劇場版「はいからさんが通る 前編 ~紅緒、花の17歳~」原画展に紅緒役・早見沙織が登場! サプライズで大和先生からの手紙も到着!!

2017年10月12日 10:000

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劇場版「はいからさんが通る 前編 ~紅緒、花の17歳~」から、紅緒役・早見沙織さんが弥生美術館で開催中の原画展に登場。オフィシャルレポートが到着したので紹介する。



「はいからさんが通る」は、大和和紀さんが1975年から1977年にかけて「週刊少女フレンド」(講談社)で連載していたマンガで、大正時代を舞台に主人公・花村紅緒の波乱万丈の青春を描く。1978年のTVアニメ化をはじめ、その後、劇場実写映画(1987年公開 主演 南野陽子・阿部寛)、1979年、1985年、2002年と数度に渡りTVドラマ化されるなど幅広い世代に人気で、2016年に劇場アニメ化されることが発表、2017年11月11日(土)に公開となる。
名作少女マンガ「はいからさんが通る」、2017年に劇場アニメ化! 連載40周年を記念して 

今回、弥生美術館にて絶賛開催中の「『はいからさんが通る』 展 ~大正・乙女らいふ×大和和紀ワールド!~」に、本作で主人公・花村紅緒役を務めている早見沙織さんが登場。およそ200点にも及ぶ原画に囲まれながら、早見さんが「はいからさんが通る」の魅力について語り、またサプライズで完成版を見た原作者の大和さんより、紅緒を演じた早見さんへの感想を綴ったお手紙が到着したイベントのレポートをお届けする。


【オフィシャルレポート】



東京都、弥生美術館で開催中の大和和紀先生原画展「『はいからさんが通る』展 ~大正▽乙女らいふ×大和和紀ワールド!~」に、本作で主人公・花村紅緒役を務める早見沙織さんが登場いたしました!

本展は「はいからさんが通る」を中心に、「あさきゆめみし」や「ヨコハマ物語」といった大和先生の代表作の貴重な原画およそ200点が展示されており、モダンな衣装に身を包み会場に登場した早見さんは、会場をご覧になった感想を、「気分が高揚します!「はいからさんが通る」の世界が目の前に広がっているのを目の当たりにして、大きな感動がありますね。何時間でもここにいられるなと思いました(笑)」と、しみじみとした表情で語ります。また「はいからさんが通る」のストーリーに沿って原画が展示されている本展。会場に入ると、まずは前編である本作でも描かれている紅緒と少尉の出会いのシーンから、順に原画を見ることができ興奮したと語る早見さんは、「1階から2階までくまなく見ていただきたいです!」と語りました。

そして早見さんに続いて、本作のプロデューサーであるワーナー ブラザース ジャパン合同会社の松田章男プロデューサーが登場。一週間ほど前に完成したという本作の初号を関係者に観ていただいたところ、「原作の大和先生からは、役者の皆さんは勿論のこと、音響、音楽、そして美術がとても素敵であると、お言葉いただきました。」と、完成版の出来栄えに確かな手応えを感じている様子!また同じく完成した本編を観たという早見さんは、「観ていてどんどんのめり込んでしまい、あっという間に時間が過ぎてしまいました。快活なコメディ部分と夢見心地のときめき溢れるシーンが絶妙なバランスで訪れるのですが、原作を読ませて頂いた時に感じた魅力がそのまま本作にも反映されていると感じました。」と、本作にも原作のエッセンスが詰まっていることを笑顔で語りました。また紅緒役に早見さんを起用したことについて松田プロデューサーは、「月並みな言葉ですが、とても素晴らしかったです。僕たちが思っていた以上に早見さんの声とお芝居で作品の快活さが何倍にもなったと、作品が完成した後みんなが言っていました。」と大絶賛!また早見さん自身紅緒を演じてみて、「紅緒という役を演じていながら、一言発する度にどんどん自分が元気になっていく、とてもパワーをもらえる女の子だと思っていて(笑)。紅緒は自分の道を自分で切り開いていくという、昔も今も時代を問わず人々が憧れる魅力を持っている女の子だと思います。」と、世代を問わず愛され続けている紅緒というキャラクターの魅力について語ります。

また松田プロデューサーは、竹内まりやが作詞・作曲を手がけ早見さんが歌を務めた前編主題歌「夢の果てまで」について、「竹内まりや節の中にも、歌詞には「はいからさん」そのものといった内容が書かれている。想像していた以上の楽曲をいただきました。」とコメント。「曲を聴いた瞬間から紅緒が歩いている姿がありありと感じることができて、歌詞からは「はいからさんが通る」の世界観を感じることができます。レコーディング現場では竹内さんから、穏やかに、優しく、すごく丁寧にご教示いただきました。」と語る早見さん。竹内さんのおかげで「はいからさんが通る」に相応しい主題歌が完成したと語ります。

そしてMCから松田プロデューサーに、劇場版「はいからさんが通る」の企画の成り立ちについての質問が!長年の時を経て現代に蘇る、名作コミックの完全劇場アニメーション化に対し松田プロデューサーは、「僕も子供の頃TVアニメの「はいからさんが通る」をリアルタイムで観ていて、とても思い入れのある作品でした。そして同じように「はいからさん」が好きな人たちが、業界内にもたくさんいることがわかり、そうした人たちが偶然集まったことがこの企画が始まったきっかけでした。何故今「はいからさんが通る」が劇場化されるのか、というよりも、「はいからさんが通る」を純粋に好きで、原作のラストがTVアニメ化されていない、原作の最後まで描きたい!という想いを持った人たちが、こうやって企画を立ち上げることができるようになった、ということです。」と、劇場版「はいからさんが通る」が、子供の頃に愛したアニメーションを完結させたいという想いから動きだしたプロジェクトであることを明かしました!!

最後にMCから、本作の完成版を観たという大和先生からいただいたお手紙がサプライズで登場!「今回、試写を観させていただき、アニメーションは絵の力はもちろんのこと、その絵を生かすのは声優さんの肉声の力が大きいのだなと痛感しました。」と、声優陣を褒めたたえる大和先生。そして紅緒を演じた早見さんを、「早見さんが演じてくださった紅緒はじゃじゃ馬で喧嘩っ早かったり、正義感が強かったり、恋する乙女だったり…と様々な面を見せていかなければならない難しい役です。その難役を早見さんはどの場面も紅緒の感情を深く理解し、実によく演じきってくださいました。本当にありがとうございます。」と絶賛!また大和先生は前編の〝聴きどころ〟について、「やはり〝酒乱〟シーンだと思います!」とコメント!「とってもコミカルで笑える演技なのに、早見さんの持つ上品さを失っていない。前編の名シーンのひとつになったのではないでしょうか。」と、原作者自ら大絶賛!!大和先生の原画に囲まれながら、「嬉しいです!ありがとうございます!」と喜びを噛みしめます。アフレコ現場では宮野さんをはじめとする豪華キャストたちと話し合いながらアフレコを進めていったという早見さん。「キャストみんなと話し合いながら、一丸となって作品を作り上げていけて、楽しくアフレコできたからこそ、紅緒を明るく演じる事ができました。」と、笑顔で語りました。万全の体制で臨んだ劇場版「はいからさんが通る」の公開に、期待が高まります!


【大和和紀先生手紙全文】

早見沙織様

先日、劇場版「はいからさんが通る」前編の初号試写を観させていただき、早見さんをはじめ、声優さん皆さんの演技力の凄さを実感しました。

私がふだん描いている漫画は無音の世界です。
読者の方々も登場人物の声を想像して心の中で聴きながら読んでいます。
その登場人物たちが声優さんの声の力で、生き生きと立体的に動き始める驚きと感動。
今回、試写を観させていただき、アニメーションは絵の力はもちろんのこと、その絵を生かすのは声優さんの肉声の力が大きいのだなと痛感しました。

早見さんが演じてくださった紅緒はじゃじゃ馬で喧嘩っ早かったり、正義感が強かったり、恋する乙女だったり…と様々な面を見せていかなければならない難しい役です。
その難役を早見さんはどの場面も紅緒の感情を深く理解し、実によく演じきってくださいました。
また主題歌「夢の果てまで」も紅緒になりきって感情を込めて歌ってくださいました。
本当にありがとうございます。

そして、前編での早見さん演じる紅緒の〝聴きどころ〟は、やはり〝酒乱〟シーンだと思います!
とってもコミカルで笑える演技なのに、早見さんの持つ上品さを失っていない。
前編の名シーンのひとつになったのではないでしょうか。

後編は、紅緒たちの恋物語が進みさらにドラマチックにしっとりと展開します。
しかし、ぜひその明るさを失わずにのびのびと紅緒を演じてください。
とても楽しみにしています。
どうぞお体を大切に。

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劇場版 はいからさんが通る 前編 ~紅緒、花の17歳~

上映開始日: 2017年11月11日   制作会社: 日本アニメーション
(C) 大和和紀・講談社/劇場版「はいからさんが通る」製作委員会

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