッス(国生さゆりwithおニャン子クラブ カバー)
M11.Dreamy Princess
M12.ドーナツガール
M13.S・O・S(ピンク・レディー カバー)
M14.MUGO・ん…色っぽい(工藤静香 カバー)
M15.Zi-Gu-Za-Gu Emotions

<encore>
EC01.全部キミのせいだ
EC02.Pearl tears

画像一覧

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