南條愛乃が抱いたはじめての気持ちとは……「Yoshino Nanjo Live Tour 2017 <・R・i・n・g・>」ツアーファイナル初日レポ

2017年12月02日 12:000

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人気声優・南條愛乃さんのライブツアー「Yoshino Nanjo Live Tour 2017 <・R・i・n・g・>」のツアーファイナルを飾る千秋楽公演が、2017年11月4日、5日の2日間にわたり、東京・両国国技館にて開催された。


今回のライブツアーは、「30代の参考書」というコンセプトのもとに制作された3rdフルアルバム「サントロワ∴」をひっさげて、9月16日の静岡公演を皮切りに、約2か月にわたって6会場全7公演で開催。自身にとって過去最大規模のツアーとなった。そんなツアーもいよいよクライマックス。ということで、ソロアーティストとしてさらなる成長を果たしたことを証明するかのような充実のステージが国技館で展開した。

今回は、千秋楽1日目の4日公演の模様をお届けしたい。

 

ファン感涙! 初期の名曲も披露!


最新アルバム「サントロワ∴」のジャケットのモチーフにもなっている三角形をあしらったセットが色とりどりの光を放つ中、南條さんはステージに登場。

軽快なピアノフレーズと多幸感あふれるバンドサウンドが、日常からライブという異空間へと観客を誘う新曲「ユアワールド」からライブはスタートした。

「盛り上がっていきましょう!」

その言葉とともに次に披露されたのは、初のソロ作品でもあるミニアルバム「カタルモア」収録曲「飛ぶサカナ」だ。古くからのファンには嬉しい選曲に、会場からも自然と力強いコールがあがる。国技館にちなんで「どすこい!」という挨拶から始まった最初のMCでは、今年はソロ活動5周年というメモリアルイヤーでもあるということから、近年歌う機会があまりなくなってきた楽曲もセットリストに多く取り入れていると語る南條さん。その言葉に、会場からも喜びの声があがる。

 


その期待に応えるように「誇ノ花」「逢えなくても」「光」「Recording.」と新旧おりまぜた楽曲が会場を盛り上げる。中でも、1stフルアルバム「東京 1/3650」収録曲「Recording.」では、途中観客も手拍子で楽曲に参加するという一体感あふれる場面もあり、非常に暖かな気持ちにさせられた。

 

ファンと気持ちをひとつにすることができた南條さんは、ここでひと息つきつつ今回のツアーを振り返る。約2か月に及ぶ過去最長のツアーだったが、始まってみるとあっという間に公演数が減っていったと語る南條さんは、「2か月でこんなにあっという間なら、この2日間はあっという間に終わってしまうんじゃないかと思うと、すごくさみしくて」と、ツアーが終わる気持ちを惜しむ気持ちを告白。そんな気持ちで歌っていたら「Recording.」がことのほか胸に響いた様子で、感慨深げに「いい歌詞ですね」と過去の自分が書いた歌詞をかみしめていた。

 

千変万化のステージと、アットホームなMCでファンを魅了!?


ここからは会場ごとに異なる日替わり曲のコーナー。

夢を追いながら理想と現実のギャップを知り、諦めようとしても結局はまた夢を追いかけてしまう思いを描いた初期の曲「だいすき」。アニメ「グリザイアの楽園」エンディングテーマ「黄昏のスタアライト」の2曲がライブ中盤にアクセントを与えた。


また、「スキップトラベル」ではダンサーとともに物語を感じさせるステージを見せてくれた南條さん。歌だけでなく、表情やちょっとした仕草を交えて楽曲の世界を表現する彼女に、アーティストとしてのこだわりが感じられる。


そんなこだわりがさらに強く感じられたのが、「一切は物語」「嵐のなかで君だけは」だ。特にシリアスなダークファンタジーアニメ「ベルセルク」EDとしても知られる「一切は物語」では、黒の衣装にチェンジ。ステージ中央に凛と立ち、壮大な世界観を歌とその立ち振る舞いで見事に表現していた。

南條さん的には「カッコいい」姿を表現したつもりだったそうだが、会場のファンからは「かわいい!」という声が。それに対し「かわいいじゃないでしょ」「さっきのはかっこいいの!」と、ちょっと照れつつ否定する南條さん。ステージ上からでも、ファンと自然体でコミュニケーションをとる彼女の一挙手一投足に、会場はなごやかな雰囲気に包まれた。

 

そんなアットホームな空気のまま、メンバー紹介も兼ねたMCに突入。ライブ前日に、ツイッター上でメンバーとリプライを飛ばしあいつつセッションを繰り広げたことなどが、まったりとした空気の中で語られ、ツアーをともにしてきた南條さんとバンドメンバーの仲のよさがひしひと感じられるひと幕が展開した。ちなみに夜遅くに、ツイッターで盛り上がっている様子を見ていたファンから、「寝たほうがいいですよ」と冷静なリプライが来たことも語られ、これまた会場の笑いを誘った。

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