※本コンテンツはアキバ総研が制作した独自コンテンツです。また本コンテンツでは掲載するECサイト等から購入実績などに基づいて手数料をいただくことがあります。
温泉に入って一緒に温かいものを食べたい
――アフレコ現場の雰囲気を教えてください。
花守 (キャストは)少人数だけど、とてもにぎやかです。
東山 いつも5人ちょっとで収録しているから、ひとつの話題でみんなが盛り上がることも多くてチームの結束力は高まっていると思います。作品やキャンプの話だけでなく原作に出てくる食べ物を差し入れでたくさんいただくので、賞味期限をチェックしあって「これは来週までいけるね」「これは今日中に食べて」という話をいつもしています(笑)。
花守 マシュマロを焼いて作るスモアとか信玄餅とか。スモアはなでしこが「マシュマロとチョコだからちょっと重いでしょ」と言いながらすごく食べるんですよ。私もひとつ食べた後に、みんなにバレないように2個ぐらい取りました(笑)。
東山 おいしかったよね~。
花守 それを許してもらえるぐらい、ゆるく楽しい現場です。収録の合間には(豊崎)愛生さんとワンちゃんのこととか、みんなでいつかキャンプに行きたいねとか……そんな話をしていました(笑)。
東山 ほんとに笑いが絶えない感じですね。
――もし2人で冬のアウトドアに出かけるとしたら、どこに行ってどんなものを食べたいですか?
東山 私は温泉のあるキャンプ場がいいです!
花守 いいですね~。温泉を見ながら……。
東山 え? 見ながら?(笑)
花守 あ、入りながらです(笑)。温泉に入った後、湯冷めしないようにしながら外で星を眺めたいです。
東山 冬は空気がきれいだからね。
花守 作中に「ラム酒入りのホットココア」が出てくるので、大人のココアを飲みながら語りたいです(笑)。
――花守さんも先日20歳になりましたからね。
花守 そうなんです。お酒が飲めるんです!(笑)
東山 それを聞いて打ちひしがれました。同い年ぐらいだと錯覚していたので(笑)。
あと、2人とも汁物系が好きだから温かいものも食べたいよね。先日調べていて、「コンソメスープにキャベツを山盛り入れて、コトコト煮込んでやわらかくして最後に桜えびを散らす」という料理がおいしそうだなと思って。
花守 絶対おいしいですよね。
東山 簡単だしおいしそうだし、やりたいなと思いました。
花守 そういうものだと、豚肉と白菜のミルフィーユ鍋もいいですね。うちでは爪楊枝に刺して(豚肉と白菜が)動かないようにするんですけど、その作業を奈央さんと2人でやりたい(笑)。
東山 楽しそう! 力もいらないし、夜な夜なやりたい。
花守 夜な夜なじゃなくてもいいんですけど(笑)。爪楊枝を刺しながらお話したいな。
東山 うん。いいねいいね!
――こうやって話していても2人はとても息が合っています。これまでメイン役でからんだ経験はほとんどなかったと思いますが、今作を通じてお互いの印象は変わりましたか?
花守 私は奈央さんを遠くから見ていて、「いいな〜。奈央さんとお話したら楽しいだろうな〜」と思っていたんです。今回ご一緒させていただいて、「一緒にいて楽しい人ってこういう人だな」「話していて楽しいってこういうことなんだ」と感じました。
東山 嬉しい!!(照)
私は仲のいい声優友達に「いい子だよ」「がんばり屋さんだよ」と聞いていたから、早く一緒の現場になりたいなと思っていました。実際にご一緒してみたら、もちろんいい子なんですけど、それ以上に若いのにしっかり者なことにビックリで。私ももっとしっかりしなきゃと刺激をもらえます。
――最後に、読者の方へメッセージをお願いします。
花守 原作ファンの方は、アニメで動く彼女たちを見ることで「この時はこんな動きをしていたのか」とか「このキャンプ場にはこの音楽があう」など、漫画と合わせて楽しんでいただけると思います。アニメから入った方にも「この景色を見にキャンプに行きたい」と思ってもらえるシーンがたくさん散りばめられているし、キャンプの道具の知識などもていねいに描かれているので、キャンプをいろんな面から楽しんでいただけます。初心者も経験者もぜひアニメを通してキャンプに対する愛を深めてもらえたら嬉しいです。よろしくお願いします!
東山 本当に魅力がたくさん詰まった作品です。彼女たちのやり取りもすごくかわいいですし、高校生なのに遠くまでアクティブにキャンプに行くのを見て、私でもキャンプが出来るかもしれないという気持ちになれました。でも、高校生なのでお金にシビアなんですよね(笑)。リンがやたら「2,000円か……」とつぶやく話数もあって。高校生にとって2,000円は大金ですし。
花守 道具の値段もちょこちょこ出てくるんですけど、なでしこが「はわわわわわ」と目をクルクルさせているシーンもよくあります(笑)。
東山 そういった高校生の等身大のキャンプといいますか、お金や知識がなくても工夫してできるんだという目線でも楽しめます。私はキャンプって夏にするイメージでしたが、この作品は冬のキャンプシーンが多いんです。外は寒いけど暖かいスープを飲んでホッカイロを貼って……といったぬくもりを感じながらのキャンプも楽しそうだなと思いました。ぜひ皆さんにも、テレビの前でスープを飲みながら楽しんでいただきたいです。
(取材・文・写真/千葉研一)